日高屋のビールはいつでも最高密度の麦茶だ
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平日の日高屋で三品盛りをつまみに薄めのホッピーをひとりで飲みながら、「酒を飲む」ことに関して昔と変わったことって何だろうと考えてみる。「昔より酒に弱くなった」とかありがちなやつはひとまず置いといて、あまり伝わらなさそうなものを挙げると、「酒を飲むときにカッコつけなくなった」というのがある。「飲みたい酒を飲むようになった」と言い換えてもいいかもしれない。

何を当たり前のことを…ってこれを読んでるあなたは思うでしょうか。20代の頃は…いや30代の頭くらいまでは「酒の注文で周りから舐められたくない」という謎のプライドがあったんだよな。そのために独自の飲酒ルールを作って守っているようなところがあった。たとえば居酒屋をハシゴして「そろそろビール飽きたからトマトハイとか飲みたいな…」と思っても必ず一杯目はビールを頼む、とか。外では甘いやつとかフルーツ系の酒は頼まないとか。基本的に知らない酒には挑戦しない(知識がないのがバレるから)とか。あと「おまえより俺の方が一杯でも多く飲む!」とか。

えーと、伝わりますかね。今思えば何を守るために何を戦っていたのかさっぱり分からないけど、まあ若さってそういうものじゃないですか。いや、というよりも、むしろ昭和の頑固親父みたいな酒飲みコンプライアンスに支配されていたとも言えるかもしれない。

ちなみに自分の父親がそういうタイプだったかと言えば、そうとも言えるし違うとも言える。俺が子供の頃は酒屋からケースで配達してもらったキリンビールの大瓶が必ずストックしてあって、夕食のときにはひたすらコップに注いで飲み続けていた。ビール以外の酒を飲むのは、来客があった時に「純」とかの焼酎を水割りにしてちびちび飲む程度。昭和の家庭には必ずあったサイドボードにウイスキーのミニボトルが並んでたけど、あくまで観賞用。仕事帰りに飲んで帰ってくることもほとんどなかったし、休日に昼間から飲んでる、なんて姿も記憶にない。陽気になるとか乱暴になるとかいうこともなく、顔が赤くなるということ以外は何も変わらなかった。

そういえば俺が酒を飲める年になった頃、二日酔いで自宅のソファで死んでたら父親に「熱い風呂入れば治るから」と言われて入ったら、よりパワーアップした気持ち悪さが TSUNAMIのように押し寄せてしまい、「すまんな、俺二日酔いとかなったことないから、実はこういう時どうすればいいかわかんないんだよ…」って綾波レイみたいな告白されたこともあった。

とにかく俺にとって子供の頃の大人=父親の飲酒イメージは「自宅で夕食のときに淡々とビールを飲む姿」なんだよな。それが大人になってみたら、すぐ酔っ払うし二日酔いなるし外で飲むのも昼から飲むのも大好きだしで、「ビールをメインに飲む」ということ以外何もかも違うじゃないですか。どうしてこうなった。まあでもとりあえず今は見えない敵と戦ったり窮屈なルールに縛られることもなく、飲みたい場所で飲みたい酒を飲みたいだけ飲めるようになったのでとても幸せです(ホッピーの空瓶を逆さに振りながら)。

ちなみに今俺がまさに完食しようとしてる日高屋の三品盛り(300円)は、やきとり、メンマ、キムチという組み合わせなんだけど、昔はやきとりではなくチャーシューがラインナップされており、俺はそっちの方が好みだった。日高屋のやきとりって「焼き感」がまるでない、缶詰と同じタイプなんだよな。ちょい飲みで言えば吉野家(吉呑み)の三品盛り「アニョハセヨ」(150円)のキムチ、長ネギ、韓国海苔という組み合わせもCPは最高だけどガッツが足りないし、そもそもネーミングがどうかしてる。

そんなわけで俺がチェーン系の三品盛りでイチオシなのは「福しん」ですよ。正確には「三品盛り」のメニュー自体はないんだけど、おつまみ系の単品メニューが一皿100円なので、自分好みで3つ組み合わせれば日高屋と同じ値段で「マイ三品盛り」が楽しめるわけです。また定食・飯類を頼むと「おともラーメン」(100円)という半ラーメンと呼ぶにはボリュームありすぎるメニューもあるので福しん推せる。

