美味しんぼに見るUKロックシーン
2006年 07月 14日
リバ解散後に雨後の筍のように現れたちょい不良バンドや、メンバー4人中2人(3人)が元リバティーンズというDirtyPrettyThingsの音を聴いていると、この悩める二代目のことが頭に浮かんでしまう。いや決して悪くはないんだけど、ちょっと、なんか違うんだよね...。これは後期のリバティーンズからすでにうっすら(だけど決定的に)思っていたことだが、先代の味に思い入れがある人ならなおさらそう感じるのではないか。少なくとも山岡士郎は先代の暖簾をいつまでも外そうとしないカール原雄山よりも、名門を飛び出し自分の味を求めてボッロボロの屋台を引いてるピーターの方が自分の姿と重ねて何倍もいとしく思うのではないでしょうかっていよいよ自分でも何を言ってるのかわからなくなりましたが最後にこれだけは言えます栗田さん愛してる。
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No Love Lost / The Rifles (2006)
すっかり忘れてましたが、そういえばこの人たち、デビューシングルがBlow Upから出てたんだよなー。ってことを改めて思い出させるデビューアルバム。週末に駆け出したい衝動を抱えたまま悶々としているフレッドペリーを着た野郎たちの心臓を正確に撃ち抜く、蒼い銃弾の雨あられ。とにかくモッドでパンクでなおかつポップ!この相乗効果を攻撃力として数値化したら確実に俺のスカウターが壊れる。さらにしつこく美味しんぼに例えると、山岡の後継者と目される飛沢周一。彼らもDPTと同様に今年のフジに出演するわけですが、のんびり昼寝を楽しむグリーンステージの隣で、レッドマーキーでは彼らに撃ち殺された死体が累々と並べられるという光景が繰り広げられそうですよ。