<   2015年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧
ハムエッグと10周年
どうやらこのブログを始めて10年が経ったみたいです(2日前に)。

ここ最近はすっかりピエリ守山並に過疎化が進み、もはや誰も読んでる人いないんじゃねーの?と思うことしきりですが、それでもごく稀に意外な場所で「ブログ読んでます」的なカミングアウトをしてくれる神様みたいな人がいるんですよ。まだまだ他にもいるはず!ほら、家でゴキブリ1匹見つけたら他に100匹はいると思えっていうじゃないですか(読者をゴキブリ呼ばわり)。や、それが身内だったら地獄ですけど。水原希子が読んでる可能性もゼロパーではない!

ところで去年の年末に東京都現代美術館へミシェルゴンドリー展を観に行ったんですが(水原希子さんに対する「俺そういう一面もあるんですよ」アピール)、行く途中でものすごく気になる食堂を見つけたんですよ。結局時間がなくて入れなかったんですが、こないだそれをふと思い出し、清澄白河の食堂ツアーに奥さんと行ってきました。

ところが、
d0010121_23155626.jpg

d0010121_23155733.jpg

お目当ての店に行く前にハシゴしようと向かった店が何故かことごとく閉まっていて、こういう時って何をやってもダメじゃないですか。だからきっとお目当ての店もやってないかと思ったら、
d0010121_2316445.jpg

前に通った時二度見した看板が、
d0010121_2316476.jpg

開いてたー!実用洋食!この「実用」と「洋食」の食い合わせの悪さよ。実用洋食、青春パンク、清純派AV女優。
d0010121_23155972.jpg

d0010121_23155991.jpg

まー洋食で実用といえば確実にハムエッグですよね。あいつは使える。合コンに連れてくる子のレベルも高いし遊びに行きたいって言えばすぐに車出してくれるし。反対に実用じゃない洋食といえば、クリームシチューだよな。単体なら美味いけど、あれでどうやって白飯食えばいいんだよ。あいつは使えない。絶対に昼時の吉野家とかのバイトに二人きりで入りたくないタイプ。
d0010121_2316016.jpg

でも実は店でハムエッグ頼むのってちょっと葛藤もあるんですよね。だって原価安いし家でも簡単に作れるじゃん。みんなはそう言いますよ。俺もそう思いますよ。でも考えてみてくださいよ。まず食べ物って必ずしも「高ければ高いほどその分美味い(値段と味が正比例する)」とは限らないじゃないですか。むしろ値段の違いは「市場で多く流通してるか否か」みたいな受給のバランスで決まってくるわけじゃないですか。もし何らかの理由で玉子が全然手に入らなくなってしまったら、ハムエッグだってたちまち高級料理の仲間入りですよ。前も書いたけど『フューリー』のハムエッグを巡る場面は「玉子が手に入らない世界」のイヤさ加減が本当にイヤな感じだった。
d0010121_2316169.jpg

あと、その食堂のポテンシャルを測るのにハムエッグって最適な気がするんですよね。シンプルな分ゴマカシが効かないって海原雄山も言ってた。うん言ってない。ていうか偉そうなこと言って結局家で自分でハムエッグ作りませんからね。食堂のメニューに堂々とハムエッグやら冷奴やらが置いてあるのは、そんなめんどくさがりおっさんの為なんだと思う。
d0010121_231616.jpg

そしてこれは別の日。どこの駅からも最寄ってない。まさに地元の人しかいない食堂。もちろんここでもハムエッグ。(そろそろ「ハムエッグ」がゲシュタルト崩壊)
d0010121_2316266.jpg

d0010121_2316338.jpg

休みの昼下がりからいい顔したおっさんに囲まれハムエッグをつつきながらビールを流し込む。これを幸せと言わずなんと言おう。贅沢は言いませんので、いつだって店で迷いなくハムエッグを注文できたり、映画館で好きな映画を観れたり、ブログにくだらないことを書くことができる。そんな平穏な日々がこの先も、みなさんにも続けばいいのにと思います。

これからもスクールディスコをよろしくお願いします。
d0010121_2316391.jpg

[PR]
by schooldeathco | 2015-03-27 23:15 | Comments(2)
日曜昼から小岩地獄飲みツアー
首都圏沿線で「最強酒場路線」が何か考えてみたのですが、やはり「総武線」(「総武本線」ではなく三鷹〜千葉を結ぶ「中央総武緩行線」の方)に一票を入れたい。

