<   2016年 02月 ( 2 )   > この月の画像一覧
カセットテープ天国イン中目黒
その日の仕事がクソだったので、中目黒のwaltzというカセットテープ屋に行ったのですが、ここが予想以上にやばかった。

カセットテープだけじゃなくレコードや古本なんかも置いているのですが、なんといっても店内中央にドーンと置かれたカセットテープの棚とラジカセの迫力がものすごい。圧倒的じゃないか!

しかもカセットの品揃えは70〜80年代のロックだけじゃなく、90年代以降のオルタナ/UKロックも異様に充実してるんですよ。

ソニックユース、ダイナソー、ギャラクシー500、ベック、ペイヴメント、マニックス、プライマル、フレーミングリップス、スウェード、TFC、レディオヘッド、ブーラドリーズ、スマパン(イハも!)、ジザメリあたりはちゃんとコーナーできてて地方のタワレコのCD棚より充実してるし、レモンヘッズ、ウィーザー、マジースター、ラーズ、マシュースウィート、ヴェルーカソルト、エラスティカ、メンズウェアまである。アンダーワールドやエイフェックス、ダフトパンクにポーティスヘッドも!

たしかに最近カセットで音源リリースするバンドが増えたりカセット自体がちょっとしたブームだったりもするけれど、新譜じゃなくてこの当時にリリースされたカセットをこんなにまとめて見る機会は今までなかったので心底興奮した。ジャケットもレコードやCDみたいに正方形じゃないのでカセット独自の長方形デザインを見るのも楽しい。

正直これまで「コレクション目的でカセットを買う」という選択肢は考えたことなかったけど(そもそも中古カセットを買える場所が極端に少ないというのもある)、カセット棚をワクワクしながら眺めてるうちに新たな扉が開いちゃいそうで早々に店を出た(それでも1時間はいたけど)。これはあかん。今日は冷静を取り戻したから助かったものの、ちょいひっかけて酔っ払った状態で行ったら全財産使い果たしそう。ただでさえレコードとCDとファミコンのカセットで手一杯なのに。(ちなみにカセットの値段は新品CDよりちょい高く、アナログ盤より安いぐらいの感じ。うーん絶妙)

ここを読んでる友達のみんな、大樽で飲んだあとに行きたいとか言うなよ、いいか絶対にだぞ!

d0010121_20583219.jpg
ちなみに今うちにあるカセットはこんなのが多いです。当時NMEとか音楽雑誌に付録で付いてたやつ。付録つくときだけ買ってたなー。未発表曲やライブも入ってて侮れないんですよね。シガーロスもこれで初めて聴いて放心したんだった。

思い返してみればこの90年代後半当時でも、こうしてカセットが雑誌の付録につくことはあっても、アルバム発売時にCDやレコードと並んでカセットがレコ屋の店頭で売られることはなかったからな。そういう意味でもwaltzの光景は「懐かしい」とかではなく圧倒的に新鮮だった。

[PR]
by schooldeathco | 2016-02-16 21:33 | Comments(2)
1月に観た映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい


イット・フォローズ ★★★★
新年早々ギロッポンでなんつーSK(最高)なホラー映画見せてくれるんや。俺がDAIGOなら映画終わった瞬間、「SK…」と呟いて隣の北川景子に「すごくこわかった…ってこと?」って小首を傾げられた途端に「好きだぜ景子!」って力強く抱きしめるのを夢想したくなるくらいスタイリッシュなのに童貞くせえ。あとこの映画の好きなところは黒沢清のあれとかと同じように「それ」が白昼堂々あらわれるところですよ。学生が大勢いるキャンパスや太陽が照りつけるビーチの遠くの方から、叫ぶわけでも走るわけでもなく無表情で、ゆっくりと近づいてくる「それ」の禍々しさと全編にわたって鳴り響くアナログシンセの終末(週末)感よ!『ドライブ』の監督が気に入って自分のレーベルからサントラ出したって、なんだその出来すぎな話は!

クリード チャンプを継ぐ男 ★★★
まさかのロッキー続編は超燃える展開。涙で中ジョッキができるくらい泣いた。でも途中から年老いたスタローンが田中邦衛に見えてきた。「メモはいらないのか?」「クラウドに入れたから大丈夫!」って言われて空を見上げる小ボケのくだりや、病院でもらった資料が上着のポケットからはみ出てるのをクリードに見つかって病気がバレるというズッコケ描写は「北の国から2002遺言」あたりの田中邦衛か。そういや岩城滉一は演技じゃなくガチでボクシングの試合やらされてたというしガッツ石松も出てたので「北の国から」も広い意味でのボクシング映画といえる。今こそ唱えたい「ロッキー」=「北の国から」説。そう考えるとクリードは純じゃなくて正吉の方なんだよな。なので次回作ではロッキーの実の息子がカナダから帰ってきてクリードと一悶着あった末に「子供がまだ食ってるでしょうが!」的なラストを迎えるはず。

残穢【ざんえ】ー住んではいけない部屋ー ★★★
まさに映画版「大島てる」。『イットフォローズ』が「外に出ること」が怖い映画ならこれは「住むこと」が怖くなる映画。たとえば「人が通ると点くタイプの室内灯が誰もいない時に点く」って「あるある」ネタをぶっこんでおきながら「その正体」や理由を描かないので、「もしかしてうちも…」って悪い方向に勝手に想像力をかきたてられる。なんでわざわざ夜行くのよ?とか、初めて会った相手にそんなぺらぺら喋るか?とか違和感もあるけれど、大きい音でビックリさせたりわかりやすい恐怖描写が(最後以外)ほとんどないのは良い。エンドロール流れて、えっこれで終わり?と思った30分後くらいからジワジワ怖くなる。楽しかったデートの後に人が違ったような恨み言の長文メール送ってくるタイプの恐怖なので独り暮らしの人はマジで覚悟必要。

ブリッジ・オブ・スパイ ★★★
完璧。少しでも文句つけようものならクレーマー扱いされるんじゃないかというレベルで、あまりに非のうちどころのないTHEスピルバーグ映画。繰り返される「不安じゃないのか?」「それが役に立つか?」のやり取りが今の俺に沁みまくるぜ。そしてその問いかけが繰り返されるたびに、もしかしてあれは映画を作る上でのスピルバーグ自身の問答かもしれない…とも思えてくる。完璧で何も迷いがないようでいてそういう揺らぎが見え隠れするから、30年近くもの間スピルバーグの映画に勇気付けられ続けるのかもしれないと思った。
[PR]
by schooldeathco | 2016-02-15 21:29 | Comments(0)