ファイナル・デッドコースター
2006年 09月 12日
このシリーズの見どころといえば、やはり登場人物たちの趣向を凝らした死にっぷりです。まるで「考えつく出来るだけややこしい方法で派手に死んでください」という大会の出場者のように、次々と自慢のパフォーマンスを繰り広げる登場人物たち。これはもう「死に芸」と名付けてしまってもいいのではないか。彼らはお約束として死ぬ前に自分がどれほど嫌な奴かとアピールすることも忘れない。そうしないと観客が笑ってくれないからね。
ていうか、これ昔どっかで見たことある。そうそう、ジャンプだ。北斗の拳にウジャウジャ出てくるザコキャラの最期もたしかこんなのばっかだった。さんざん村人や長老を苛めて威張っていたのに、次の瞬間にはケンシロウに秘孔つかれて「ひでぶ」ってね。なんだよ、そのあっけなさは。よく学校の廊下で真似してゲラゲラ笑ってたなあ。このシリーズの悪趣味なのに笑っちゃう面白さって、あのときの感覚に近いのかもしれない。