「赤羽」「上野」辺りを擁する京浜東北線もかなりアルコール度数高めで強力なライバルなんですが、なんつーかホームランバッターは何人かいるけど打線の繋がりが弱いというか。その点総武線は全員が3割15本打てるヒッター揃いというか、総武線乗ってテキトーに降りれば必ずいい感じの飲み屋に巡り会える安心感が半端ない。要はどんなニーズにも応えられるしバランスが取れてるわけです。

そういう意味で総武線は3つの区間に分けることができる。まずは三鷹から新宿までの西区間。ここは学生から20代まで超お世話になったしサブカルおじさんにも優しい「友達と行く」エリア。そして真っ当なサラリーマンやオトナの飲み屋が多い代々木から秋葉原までの「仕事関係で行く」中央区間。そして愛して止まない浅草橋から本八幡辺りまでの「ひとりor奥さんと行く」東区間のリアルガチおっさんエリア。(そこからさらに東はよく知りませんすみません。いつか開拓したい)

で、そのRGOエリアの中でもヨハネスブルグ並にヤバいのが「新小岩」だということは酒飲みの間では常識となっていて、俺も行くたびに「うれしい!たのしい!だいすき!」と叫びながらマエケンの歌詞のように思い出(記憶)を全て失って帰ってくるわけですが、どうやらその隣の「小岩」もハーコー度では負けてないらしいぞと聞きつけ先日奥さんと行ってみたら想像以上にDREAMS COME TRUEでした。

d0010121_9492998.jpg

d0010121_9492941.jpg

d0010121_9493028.jpg

d0010121_9493167.jpg

まず1軒目はいつものように食堂へ。サッカー日本代表戦の時のスポーツバーのように競馬中継で盛り上がる店内。早くも最高です。鬼のように盛られた野菜炒めを親の仇のようにビールで流し込みます。奥さんが「ハムエッグは?今日はハムエッグ食べないの?」としつこく聞いてくるのですがハムエッグを食べるとご飯が欲しくなってしまうので「今日はそんな気分じゃないから」とクールに流します。ここで終わるわけにはいかないんや…。

d0010121_9493275.jpg

そして2軒目。この店がすごかった。酒屋に併設されたスペースで飲めるいわゆる「角打ち」の店なのですが、角打ちには珍しく洋酒が充実していて、さらにこの値段!
d0010121_9493230.jpg

d0010121_9493344.jpg

d0010121_9493432.jpg

d0010121_9493443.jpg

ウイスキーの10年〜18年ものが一杯200円〜300円代て。普通のバーならこの3〜4倍くらいは平気で取りますよ。しかもマスターのおじさん超いい人だわ、他のお客さんは近所のおじいさんばかりで名前で呼び合って町内会の話してるわで雰囲気も最高の要素しかありません。俺も引退後ここに通いたい!

そしてこの辺から写真と記憶がなくなっていくのですが…「そういえば食べ物ほとんど頼んでないから小腹空いたね」ってことで、3軒目は最強レモンサワー(氷の代わりに凍ったレモンがアホみたいに入ってて、ホッピーみたいにナカがお代わりできるので永遠に飲める)が名物の鳥の素揚げ屋へ。鳥うめえ!こんなに美味い鳥の揚げたやつ食べたのは立石の「鳥房」(店のおばちゃんが超絶怖い)以来ですよ。

ほんとはこの店でやめておけばキレイだったんだけどね…なんだか「確実にこれは間違いない」感じの立ち飲み屋があって中から楽しげな声が聞こえてきたらそりゃ入るよね…。
d0010121_9493595.jpg

d0010121_9493695.jpg

4軒目に嬉しい100円の玉子焼き。そしてカウンターの後ろに名前が書かれた酒枡がずらっと並んでて何かと思ったら、中にお金が入ってて、使い残したお金をお店に保管することができるみたい。つまり「ボトルキープ」じゃなくて「お金キープ」ができるんですよ。その時は酔っ払ってたので「わーすごいシステムだな」って思ったけど、今冷静に考えるとやっぱりあり得ない。でもそんな常連客と信頼関係ができてる店が素晴らしくないわけないじゃないですか。だからといってイチゲン客に排他的なわけでは決してないし、話しかければ気さくに応えてくれるけど、ほっといてもくれる。そういう意味でも4軒回った店はどこも最高だったな。あと日曜日に昼からやってる居酒屋がこんだけ空いてるのも素晴らしい。よかった〜明日休みで!(日曜夜に泥酔した時の絶望ギャグ)
[PR]
by schooldeathco | 2015-03-22 09:49 | Comments(0)
平日に学食で酒を飲む日記
d0010121_2338327.jpg

