アヒルと鴨のコインロッカー
2007年 07月 15日
この無茶な提案が示すように前半はコミカルタッチな青春ドラマが展開されるのですが、中盤から徐々に悲哀のムードを漂わせはじめ最後に「本屋襲撃」の本当の意図が明かされる。そこで感じるのは「うわー、アレがアレでコレがコレだったのかー」というパズルがピタッとはまった気持ちよさよりも(というか途中で読めた)、心にポッカリ穴を開けられたような喪失感と圧倒的な切なさで、こんな気持ち前にも味わったことあるなーって思ったら、「ルート225」と同じ監督でした。ずるい!
それにしても男の子2人と女の子1人の組み合わせ(俗に言うドリカム関係)ってなんであんなに甘酸っぱいんだろうね。考えてみたら昔から青春ドラマってだいたいこの組み合わせじゃないですか。たとえばほら、なんだろう…「タッチ」とか!「時かけ」とか。これが女2:男1になっただけで途端にドロドロになっちゃう気がするもんなあ。