<   2014年 09月 ( 2 )   > この月の画像一覧
8月に観た映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい


her / 世界でひとつの彼女 ★★★★
ちょっと前にネットで「スウェーデンで『誰も知らない』が放送された時にエンドロールで「母親=YOU」という表記が出て絶賛されたけど女優名だとは言い出せなかった」みたいな書き込みを見たけれど、この作品もまさに観終わってすぐ身近にいる「her」に思いを馳せずにはいられない。そんな俺映画。おそらく近未来を舞台にしているのだろうけれど、99年ごろのインターネットもだいたいこんな感じだった。スパイクジョーンズの女々しさと「その先」を描く誠実さに震え死んだ。「なぜ俺はわざわざ2000円近く払って殺されに行くのだろう」と思うことが年に数回あるけれど、だからこそ映画館通いはやめられないんだと思う。

イントゥザストーム ★★★
予告編から映像がウリで中身がスッカスカのディザスターものかと思いきや、意外にも骨太な人間ドラマが展開されていたので驚いた。未来よりも今日を精一杯生きようというシンプルで力強いメッセージには、内容は全然違うけどこないだテレビでようやく観た『恋はデジャヴ』にも通じるところがあり不覚にも泣いてしまった。黒幕的な奴とか自分だけ助かろうとするわかりやすい「悪役」が出てこないのもなんだか新鮮だったし、ドラクエでいうところのバギ、バギマ、バギクロスって着実に竜巻のレベルが上がっていく「フッフッフ奴は竜巻四天王の中でも最弱…」的なラスボス感にも痺れました。

TOKYO TRIBE ★★★
90年代の亡霊漫画をなぜかこのタイミングで園子温監督が実写映画化。金髪ムキムキ筋肉にTバック着用で刀を振り回すのが「花とアン」の村岡印刷さんだということに奥さんがショックを受けていましたが、敵役となる変態家族(竹内力、叶美香、窪塚洋介、中川翔子)のくだりとかも明らかにやりすぎで、園子温耐性が相当あるはずの俺ですらゲラゲラ笑いながらも胸焼け寸前だったので、全編ラップ台詞とかも含めて苦手な人はとことん苦手かもしれない。

トランスフォーマー/ロストエイジ ★★
映画を観るというよりもロボットレストランや花火の有料席にお金を払う感覚でチケットを買う。上映時間165分ってまあこの内容で明らかに長すぎですけど、3時間近くも飽きずに時間を潰せるって考えれば漫画喫茶よりもお得という気がしなくもない。こんだけ引っ張っておいて「オプティスプライムの戦いは始まったばかりだ!マイケルベイ先生の次回作にご期待ください!」な予定調和のラストまで一切表情を変えずに観続けました。オススメ!

喰女−クイメ− ★
三池崇史監督のホラー映画ということで今夜眠れなくなる気満々で観に行ったのですが…なんか思ってたのと違った。というか他のクレジットよく見てなかったのですが、企画•主演、俺!市川海老蔵。そう、まさにエビゾーによるエビゾーのための映画。劇中劇のヤリチン侍を演じる四谷怪談パートではさすがにサマになっているものの、現代劇パートになった途端「えっ」って声出た。こないだテレビでやってた『ウォンテッド』のDAIGOさん吹替クラスの衝撃。もしくは反町隆史の歌声を初めて聞いた時以来のリッチーサンボラさん招聘案件。それにしても伊藤英明が最近サイコーすぎる。

LUCY/ルーシー ★
普段は10%しか使っていない人間の脳を100%覚醒させたらどうなるか?という未知のテーマにリュックベッソン監督が脳の0.02%ぐらい使って作った映画。「スカーレットヨハンソンを使って映画を作りなさい」というお題に対して、あえてスカヨハの姿を見せずに最高の作品を作り上げた『her』に対して「ぼくの考えた神様」をノリノリでスカヨハに演じさせたこの作品。えげつないプロダクトプレイスメントが話題になったトランスフォーマーと比べてあまりに控えめすぎるニュースとかも含めてはっきり言って嫌いじゃないです!
[PR]
by schooldeathco | 2014-09-15 09:30 | Comments(0)
氣志團万博行ってきた。
d0010121_13345566.jpg

d0010121_13345623.jpg

d0010121_13345540.jpg

初日だけ奥さんと行ってきました。結局今年唯一の夏フェスとなりましたが悔いはない。初日はこんな感じでサブカルおじさん的に全くもって目が離せないラインナップだったのですが、野球場で言うところの三塁側内野スタンド付近の良い位置の芝生に陣取れたのもよかったしライブも全部よかった。あ、味噌汁ズだけごはん食べてて観てません。すみません。ではそれぞれの感想をざっくりと。

◼︎森山直太朗
「オープニングセレモニーアクト」という謎の立ち位置での出演でしたが、開会宣言(選手宣誓)をした後に、採点付きのカラオケ映像をバックに「さくら(独唱)」を歌い上げて73点を叩き出してました。この「トークがこなれていて歌が超絶上手い」感じ、次世代のさだまさしを継げるのは直太朗しかいない。次に歌った「若者たち」で750万点という高得点を記録し退場。

◼︎ニューロティカ
もう出てきた時点で涙腺がやばいのに(結成30周年で旧メンバーが復活してる)、最後の曲で芝浦のみんながピエロ姿でステージ上に現れて死ぬかと思った。その後電話がかかってきて「どう?ビックリした?さっきももクロのメンバーに挨拶したけど、みんな超可愛くて今日からファンになっちゃったよ」と言っててついに憤死しました。