出張の帰りに新幹線で最近(コン)ビニ本として出た「大市民のグルメ」を読んでいたら、あまりの暑苦しさにビールが進む進む。そう忘れてたけどこのマンガ昔からこうだったよ。当時は「独り言グルメマンガ」というジャンル自体が珍しかったからな。おっさんが旨いもの食って読者に対して説教しながら「旨し」を連呼するだけで面白かった記憶がある。「歯を思い切り磨いてからビールを飲むと旨し」とか後輩に得意気に語ったり、IMALUにとっての木村カエラくらい俺も影響受けていた時期(黒歴史)がある。

でもこれだけ独り言グルメマンガが色々出てくると、この「説教」から「旨し」のワンパターンが一周まわって新しいとかじゃなく、大沢親分の「喝!」の如く普通にうっとおしい。新たに収録された書き下ろしエッセイとやらが、「単にマンガから絵を抜いて台詞だけを書き起こした感じ」で輪をかけてひどかった。まさかとは思うけど「孤独のグルメ」や「ワカコ酒」に続いて「食の軍師」までもがドラマ化される昨今なので、テレビ局がネタに困ったら大市民のドラマ化もあるかもしれない。いや、ないか。

って書いてて気づいたけど、最近このブログが「大市民」に寄ってきている。年齢的にも主人公の山形に近付いてきてるし。そうかこれは同族嫌悪というやつか。というわけで、今日も張り切っておっさん食堂日記をお届けしようと思う。みなさんも引き返すなら今ですよ。
d0010121_2338478.jpg

平日にふらりと東大へ。
d0010121_2338543.jpg

東大といえば「東京大学物語」のラストに発狂した人も多いと思う。今まさに炎上中の「相棒」最終回を軽く上回るデストロイオール感。さらに江川達也自ら監督した実写映画版でもラストで「代打オレ!」からの超展開。呆れるを通りこしてゲラゲラ笑うしかなかった。そんな偏った思い入れのある東大で、遙ちゃんがいそうな場所を目指します。10年越しの聖地巡礼や!
d0010121_2338527.jpg

ここや!ここにいそうな気がする!
d0010121_2338634.jpg

d0010121_2338653.jpg

d0010121_2338784.jpg

着きました。銀杏メトロ食堂です。この学食は世にも珍しい「酒が飲める学食」なんですよ。
d0010121_2338870.jpg

d0010121_2338822.jpg

しかも学食なので安い!100円以下のつまみがごろごろあるわ、瓶ビールも大瓶で420円(アメ横立ち飲み屋価格)。営業日が土日休みで平日だけなのは、きっと俺みたいなおっさんが入り浸っちゃうからなんだろうな。そう、東大の学食は基本一般利用OKなんです。最高かよ。
d0010121_2338967.jpg

で、さらに最高なことにこの学食にはなんと、座敷があるんです。その気になれば酔っ払って畳の上をゴロゴロ転げ回ることや、湖の水を飲み干すことだってできるのに!できるのに!この日は遥ちゃんもクラリスもいない代わりに日本の将来を担う真面目そうな東大生がちらほらいたので、さすがにひとりで座敷で酒盛り実況は無理ぽでした。こんな弱気じゃ憧れのユーチューバーにはなれそうもありません。

カレーを食べたらだんだん変な汗をかいてきたので、ビールを飲み干し別の学食へ。
d0010121_23381082.jpg

d0010121_23381188.jpg

d0010121_23381132.jpg

〆でネギしか入ってないその名も「素ラーメン(210円)」をすすって帰りました。これでラーメン、カレー、ビールとバカの三冠王達成です。(遥ちゃんはいませんでした…いませんでした…)
d0010121_23381245.jpg

[PR]
by schooldeathco | 2015-03-19 23:37 | Comments(0)
食堂昼飲みツアー(浅草編)
最近は俺よりも奥さんの方が食堂飲みに対して前向きというか、行きたい食堂を調べてリストアップしてたりするのですが、その結果どうやら「浅草がキてる」という結論に辿り着いたようです。個人的に浅草はあまり行きたくない理由があったのですが、渋々行ってみたら当然のように楽しかったので反省した次第です。

