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あの娘ぼくが食堂で飲もうって言ったらどんな顔するだろう
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「食堂飲み」の何が楽しいのか考えてみたんですけど、まずはなんと言っても「朝から飲める」ことですよね。「食堂」ですから基本的に朝食の時間帯からオープンしてるし、下手したらこないだ紹介した押上の店みたいに深夜2時から開いてますみたいな店がゴロゴロあるわけですよ。

あと居酒屋のようにあくまで「飲みがメインの場」じゃないところで飲むのが個人的に好きすぎるというのもある。日高屋やサイゼリヤはもちろん、町のラーメン屋やファミレスで飲むのも好きだし、電車のボックス席や映画館でもスキあれば飲もうとするし、まだやったことないけど「ディズニーシーで普通に飲む」というのも今度やってみたい。そういう意味でも食堂って日常の中の非日常というか、その距離感がちょうどいいような気がする。
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というわけで、こちら最近お気に入りの「はやふね食堂」です。「大江戸線で名前は知ってるけど降りたことない駅ランキング」で上位に入るであろう森下駅から歩いて5分くらい。酒飲みには「東京三大煮こみ」のひとつ「山利喜」があることでお馴染みでしょうか。この店を例に「食堂飲み」の魅力を深掘りしてみたいと思います。

「はやふね食堂」に奥さんと初めて行ったのは、土曜日の昼過ぎ。やはり「ごはん?」と聞かれるので、「とりあえずビールください」と意思表示してから、店内のメニューを真剣にチェックします。
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食堂のお酒は基本的にビールと日本酒くらいしかないのでそれに合うメニューを考えたり、どこでビールから日本酒に切り替えるかというタイミングもわりと重要だったりします。つまり、あくまで「ごはんの友」として供されているメニューをいかに「酒の肴」として「立ち上げるか」。その戦略性がここで問われてくるわけです。
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で、この日失敗したのが、目玉焼きをFO(ファーストオーダー)してしまったことなんですよね。なぜなら最後にごはんを頼んだので、その上にアツアツの目玉焼きを乗せて醤油をかけて「目玉焼き丼」として食べるのが圧倒的に正解だった…!ちなみにこれメニューには「目玉焼き」って書いてあるのにハムも入ってるハムエッグ状態で150円ですよ。これにライスと味噌汁とお新香をつければ吉野家のハムエッグ朝定食と互角以上に張り合えますよ。
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で、次に行った時は前回の反省を踏まえて目玉焼きをTO(途中でオーダー)する作戦だったのですが、熱燗飲んだらお腹いっぱいになってしまい、ごはんに辿り着けませんでした。「抑えの切り札を温存してたら中継ぎがボコボコに打たれるパターン」のやつです。まあそれはそれで普通の居酒屋なら全然構わないんですけど。食堂ではなんとなくごはんを食べないと締まらないような気がしてしまうんですよね。
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あと食堂飲みの楽しさといえば、これは賛否がわかれるところかもしれませんが、お店の方や常連さんとの会話なんですよ。基本的に食堂というのは地元に根付いてて常連客ばかりなのである意味ハードル高い部分もあるのですが、会話をすることでなんとなくそのコミュ二ティに受け入れられた気分になるというか。

ただ食堂飲みで気をつけなきゃいけないのはあくまで「食堂」ですから、さっき書いた通り居酒屋と違って食事をしに来てるお客さんもたくさんいるわけです。なので場の雰囲気を見ながら「長居をしない」とか「大勢で行ってわーわー騒がない」といったマナーも大切です。そう、それめちゃくちゃ大事(ガン保険CMの宮迫の言い方で)。
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最後に、この「はやふね食堂昼飲みコース」のオススメ情報ですが、店を出たら歩いて5分くらいのところにある森下文化センターという施設の中に、「のらくろ展示館」やマンガ喫茶並に充実したマンガ図書室があるので(どっちも無料)そこで時間を潰してから、森下の最高酒場「魚三酒場」に16時の開店とともに勇気を出して飛び込んでください。店員さんにクセがあるので注文のタイミングには細心の注意が必要ですが(お客さんが帰るのを何度か目撃したことがある)酒と魚が笑っちゃうくらい安くて美味いです。
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by schooldeathco | 2015-02-23 22:21 | Comments(0)
1月に観た映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい


