君がいなくたって大丈夫
2006年 06月 10日
ジム・オルークが「あ、ごめん。悪いけど俺、日本語と日本映画の勉強に専念するからバンド抜けるわー」という、ちょwwwおまwwwな理由により脱退してから初のアルバム。しかしこれがジム脱退の影を微塵も感じさせない最高の仕上がり!とか言って、本当は加入前の「A Thousand Leaves」を最後にずっとアルバム買ってなかったんでオルたんのいたソニックユースというのをほとんど知らないのですが...。
いや、なんかその頃ってだんだんギターロックからポストロック~音響系の方にシフトしてた時期じゃないですか。さらにそこにジム・オルーク正式加入?リーサルウェポンじゃん!もうついてけねーって感じで、なんとなく疎遠になっちゃったんだけど、レコ屋で流れてたこのアルバムに、油断してたらぶすりと刺されて死ぬ瞬間、大学時代の鉛色の空を思い出した。ほんと俺みたいに「Goo」や「Dirty」は7万回聴いたけど今ではカラオケでグレイ歌ってますみたいな30代以上のサラリーマンは、彼女や奥さんの高校時代のセーラー服を売ってでも聴くべき。
そして音楽もすごいけど、バンド名を体現してるかのようなキム姉のビジュアルがもはやホラーの域。今年のフジで彼らのライブを観ない人はもれなくキム姉の持ってるデスノートに「ものすごい硬い豆腐で出来たバットで頭をぶん殴られて死亡」と書かれます。