あと日高屋で昔と変わったことと言えば、店内で音楽が流れなくなった(よね?)。俺がよく行く日高屋はかつて結構な音量で有線が流れていて、一時期よく流れてて耳にこびりついたのが『黄色い風船』という曲。歌詞は童謡みたいなんだけどなんだかすごく不安になるというか不穏なムードが漂っていて、あれが流れるたびに箸の動きが止まった。なぜか日高屋以外ではまったく耳にすることもなかったんだよな。

久々に聴いたけど、やっぱこえーよ…。調べてみたらちょっと悲しい背景のある曲らしい。

最後に「昔と比べて酒が弱くなった」という例のやつですけど、「酒飲みが言いそうあるある」の中でもかなり上位に入ると思うんですよね。俺の周りでも老若男女関係なくよく聞くし、考えてみたら俺も20代ですでに「いやー最近弱くなったわー」ってドヤってたので今後も一生言い続けるのだろう。たまには「最近強くなったわー。永遠に飲めるわー」って言ってみたい。おかわり飲み終えたのでもう帰ります。

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# by schooldeathco | 2017-07-13 20:59 | Comments(0)
6月に観た映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい

20センチュリー・ウーマン ★★★★
老若男女がパンクロックでめっちゃ踊る。部屋でクラブでモーテルで。それぞれの生きづらさを抱えながら、それでもダンスする(生きる!)って描写がグッときた。会話や表情もいちいちたまらなくて、でも言語化できないこの感じ。映画全体を通して「月が綺麗ですね」としか言いようがない。その一方でマイクミルズの文化系非モテのふりしてリア充アピールというか、夜な夜な窓からベッドに忍び込んでくる幼なじみの美少女とか同じ屋根の下に住んでる性に開放的な赤毛のパンク姉さんとか、それなんてラブコメ漫画よ感がものすごい。端的に言うと羨ましい。血の涙を流しながら観ました。

ハクソー・リッジ ★★★★
戦争映画を観ながらふと「自分がこの中にいたらどんな行動するだろう」って考えることがある。とりあえず死んだフリして時が過ぎるのを待つか、とか。まあ無理だよね。転がってる死体もきっちり銃剣で刺して確かめるからね。監督メルギブだからまあ予想はしてたけど、自らの命も顧みず戦場で味方兵を救い続ける感動実話、みたいな単純な話では当然なかった。どうも主人公ドス君の様子が終始おかしいんですよ。なんか怖いの。笑顔が怖い。おまけに信念が強固すぎて、というか端から見てると行動原理とか倫理観みたいなのがよく分からなくて「感情移入とかマジ無理」ってなる。なんだけどこれくらい矛盾を己の中で両立させることのできる人間じゃないと、この地獄の釜の底を開いて全裸で飛び込むようなカオスな世界では生き残れないのかも。俺には絶対無理。戦争反対。

昼顔 ★★★
顔は良いけど基本何も考えてない(一度痛い目あってるのにまったく懲りてない)男女の不倫話なので、身近にいたらドン引きだし、ネットで見たら「いいから早く周囲にバレてメシウマ展開にならないかな」ってモヤモヤするだけなんですが、映画として滅法面白いから困る。ていうか「バレる/バレない」だけでいえば早々にバレちゃうんだけど、そっからホラー映画としての加速がすごい。発言小町なら即釣り認定されるレベル。上映後ドラマファンだと思われる女性客が「美しい思い出を返してほしい…」って話してたのが印象的だった。


あとNETFLIXで観た『オクジャ』が最高にポンジュノだった。ポンジュノ100%。できれば劇場でもう一回観たい。
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# by schooldeathco | 2017-07-04 18:57 | Comments(0)
土曜の夜に新宿で前野健太を観た話
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土曜日に新宿のルミネtheよしもとで開催された「能町みね子のオールマエノニッポン」に奥さんと行ってきました。

新宿南口のフラッグス前で芸人が呼び込みしてる姿はよく見かけていたのですが、ルミネtheよしもとの中に実際に入るのは初めて。飲食物持ち込み自由なのが嬉しい。缶ビールやハイボール、極細ポッキーなどを買い込みます。こういうのすごく好き。上野の鈴本演芸場みたいでワクワクする。