浅草で食堂といえばまず「ときわ食堂」を思い浮かべる人も多いかと思います。内容によってはサザエさん症候群が早めに訪れることで社畜に人気が高い日曜昼のダウナー系番組「ザノンフィクション」で取り上げられ、「昔気質の先代と経営コンサルタントで働いた経験を持つ跡継ぎが店の方針で対立して、従業員を巻き込んで大騒動」がようやく昨年末に完結編を迎えたのですが、往年の橋田スガコ先生が書いたかと思うくらい面白かった。

そして、実は最近まで全然知らなかったのですが、東京各地に点在する「ときわ食堂」は、「東京ときわ会」というグループに属しているんですね。ラーメン二郎でいうと三田本店的な立ち位置がこの浅草店のようです。二郎や「裏モンテ」もそうですが、こういう「厳密なチェーン店ではないけど、知る人ぞ知る緩い繋がりと裏ストーリー」みたいなのは大好物なのでいつか全店制覇したいと企んでいます。

というわけで、ときわ食堂について長々と書きましたが今回はスルーして、まず「水口食堂」を目指します。

d0010121_1030725.jpg

d0010121_1030878.jpg

こういう食堂で水色の看板って珍しい気がする。って今書いてて気付きましたが、名前に由来してるのか!

d0010121_1030883.jpg

メニューが多すぎ。競馬新聞とにらめっこするおっさん率高め(店のテレビはもちろん競馬中継)。ビールが赤星。もうこれだけで「合格!」です。つんくがゴマキ加入時に言った「10年に1人の逸材」という名言がふと頭をよぎります。でも困ったことに10年に1人どころか、20年50年100年に1人(1店)レベルの名店がゴロゴロしてるのがこの食堂という世界なんですよね。

d0010121_1030998.jpg

大好物のハムエッグは530円。目玉も一個だけとちょっとお高い気もしますが、まあこの辺は若干観光地価格の部分もあるので仕方ない。サクッと切り上げ次の店へ。

d0010121_1030910.jpg

d0010121_10301086.jpg

花やしきのすぐ隣に店を構える「芳野屋」です。奥さんに「次はよしのやね」って言われて、「え、ここで牛丼入れるの?」と小芝居かましたのは言うまでもありません。外観はよくある観光地の食堂って感じですが、一歩足を踏み入れるとなかなかの味わい深い空間が広がっていました。

d0010121_10301055.jpg

途中でいかにも観光客風の20代男性グループがはいってきたのですが、缶ビールだけ飲んでそそくさと出て行ってしまい、客のおじさんが「なんだよ、コンビニで買って外で飲めばいいのによ」って言ってたのが笑った。テレビの競馬中継で万馬券の結果が出て「あれ100円がいくらになるんだ?10万?100万?」ってしばらく悩んだ挙句、「当たったことねえからわかんねえよ!」って笑い飛ばしてたのも最高だったな。

d0010121_10301139.jpg

焼きそばはとても美味かったのですが、熱燗とは合わないことが分かり勉強になりました。夏はカキ氷も出すみたいです。

本当はこの店で切り上げる予定だったのですが、楽しくなってしまったのでもう一軒行くことに。通常食堂は昼営業を14時くらいで終わる店が多いのですが、浅草の店はやっぱり観光地ということもあるのか、夜までぶっ通しで営業する店が多いんですよね。すっかり食堂ナビと化した奥さんに引っ張られ「筑波」を目指します。

d0010121_10301163.jpg

d0010121_10301354.jpg

店の方は女性ふたり、先客もカウンターに常連らしきおばあちゃんがひとりということで、テレビでは競馬中継ではなく「芸能人妻」を取り上げたバラエティ番組が流れていました。「結婚する相手の条件は年収1億円以上」と喋る若いモデルが店内総バッシングを受ける一方で、鈴木奈々に対しては「おバカだけどこの子は本当いい子よね」と大絶賛。この子「両親に紹介したらいつの間にか俺のいない時にも普通に実家に遊びに来て和んでる」スキルがすごそう。

d0010121_10301336.jpg

今日こそは、これをこうして…
d0010121_10301469.jpg

こうしてやるのさ!

