少女マンガ1万冊読破宣言2006
2006年 02月 14日
それからふと自分の横に積まれた6冊のフラワーコミックスを見てはっと我に返ってから考えてみたのですが、このマンガの面白さってあくまで少女マンガのマナーにのっとってるところにあると思う。たとえば主人公の女の子はものすごい美少女っていうわけではないんだけれど何故か男の子に好かれちゃうような女の子で、その子をめぐって不器用で優しい男の子と金持ちでクールな男の子が恋の争奪戦を繰り広げるっていう設定からしていかにも王道だし、その中で起こる母親の死とかドロドロした血縁関係なんてのもまさにそう。そういう意味ではちょっとベタというか古くさく感じる部分もあるんだけど、かえってそれが今読むと新鮮に感じました。最近多いリアルな設定で何も起こらない日常を淡々と描くマンガよりも、こういうドラマティックな展開がある方が結局のところ俺は好きみたい。
それに、設定は多少現実離れしていても、その中で生きる男の子女の子の感情の揺れや心の機微は切なすぎるほど丁寧に描かれているので、読んでて自然に感情移入が出来るのもいい。昔から姉ちゃんがいる男って女性に対する接し方が上手いなあ、なんでだろうって不思議に思ってたんだけど、そうか、姉ちゃんが持ってるこういうの読んで自然にそういうノウハウ(...ノウハウ?)を学んでたのか畜生!何をいまさらって感じだけど、まさに目からうろこ。よし、今度の週末に7巻と8巻を買いに行こう。そして世界中の少女マンガを我の下に!!!