薄氷の殺人 ★★★★
なんだろう、『ドライブ』の後に『オンリーゴッド』じゃなくてこれを観たかった…という気持ちが止まらない。中国郊外のギラギラネオンの映画館(今どき赤青メガネの3D)や遊園地、いつかうなされた夢で見たようなアイススケート、早くも今年の長回しオブザイヤー候補になりそうな床屋の場面、上映前に延々流れて劇場間違えたかと思った90年代TKミュージック風テーマ曲。何もかも唐突すぎてドキドキが止まらない。クラブで踊り慣れてない人が感情に任せてめちゃくちゃに体を動かすように踊るのを見るのが大好きなので、そういう場面が出てくる映画はもれなくいい映画。あと『GF*BF』に出てきた波瑠似のあの子が、まさに「GF*BFのその後」のような役柄を演じてるのが切なかった。

シン・シティ 復讐の女神 ★★
前作から10年…待望の続編!というよりもグラビアアイドルがとっくに全盛期を過ぎて売れなくなってからヌードになったような「今じゃない感」と「これじゃない感」がどうしても先に出てしまう。同じフランクミラーの続編でも『300』はまだ腹を括ってた。だがシンシティ、おまえはダメだ。『300』続編で映画史に残るチン(珍)場面を演じたエヴァグリーンは今回も豪快に脱ぎまくるんだけど、振り切れてない分切なさを感じてしまう。こんな中途半端な続編作るならいっそ監督変えちゃった方がよかったのでは。そんなこと思ってしまうのはきっと作品が悪いわけではなく俺が変わってしまっただけなのだと思う。

96時間/レクイエム ★
ありかとう、もうタイトル通り静かに眠ってほしい。メガンテ唱えて結局モンスター誰も殺せず爆死みたいな最期。ある意味シンシティより潔い。相変わらずリーアム無双状態の主人公を追いかけようとする部下に刑事が「やめとけ時間の無駄だ」っていう台詞があるんだけど、見事に観客の気持ちを代弁してくれましたね。ていうか観る前に言ってくれよ。そんな無能過ぎる警察がやった唯一の推理「あったかいベーグルを買う奴に悪い奴はいない。俺最初から知ってたし(ドヤ)」に死んだ。犯行現場でベーグルかじって「うん、美味い」がまさかの伏線。あれ伏線だったのかよ!なんだか色々思い出したら面白くなってきた。
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by schooldeathco | 2015-02-15 15:08 | Comments(0)
食堂朝飲みツアー
そうだ、明日は朝から食堂で飲もう。一週間で一番楽しい金曜日の夜に両国の「ポパイ」でクラフトビールをぐびぐび飲みながら、そんなことを思い立ってしまったのです。翌朝七時に目を覚まし眠ってる奥さんに「行ってくるね」と声をかけたところ「私も行く」というドーラおばさんもビックリの回答だったので、40秒で支度をして夫婦揃って土曜の朝から酒を求めに繰り出すことになりました。