結局昼前から夕方近くまで阪神BKO砲クラスの三軒まわってふたりで6000円ちょい。ちょっとした居酒屋行くより全然安いしこうしてブログに、食べログでよく見かける「店にはまるで関係ない自分語り」のクソ駄文を投下できるので最高です!
[PR]
by schooldeathco | 2015-03-08 10:27 | Comments(0)
2月に観た映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい


君が生きた証 ★★★★
なんかベンクウェーラーに似てる俳優探してきたなーと思ったら本人だったり、フレイミングリップスのポスターがキーアイテムになってたり、USインディ好きにはたまらない映画だなーとかニヤニヤ見てたら中盤で死ぬほど驚いた。なんなのあの全てがひっくり返るまさに大どんでん返しは。前半からほんのり続く違和感が全部これの前フリだったなんて。全体的にはどこか不穏ながらもキラキラ甘酸っぱくて音楽映画や青春映画としても超レベル高いけど、決してそれだけじゃない。ロッキンオンの2万字インタビューや告白本よりよっぽど「人生」を語ってくれる。傑作。

はじまりのうた ★★★★
ヘッドホンで好きな音楽を聴きながら街を歩くだけで、なんでもない風景が輝いてみえるということを、こんなにも鮮やかに描いた映画が今まであっただろうか(いやない)。というか、キーラナイトレイが歌い、寄せ集めバンドが演奏する場面の全てに魔法がかかってる。前作の時は「長いPVのような映画」とか書いて正直すまんかった。でも本質的には今作もまったく変わってないと思うんだよな。それが良いとか悪いとかじゃなくて同じ音楽映画でも『君が生きた証』とは描きたいものが全然違うというか。これだけ多幸感溢れてグッとくるPV見せられたら、もう死ぬか降参するしかないですよ。

フォックスキャッチャー ★★★
もしも目に見えない「不穏」を感知する「不穏センサー」みたいなのがあったら2時間ずっと鳴りっぱなしだったと思う。暗い映像と動かないカメラ。静かに壊れ狂ってく死んだ目をした童貞男の姿に『シャイニング』のジャックニコルソンを何度も重ね合わせた。セカオワハウスやテラスハウスを見てもわかる通り広い屋敷で共同生活するとロクなことがないですよ。しかしあの場面でデビッドボウイのfameを流すのは無いわー。一周回ってもあれは無いわー。

味園ユニバース ★★★
世が世なら男闘呼組や吉川晃司や尾崎豊に心酔してた頃の吉岡秀隆が演じてもおかしくない至極まっとうなナイーブ系不良アイドル映画。テレビに出てくると夫婦で目が釘付けになるジャニーズNo.1こと渋谷すばるの挙動不審(ロック)っぷりが目一杯堪能できるので、終盤の「泥酔した状態で脚本書いたんじゃないか」と思わせる酷過ぎる展開も目をつぶってやり過ごすことができました。赤犬が準主役級の扱いなのも驚いたけど、ほら面影の楽曲がキョンキョン迎えて舞台になっちゃうくらいですから。きっと時代がおかしい。あと二階堂ふみが着るバンドTの数々(ニューロティカも!)も「女優が着るバンドTマニア」にはたまらない。

アメリカンスナイパー ★★
んー描かれてるテーマがあまりに使い古されてるというか、過去のいろんな戦争映画をつなぎ合わせたように感じてしまい、自分でもビックリするほどピンとこなかった。途中で「これクリントイーストウッドの新作だよな…」と何度も自分に言い聞かせるほど。アメリカでは「英雄か反戦か否か」で物議を醸してるみたいですが、これ女子供を射撃するとかよりも、たとえジョークで弾が入ってなくても拳銃を奥さんに向けて奥さんもまんざらじゃない場面で「やっぱアメリカヤバいな!」と思いましたよ。あとちょっと離れた座席に上映中に携帯をパカパカ開く人がいて遠くからエアスナイパーしなきゃいけなかったことも辛かった。映画観る時メンタル大事。

きっと、星のせいじゃない ★★
みんな大好き『500日のサマー』の脚本コンビ(監督もそうなのかと思ったら違った)なので、難病ものといえども一筋縄ではいかないと思いきや、思いっきりワンロープでした。キスする二人を囲んでその場にいた見知らぬ人たちがブラボーって言いながら拍手とか「お、おう…」としか言えない原液カルピス並に甘い場面が多かった。音楽はM83やらレディオデプトやらシューゲイズ度高目で良かったです。

エクソダス 神と王 ★★
海をパカッて割ることでお馴染みのモーゼさんが主人公。俺の中ではモーゼってもっとおじいちゃんキャラかと思ってたのに、ゴリゴリの武闘派で笑った。国を追放された高い身分の男が復讐するために仲間を集めて戻ってくるという、まさに『グラディエーター』でも描かれた燃える展開のはずが、いくら史実通りとはいえ戦いじゃなく天災でドーン!っていうのは正直ちょっと萎えたよね…。
[PR]
by schooldeathco | 2015-03-03 23:53 | Comments(0)