今日のイベントは能町みね子がディスクジョッキーを務める架空のラジオ番組という設定。途中で流れる曲が全て前野健太本人による生歌弾き語りだったり、CMの時間(?)に芸人のコントが始まったりと、アイディア的にはすごく面白そうだったんだけど、個人的にはあまりノレなかった。

それでも普段マエケンのライブであまり演奏されない曲をたくさん聴けて感無量。大好きな『興味があるの』。「君の髪をなでていると 僕は君のお父さんか君のこどもにでもなったみたい」ってマエケン歌詞の真骨頂だと思う。あと聴きたいのは『さみしいだけ』だな。アルバム表題曲なのに、今となっては全然演奏されない。この曲にも「あんまり悲しい映画はやめよう ジャッキーの動きはすばらしいな」という最高の歌詞がある。

あと終盤に能町みね子とのデュエットコーナーがあったのも新鮮でよかった。マエケンって声質的に女性とデュエットするのすごく映えると思うんですよね。能町みね子の歌声は途中で中島みゆきに聞こえて笑ってしまったけれど。2人で(ほぼ能町みね子メインで)歌われたのは『ファックミー』『ねえ、タクシー』『オレらは肉の歩く朝』の3曲。『ねえ、タクシー』は能町みね子が自宅で泣きながら歌うほど思い入れがあるという。たしかにこの曲女性ファンがすごく好きなイメージある。そういや『オレらは〜』もライブであまり聴かない気がする。『ロマンスカー』もそうだし、「前野健太、アルバム表題曲はライブであまりやらない説」が立証できそう。あと『ファックミー』で終盤の掛け合いが始まりかけたところで進行に遮られてしまったのは残念だった。マエケンも「あと3分くらい続くんだけど…」って呟いてたけど、チャゲのときはファックミーの掛け合いで死ぬほど笑ったからなあ。能町みね子ver.も聴きたかったぜ。

終わって会場出たら土曜の夜の新宿だったの最高だった。

マエケンの歌は新宿がよく似合う。というかマエケンの歌で描かれる「東京」って明確に東京の西側のイメージがある。俺は生まれて以来ほとんど東京の東側で過ごしてきたから、マエケンの歌う東京は馴染みのある東京とは少し違う感覚がある。強烈に生活の匂いがするのに、どこか浮世離れした雰囲気を感じるのはそのせいかもしれない。前に清澄白河の美術館でトーキョードリフターの上映イベントがあって、ティーチインの時にマエケン本人にその辺りのことを聞いてみようかと思ったのだけれど、結局聞かずじまいだった。

それにしても、新宿のタワレコ23時までやってるの最高かよ。BISのインストアをチラ見しつつCAR10のニューアルバム買ってアルタ裏の立ち飲み屋で抹茶ハイ2杯ずつ飲んで帰宅。CAR10良い。ジャケットの青よりも青い。今俺に10代の友人がいたら、こないだ観た映画の台詞みたいに「自分が10代の頃に聴いてたらもっとラクになれたはずの曲だから、今の君に聴いてほしい」と言いながらこのアルバムを渡したい。たとえ老害と言われようとも。

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# by schooldeathco | 2017-06-26 22:00 | Comments(0)
日本の夏、ステヤンの夏
ステヤン師匠が今年の夏も帰ってくる!ワクワクしながら公式サイトを開いたらblack grapeという文字が出てきてひっくり返った。再結成してたのかよ。本国イギリスならまだしも、2017年の日本で需要あるのかよ。しかも再結成にベズが参加してなさそうなのも不安を煽る。ベズのいないblack grapeなんて瀧のいない電気グルーヴ。つか普通にハピマンで来日すればいいのでは…って思ったけど、そういやハピマンも4年くらい前に来日が突然キャンセルになってるんだよな。

あと会場が謎。公式サイトの「会場マップはこちらでご確認いただけます」のリンク先がただの駐車場。ここに特設ステージを組み立てるってことなのか。さすがステヤン師匠。常人には考えつかない奇策で攻めてくる。たしかにこれなら集客が少なくても会場レイアウトで縮小対応可能。場所柄めざましライブ的なものと勘違いした客がうっかり迷い込んでしまう可能性もある。

