恋する日曜日
2006年 08月 15日
しかし「恋する日曜日」っていいタイトルですよね。そうそう、10代の頃って日曜日がとってもキラキラ眩しかったはずなのに、30過ぎてからモノクロームな一日が増えているような気がする。可愛い女の子に恋するどころか独りでホラー映画を観に行ったりして、夕方の笑点がはじまる頃になると、ちょっとブルーになったりしてね、それこそガキの使いが終わった後には世界の終わりが訪れたような気分でヤケ酒をあおってさ、翌朝こっぴどい頭痛になってたりするんだ。あー俺はいつからこんなつまらない大人になってしまったんだろうね。15の俺が見たら即行で中指立てられるぜ、きっと。そして、こんな大人になってしまったからこそ、スクリーンの中の若者たちの青さや痛さが、とてもうらやましく感じてしまうんだと思う。
そういう意味では、小山田サユリ演じる東京の生活に疲れて地元に帰ってきた美容師と、主人公達の担任とのエピソードには妙に勇気づけられました。10年以上ぶりに会った幼なじみの2人が話す場面はほんとうに良かったなあ。うんうん、わかるよあの微妙な空気と切なさと甘酸っぱさ。ちょっとだけ「好きだ、」を思い出しました。小山田サユリは相変わらず可愛いしさあ。やっぱ可愛いよね、小山田サユリ。よし、2回言ってやった。