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まず一軒目はスカイツリーの真下、押上にある「きくや」です。
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まずは瓶ビールを頼むと「アサヒ?キリン?どっちにする?」とマスター(佇まいがクリストファーロイド似)に聞かれたので迷わずキリンを注文。メニューを見ると「カレーライス 300円」に「カレー(ルー) 400円」の文字。「なんでルーだけの方が高いんですか?」と聞くと「よく聞かれるんだけど、ルーのみは量が多いし酒のつまみになるからねー」との答え。なるほど、吉野家で牛丼頼むより牛皿とごはん頼む方が高いのと同じ理論か。それ以上聞こうとしたら「ダメだよーお兄さんたち税務署の人かもしれないしね」とナイスな返しをいただいたのでハムエッグ(500円)とカレーライスを頼みます。ちなみにハムエッグがカレーライスより高いのは「カレーはあっためるだけだけど、ハムエッグは手がかかるから」とのことです。なるほど、もうメニューについて聞くのはやめよう。
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隣のテーブルに座っていた我々以外で唯一のお客さんに話しかけてみたところ、個人タクシーの運転手(社長)さんで、上京してバッグメーカーの営業マンとして働き、タクシー会社に転職して個人タクシーに転身して今に至るまでの40年ぐらいの日本経済とともに駆け抜けた個人史を情感たっぷりに語ってくれました。CDコンポから流れるテレサテンが沁みるぜ。あ、すみませんハイボールください。ちなみにまだ朝9時です。
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壁に人の名前や数字が書かれた紙が貼ってあったので「あれは何ですか」と聞いてみると、一枚は近くのタクシー会社の出勤表で、もう一枚は麻雀の勝敗表とのこと。さっきのおじさんが「ここは俺たち運転手の社員食堂みたいなもんだからよ」と笑う。どうやらこの店は夜勤明けのタクシー運転手御用達の店になってるようです。ちなみに下の写真で見切れてますが、座敷には夜勤明けらしいお客さんが毛布にくるまり豪快に寝ており、おもむろに「配当が…配当が…!」とうなされていてビールを噴き出しました。10時を過ぎた頃、マスターが「そろそろ麻雀組が帰ってくる頃だな」というと、本当にぞろぞろと常連のおじさんたちが店に入ってきたので新参の我々はそろそろおいとますることにします。
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サクッと飲んで次の店へ向かうつもりが楽しすぎてすっかり長居してしまいました。水着姿のアイドルに見送られ店を出ます。

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ふと空を見上げるとスカイツリー。そしてヤバいほどの青空!これは日光の当たらない場所で飲むしかない。さっそく次に行くお目当ての食堂の前まで行ったところ、シャッターに「本日は臨時休業します」の痛恨の貼り紙。仕方なくそのまま歩いて亀戸まで向かいますが、酒の女神(久松史奈)に見放されたのかめぼしい店は全て休みか開店前で入れず、「こうなったらもうあそこしかない」と約束の地・両国を目指します。
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そうここは、両国の、というより東京を代表とする大衆食堂といってもいいのではないでしょうか。下総屋食堂です。
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光り輝く「東京都指定民生食堂」(詳しいことはググってください。とにかく歴史的にすげー店ってことらしいです)の文字。一応壁にメニューも貼ってあるのですが、実際の注文はこの「民生食堂」と書かれた棚に並んだ惣菜や焼き魚を指差して注文するシステムです。あ、その前に入店すると「ごはんですか?」と聞かれるので、飲みたい場合は元気よく、もしくは震えながら「お酒を飲みたいです」と答えましょう。二郎で言うところの先に大か小かを告げるようなもんです。
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前に来たときは平日午後の中途半端な時間だったので、お客さんはほとんどいませんでしたが、結局フラフラしてる間に土曜のちょうど昼の時間にぶちあたってしまったこともあって、店内はほぼ満席でした。客層は定食を食べてサッと店を後にするタイプと、惣菜を肴にコップに入った熱燗をちびりちびりやるタイプが半々くらい。その中にドラマにもなった某人気グルメ漫画の作者が偶然隣のテーブルにいて超ビックリしました。というかあまりにシチュエーションが出来過ぎて笑ってしまった。
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というわけで、当初は午前中に4軒くらいは回ろうと行きたい店に事前に目星を付けていたのですが、臨時休業が多かったのが残念です。でも何よりもサクッと飲むにはもったいなさ過ぎるほど濃い目の食堂ばかりだったのでこれはこれで満足。行けなかった食堂のリベンジはもちろんそれ以外の食堂も開拓していきたい。
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by schooldeathco | 2015-02-01 15:01 | Comments(0)