東京ディスコナイト
2005年 08月 10日
Complet Colection / Scooters (2003)
前述したトレイシーウルマンのカバー(「涙のブレイク・アウェイ」)やモータウン・メドレー、そしてカバー曲に全く引けを取らないオリジナル曲の数々に未発表曲やライブ音源をこれでもかと23曲!収録したコンプリート・ベスト。「東京ディスコナイト」はなんと3バージョンも収録されてます。キラキラしたシングルバージョンも良いけど、小気味良いギター・カッティングにシュープリームスのようなコーラスが乗っかるアルバムバージョンも好き。うん全部好き。「戦争反対!スクーターズ聴いて踊ろうぜ!」って帯のコピーが全てを表してますね。
The Clovers / The Clovers (1999)
かつてHiromixもメンバーとして在籍していたガールズ・バンドも「東京ディスコナイト」をカバー。原曲のBPMをもっと上げてモッド風味で味付けしたナイスな仕上がり(もっととモッドをかけてます)。他のオリジナル曲もオルガンぶいぶい言わせてキュートで格好良いですよ。俺も女子だったらこういうバンド組みたかったなー。ちなみにこのアルバムのジャケはスクーターズのリーダーだった(今やカリスマ・ジャケット・デザイナーの)信藤三雄が手掛けてます。
Bambinater / Koizumix Production (1992)
そしてなんとKYON2こと小泉今日子も「東京ディスコナイト」をカバーしています。ていうか、実は俺このKYON2バージョンで初めてこの曲を知ったんですよね。最初は完全にKYON2(さっきからちっちゃい2を出したいのですが出ません)のオリジナルだと思っていました。イントロがThe Jamの「Town Called Malice」にそっくり。編曲は小西康陽。出来過ぎです。
「Koizumix~」名義であることからも分かるように、このアルバムは当時アイドル「小泉今日子」名義では出来なかった先鋭的な音にチャレンジしているのが特徴で、たとえば「天使のささやき」のカバーが突然ダンスホール・レゲエのナンバーに変わったりとか、作家陣も小山田圭吾に田島貴男にテイトウワに吉田美奈子...とやけに豪華で、当時いかにKYON2がアイドルとして尖がった存在であったかがうかがえる1枚かと。しかし現在中古屋では悲しいほどの安値で売られているので、ぜひ見つけた際には救出してあげてください。たぶんレコファンで300円ぐらいです。
さて、長々と書いてきましたが、なぜ突然スクーターズのことを思い出したかと言えば、ネットの海を泳いでいたら、川本真琴と朝日美穂ともりばやしみほの3人が「ミホミホマコトDEスクーターズ」というスクーターズのカバーバンドを結成してライブを行っているという驚愕情報を発見してしまったからなんです。ここでライブも見れますよ(Special Contentsのとこ)。あー9月のライブ行きてーなー。