このタイミングでチケット代が発表されてないのも怖い。やっぱりどう考えても地雷しか埋まっていない感がものすごい。『ランボー 最後の戦場』で地雷まみれの田んぼを走らされて、完走しても結局銃で撃たれるやつ。あれを思い出す。巻き込まれるのは嫌だけど、「このバンドは不遇の時代が長くてねえ」とか可愛い子に解説しながら遠巻きに見てる分にはすごく面白い。アランマッギーはステヤン師匠に弱みでも握られてるのだろうか。

あとフジロックのアヴァランチーズのステージがグリーンなのもきっと「フジでいちばん大きなステージだから!ここ穴開けたら大変なことになるから!」というプレッシャーをかけるスマッシュの策とみた。来ないアヴァランチーズ、オザケンをホワイトに走らせる。

最近買ったCDなど
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morningside / fazerdaze

ニュージーランドを中心に活動するSSW。このPVがもう、このスケボーしてる画が延々続くってだけで最高なのに、このスケボーしてるのが本人ってねえ。アルバムもゆるくてノイジーで切なくてめちゃくちゃ良いです。しみじみ良い。今年の夏、っていうか10年くらい先まで夏のサウンドトラックになりそうな一枚。

ほめごろシリーズ / CHAI

すでに各所で話題沸騰っぽいガールズバンドのミニアルバム。初めてこの曲を聴いたときは「ちょっえっどこまで展開するんだよ」って興奮が止まらなかった。今年出会った曲の中でいちばん好きかも。バンドに双子がいるとなんだかロマンを感じますね。

THE LIFE ROMANTIC / PLECTRUM

ぬおーここにきてまた2ndの頃のような90年代ギターサウンド。もはや懐かしいのか逆に新鮮なのかもよくわからない。プレクトラムが13年ぶりに帰ってきた!としか言えない音楽。『TEARS FOR BEERS』って冗談みたいな曲名だけど、サビで繰り返される「わかってよ」がローゼズの「憧れられたい」みたいに胸に迫る。ラストがバンドの名付け親でもあるTFCのノーマンにちなんだ『NO MAN BREAK』ってこのダジャレに始まりダジャレで終わるあたりのセンスもなんだか90年代っぽい!

slowdive / slowdive

今年のフジのラインナップ見て「スロウダイヴじゃなくてモハーヴィ3で出てくれればよかったのに」とか思っちゃって正直すまんかった。めちゃくちゃ良いじゃないですかこのアルバム。再結成後のアルバムって(空白期間が長いほど)「出してくれただけで感謝」みたいなところあるから、内容まで素晴らしいと本気でビックリしますね。

2016 atomized / THE RAVEONETTES

2016年に毎月1曲ずつ発表した新曲をまとめたニューアルバム。シューゲイザー界隈で彼らほど長い期間コンスタントに安定して高いクオリティの作品を届けてくれる働き者バンドを他に知らない。フィードバックノイズの隙間から「えっ」って半笑いになるほど甘いメロディを絶え間なくぶっこんでくるので大好きです。

夢みる惑星 / さよならポニーテール

ジャケットのイラストやビジュアルイメージが突然変わった!と思ったら、イラスト担当メンバーが脱退してた。そんなのもあるのか。

何度でも新しく生まれる / MONDO GROSSO

とにかく満島ひかり!これに尽きますね。CD聴かずにPVばっか見てしまう。奥さんも「ここ10年でいちばんぐっときたPV」って感動してた。フジに満島ひかり来たら死ぬ。

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# by schooldeathco | 2017-06-21 22:34 | Comments(0)
5月に観た映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい


ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス ★★★★
開始30秒で最高の要素しかない。それが最後まで続く。この多幸感よ。だいたいダンスで始まりダンスで終わる映画が最高じゃないはずないんですよ。SF苦手な人や最近のMCUに食傷気味な人にもオススメしたい。なぜならこれは劇中の台詞にもある通り「人生においてダンスをする人/しない人」についての映画だから。俺の中ではララランドとかと同じ枠に入りました。そしてこのままずっとアベンジャーズとは距離を置いてほしい。

