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スクールデスコ

外はサクッ、中は腐ってる日記

恋する日曜日

恋する日曜日_d0010121_037338.jpg六本木で「恋する日曜日」を観ました。父親の仕事の都合で東京に転校することになった地方の女子高校生が、幼なじみに片思いを伝えられないまま転校前日を迎える。主人公を含む4人が全員お互いに片思いという設定はハチクロっぽいのですが、登場人物がどうにも垢抜けなくて(そりゃ地方の高校生だしね)リアルなのが良かった。転校。幼なじみ。夜の校舎。誰もいない屋上。上京。夏休み。花火。小山田サユリ。これらのキーワードに5つ以上引っかかった人は鉄板なので迷わず観るべし。

しかし「恋する日曜日」っていいタイトルですよね。そうそう、10代の頃って日曜日がとってもキラキラ眩しかったはずなのに、30過ぎてからモノクロームな一日が増えているような気がする。可愛い女の子に恋するどころか独りでホラー映画を観に行ったりして、夕方の笑点がはじまる頃になると、ちょっとブルーになったりしてね、それこそガキの使いが終わった後には世界の終わりが訪れたような気分でヤケ酒をあおってさ、翌朝こっぴどい頭痛になってたりするんだ。あー俺はいつからこんなつまらない大人になってしまったんだろうね。15の俺が見たら即行で中指立てられるぜ、きっと。そして、こんな大人になってしまったからこそ、スクリーンの中の若者たちの青さや痛さが、とてもうらやましく感じてしまうんだと思う。

そういう意味では、小山田サユリ演じる東京の生活に疲れて地元に帰ってきた美容師と、主人公達の担任とのエピソードには妙に勇気づけられました。10年以上ぶりに会った幼なじみの2人が話す場面はほんとうに良かったなあ。うんうん、わかるよあの微妙な空気と切なさと甘酸っぱさ。ちょっとだけ「好きだ、」を思い出しました。小山田サユリは相変わらず可愛いしさあ。やっぱ可愛いよね、小山田サユリ。よし、2回言ってやった。
by schooldeathco | 2006-08-15 00:40 | 映画

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