3月に観た映画
2017年 04月 14日
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい
どうかしてる韓国映画月間その1。ウルトラバイオレンスな犯罪映画を想像してたらなんかゾンビみたいなの出てくるし、ゲラゲラ笑った直後に心底ゾッとする、みたいな感じでとにかく「今!俺は!ヤバい映画を観てる!」興奮がすごい。終盤の二転三転にも完全に騙されたわー。白石晃士作品にも出てきそうな祈祷シーンがだんだんトライバルな熱を帯びてきて、最終的にROVOの野音みたいになるのも面白かった。
お嬢さん ★★★
どうかしてる韓国映画月間その2。「韓国映画なのに台詞の半分以上が文語体のカタコト日本語」とか、「どうかしていない」ことを探すのがむずかしいほど「どうかしてる」の波状攻撃に口開きっぱなし。「世界が驚いた!いやらしい言葉を女性に言わせて興奮する文化は日本が起源だった!」というHENTAIさんいらっしゃい的な内容からは思いもよらない飛距離を見せる爽快な着地もすごい。大人版ショーシャンクの空と呼びたい。
アシュラ ★★★
どうかしてる韓国映画月間その3。物語の「どうかしてる」度でいえば上の2作には及ばない(むしろ潜入捜査モノとしてはオーソドックス)けど、ハンマーで殴る、ガラスのコップをかじる、という身体的に痛い描写だけじゃなく、「憧れの先輩がヤンキーにボコボコにされて号泣しながら謝ってる」場面を目撃したような悪い意味での「トクン…」描写の容赦なさに見てるこっちの心が先に殺(と)られそうでした。
ハードコア ★★★
全編FPSというこれも発想がどうかしてるおそロシア映画。ちょっと前のリメイク版ロボコップに雰囲気似てるなーと思ったり、バスに乗って窓の外を変な格好で歩いてる男を見ながら「なんだあのゲイみたいな格好は…」とか言ってたら、その男が突然こっちに向けて火炎放射器をぶっ放してきて周りが炎に包まれて逃げる、みたいな不条理シーンが次々に起こる辺りは全編POVの傑作『Evidence』(の後半)を思い出したりした。音楽がすごく良かったのでサントラほしい。
キングコング 髑髏島の巨神 ★★★
コングとサミュエル・マザファッカ・ジャクソンの顔面アップが交互に映るの面白すぎるからやめて…!劇中で「どこで飲んだかではなく、どれだけ飲んだかで男の価値は決まる」というシビれる台詞が出てきたけど、まさに意識低い家飲みの23時みたいなテンションと楽しさに溢れてて心のガッツポーズがとまらなかった。