光をくれた人 ★★★★
監督の前々作にあたる傑作『ブルーバレンタイン』が「カップルで見ちゃダメ絶対」とか言われるのが全然理解できない。あれを一緒に観て「別れよう…」ってなるなら最初からそれまでの関係だってことだし、むしろ反面教師的な意味でもこれから結婚を考えようとしてるなら必見だと思うんだよなー。牧師が言う「健やかなるときも病めるときも〜」ってまさにこれでしょっていう。そういう意味では今作もまったく同じ。「子供」がテーマの甘いメロドラマかと思わせて…からの「夫婦」の描き方が相変わらずエグくて最高&号泣でした。ジブリの『レッドタートル』も思い出した。

美しい星 ★★★
今月の「こんなときどんな顔すればいいかわからないの」案件。笑えばいいと思うよ。え、笑っていいの?劇場誰も笑ってないんだけど、大丈夫??の波状攻撃。中盤に明らかにラリってるというかすみません言葉アレですけど、欽ちゃんの仮装大賞で得点がドドドドドって一気に上がって合格!ていうか優勝!みたいな場面があって、あのまま行ったら確実に失禁してたと思うけど、最終的には収まるべきところに収まった感。ところで「リリーフランキーがサブカル女子にモテる」って「サブカル女子にモテたいおじさん」が作り出したファンタジーだと思ってる。

メッセージ ★★
監督は去年の『ボーダーライン』も最高だった「面白すぎる映画しか作らない」ことでおなじみドゥニ・ビルヌーブだし、テーマ的にも大好物だったにもかかわらず今ひとつノレなかったのはきっとサービス精神とエンターテイメントの塊みたいなGOG2と連続で観てしまったことだよなー。なぜハシゴした俺。だって最高の1日にしたかったから…!結果的には味濃いめの家系ラーメン食べて満腹なのにはなまるうどんをぶっこむ暴挙で消化しきれず…。「ばかうけ」のイメージが頭から消えた頃にもう一度見直したい。

ノーエスケープ 自由への国境 ★★
砂漠をひたすら逃げる、追う、撃つ、撃たれる、走る、すべる、見事に転ぶ、の88分。やたらと俯瞰や引きの画が多いのが、ファミコンのドラクエで砂漠を移動してるみたいで妙にコミカル。銃持って追いかけてくるおっさんも怖いけど、その10倍の速度で追いかけて人を噛み殺す犬ヤバい。超こええ。俺が子供の頃は東京都内にも野良犬がいて、追いかけられたことがトラウマだったので(最近になってようやく克服したけれど)、こういうこと書くと人間性疑われそうだけどラストの犬ザマァ感がすごい。

LOGAN/ローガン ★★ (これだけ6月に観ました)
たしかにアメコミ映画として画期的なのはわかるけど(まさか老人介護問題が描かれるなんて!)、北斗の拳でラオウ倒した後のケンシロウというか「こんなXMENは嫌だ」みたいなのを延々観せられても…っていう。帰りのエレベーターで「チャールズがボケ老人になってたのがショックだわー」「でもたまにシャキッとしてたよね」「そこねー、実際のボケ老人もたまにシャキッとするからさー。そこがまたリアルで」って会話が聞こえてきて笑った。

スプリット ★★
新作が公開されるたびに映画館に足を運んでるのに、いまだにシャマランなのかシャラマンなのか覚えられない。それはきっと俺の脳の問題だけじゃなく、シャマランの中にもきっとこの映画みたいに色んな人格がいるんじゃないかと思うんですよ。そして今作を撮ったのはシャマランでもシャラマンでもなく、SCU(シャマラン・シネマティック・ユニバース)構想をぶち上げたことも含めてまったく別のヤバい人格が出てきた感があった(命名・シャブラン)。でもシャマラン内人格の全員に共通してるのは「俺が本気で妄想すれば現実になる!」というドリームズのカムトゥルー感であり、それがなくならない限り俺は映画館に通い続けるんだと思う。SCUにはぜひ『ハプニング』の風や観葉植物にも参戦してもらいたい。

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# by schooldeathco | 2017-06-11 21:24 | Comments(0)