◼︎私立恵比寿中学
色んな意味でニューロティカとのギャップがすごい。おじさんには到底処理しきれない情報量の洪水に終始圧倒された。いつ通報されるんじゃないかとドキドキしながら全然知らない女子校の学園祭を見に来てるような感覚。奥さんとは「ハマる人たちの気持ちはわかるけど、僕たちには無理だね」という意見で一致しました。

◼︎筋肉少女帯
3年連続でロックインジャパンでライブを観てたのに、今年の夏は観れなかったなあ中二病時代思い出さなくてほっとしたなあと思ってたらこれですよ。時空を超えて我々の前に何度立ちはだかるんだ筋肉少女帯よ!セットリストはいつもの「最近ご無沙汰のファンから初心者まで楽しめるミニベスト仕様」にプラスしてオーケンが作詞したももクロの「労働讃歌」をカバー。ゴーチームの人が作ったシャレオツなオケにキンショーの暑苦しい生演奏が絡むという壮絶な仕上がりに笑った。

◼︎きゃりーぱみゅぱみゅ
この辺りでめちゃくちゃ眠くなってしまい(朝5時起き)半分ウトウトしながら観たのもあって、「自分がいるこの世界とは違う、どこか遠い夢の世界の出し物がステージ上で行われている」というフワフワした気持ちになってしまったので、お願いですから私の両頬を思い切りビンタしてください。奥さんはきゃりーさんを見るたびに彼女の運動神経の良さに感心しています。あとMC(客への振り付けの指示)が超ちゃんとしてた。

◼︎氣志團
フェスの主催者でありながらこの位置での登場という「わかってる感」。綾小路翔という人は本当に頭が良くてロマンティックで他者のことを気遣える人なんだなと心底思ったステージだったし、「毎日色んな辛いことや苦しいこともあるだろうけど、俺たちのライブの間だけはせめて笑顔でいてほしい」というメッセージもしかと受け取りました。「スーパーボーイフレンド」という曲が土曜の夜のキラキラ感に溢れてて非常に良かったです。

◼︎岡村靖幸
氣志團が終わった辺りから平静じゃいられずソワソワと。今まで復活の時はすぐにチケットを取ってライブに駆け付けたのに、今度の復活はなんとなく機会を逃してしまい今日が初の生ライブ。始まったと思ったらMCもなくシームレスに曲を繋げていくので感慨に浸る間もなくあっという間に終わってしまったのだけれど、一旦岡村ちゃんが引っ込んだ後に千葉の印象を聞かれた岡村ちゃんが「外房も内房も、好印象です」と答えたというエピソードに続いて歌われた「あの娘ぼくがロングシュート〜」と「だいすき」でようやく「うおー岡村ちゃんが歌ってる!踊ってる!お帰り!もうするなよ!」と実感できたのでよかった。チャゲ&飛鳥のファンにもそんな日が来るのを心より願っています。

◼︎ももいろクローバーZ
会場内で下手したら氣志團のファンよりモモノフの方が多いんじゃねーの?待てあわてるなこれは孔明の罠だ…という疑問が、ももクロの登場とともにサイリウムが一斉に光った瞬間、確信に変わった。げーっ孔明やっぱり全然多いじゃん。というか両方のファンというのも結構多いのかな。大人だけではなくキッズエリアでは小学生がアッパーな音楽に合わせて一心不乱に光る棒を振り回しており「よくこれ法律で規制されないな…」と感心しながら立ち尽くすというももクロ体験となりました。アンコールで氣志團のメンバーが登場してももクロの衣装で「無限の愛」を一緒に歌い踊ったのは超笑ったけど、さらに高見沢とマーティフリードマンが同じ格好で出てきたら窒息死してたと思う。

◼︎その他よかったことなど

•気になるオフィシャルビールはなんとプレモル!そんなフェス初めて見たよ。しかも値段普通サイズで他と同じ600円。でも俺は普通のモルツの方が好きなので隣のブースで売ってた珍しい生の普通モルツばっか飲んでた。

•ステージと次のステージとの間に流れるSEがレベッカだったりジッタリンジン(しかもフレンズや夏祭りじゃなくもっとマイナー曲)だったのも「これ俺のためのフェスじゃね?感」を強固にしましたね。

•意外とニューロティカのTシャツ着た客はちらほら見かけたんだけど、筋肉少女帯のファンっぽい人を全く見かけなかったところにサブカル派閥のなんかしらの断絶を見た気がする。オーケンもそんなアウェイ感(下手したらロックインジャパン以上の)を自覚しているのか「この会場に我々のファンは15人くらいしかいないと思うけど」みたいなこと言ってたけどあれはジョークじゃなくて本気だったと思う。あと「この中で40代の人!」って客に手を挙げさせて「あとで一緒にサライ歌いましょう」って言ったのがタイムリーすぎて死んだ。あ、終わらナイト24時間スペシャルに来てくれたみなさん、ありがとうございました。

•会場の外にはコンビニや店は一切無くて倉庫だけというまさに陸の孤島。道にも街灯が全然無くてイベント用に臨時でライトを設置してる感じなのですが、MCで綾小路翔が「みなさんが通ってきたのは裏道では無くこの街のメインストリートです」って言ってて笑った。でもそんな昔から遊んだ「地元の公園」に2万人を超える人が集まるって不思議な気分だろうなあ。

•会場内で飾れてた氣志團と他のアーティストとのコラボTシャツがすごい欲しかったけど(特に吉川の兄貴との。イラストは上條淳士!)、「実際着るか?どうせすぐパジャマになっちゃうんだろ?」と脳内シミュレートした結果、買うのをやめました。大人になりました。
d0010121_13345433.jpg

d0010121_13345390.jpg

d0010121_13345394.jpg

[PR]
by schooldeathco | 2014-09-14 08:55 | Comments(0)