4月から6月に観た映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい

万引き家族 ★★★★
リリーフランキーの田中邦衛感がすごい。話し方だけじゃなく情けない走り方まで。貧乏なのは同じだけど欲しいものは家族さえも万引きで手に入れるブラック五郎。なので子供ふたりは純と蛍に見えてくるし、バス追いかけるシーンなんて「初恋」じゃん!貧困が自己責任?なんてクソくらえですよ。暗証番号は1192つくろう鎌倉幕府。松岡茉優が働いてた店のロケ地は錦糸町にあるらしい。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 ★★★★
こっちも貧乏かよ!長年アメリカ映画を見てると、モーテルっつーのは絶対泊まりたくないけど憧れなんですよ。何か絶対よくないことが起きるに決まってる!のに気になる!泊まりたくないけど泊まりたい!っていう。案の定物語は悲惨極まりないのになんでこんなに美しいの。パステルカラーの淡い夢。ずっと見てられるんですけど。ラストもすごかったですね。完全に置いてけぼりにされた。

ブリグズビー・ベア ★★★★
ゲラゲラ笑って最後は泣いて、いやー映画って素晴らしいですね!とひとしきり感動してからふと考える。優しさで出来てる人しか出てこないとか、うんたしかに劇中のブリグズビーベア面白そうだけどプレミア上映とかあんな熱狂的に迎えられるなんてある?とか、なんで簡単に病院脱走できたんだ?とか考えると「あー……」ってなる。いずれジェームズも優しくない世界に目覚める時が来るんだよ。牢獄から出たらそこは優しい煉獄だった。そう考えるとラストめちゃくちゃほろ苦くないですか?

デッドプール2 ★★★★
おい、なんだよ!めちゃくちゃ最高じゃん。前作は正直イマイチだったのに。そこまでやる?っていうメタ展開やしつこさがすごい。しつこいよ。しつこいよ!基本的に絶体絶命のピンチで軽口を叩いちゃうタイプの主人公は大好物なんだけど、デッドプールはその極みっていうか、作品自体がギリギリの状況を笑い飛ばしちゃってるから強いな、って思う。

レディ・プレイヤー1 ★★★★
これはシュガーラッシュ観たときと同じタイプの感動。さすがにひとつめの鍵のヒントを数年間も誰も気づかないなんてありえないだろ、ファミマガのウソテクかよとか、ゲーマー目線で細かいモヤモヤはあるものの、10才の俺は早い段階でどうでもよくなったし、終盤のバトルシーンでよくわからない涙があふれてとまらなかった。ありがとうスピルバーグ、ファミコンのグーニーズも名作だ!

孤狼の血 ★★★
キャー松坂桃李くんかっこいい!そしてアウト蓮司こと石橋蓮司がここでもおいしい親分役。そんなアウトレイジも完結を迎え、このジャンルはもう長いこと韓国映画の独壇場だけど、願わくば日本で毎月こんな映画が公開されてほしい。

ゲティ家の身代金 ★★★
おーこれは好きな方のリドリースコット。来客用の公衆電話とか身代金で節税対策とか、カイジの兵藤会長ばりにガメつい爺さんにドン引き。そういやカイジも自分の耳を賭けさせられてたっけ。あとマークウォールバーグの「なに見てんだよ」笑った。こっち見んな。

タクシー運転手 約束は海を越えて ★★★
アルゴとマッドマックスとクーデターを合わせて、さらにゾンビ要素を足したような…ってポスターの爽やかイメージと全然違う!後半は笑っちゃうほどの地獄絵図。そっからのおにぎりモグモグからの仲間のタクシーが…!なエモすぎる展開に辛抱たまらず錦糸町楽天地シネマから南口のディープコリアンゾーンへ。マシッセヨ、サムゲタン。

V.I.P. 修羅の獣たち ★★
三国志でいうと張飛や糜芳のような暴力男かズル賢い奴しか出てこない韓国ノワール。良い意味でも悪い意味でも色々ひどかった。それまでニヤニヤしてたサイコパスがはじめて感情剥き出しにする場面が、暴力刑事に「おまえ勃たないんだろう?」→まわりの刑事がゲラゲラ笑うっていうのがもうね、いつの時代だよ!っていう。

ビューティフル・デイ ★★
雰囲気は「ドライブ」だし「オールドボーイ」ばりのカナヅチ使いだし、音楽はジョニー・グリーンウッドって、好きな要素しかないはずなのに惜しい!見せないのが美学なのかもしれないけど、見たいところを全然見せてくれない。ストリップ小屋って聞いたのに最後まで水着なんですよ。

君の名前で僕を呼んで ★★
すごく繊細な感情の機微が描かれる一方で、自転車投げ出して停めたり服を雑に脱げ捨てたり果物ビシャビシャにしながらかぶりついたり、そういうとこ!鼻持ちならない金持ちイケメンインテリのガサツな行動が悪い意味で胸をざわつかせる。「俺の住んでる世界じゃない」「俺の知ってる初恋とは違う」としか。スクリーンが眩しくて、遠かった。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー ★★
「はいはい、どうせ最後に「衝撃的な展開」があるんでしょ、はいはい驚いた驚いた」とか思ってたら、「えええええ」って本気で腰抜かした。ビックリしたなあ。

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# by schooldeathco | 2018-07-05 21:55 | Comments(0)
まだ始まってもいないのに、夏の終わりみたいだった日の話
去年行ってサイコーだったgroovetube fes.

とはいえ、今年はどうするかな…と迷ってたところに、Negiccoとsugar plantの出演が一挙発表されて、去年と同じメンバーで即座に参加を決めたのでした。

錦糸町でレンタカーを借りて、Negiccoヲタの運転でNegiccoベストと山下達郎ベストを流しながら千葉の海を目指します。会場までの地獄のデスロードを歩いた去年の失敗を踏まえて、会場近くのペンションを宿泊場所に選んだのですが、着いてみると公園の池にある白鳥ボードが庭に鎮座してて爆笑。俺が思ってたペンションと違う。そもそもペンション泊まったことないけれど。しかし結果的にはすごく良い宿でした。
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駐車場に車をとめて会場へ。おーこれこれ、この海岸沿いの嘘みたいなシチュエーション。ちなみにここの海岸は、サニーデイサービス「苺畑でつかまえて」とさよならポニーテール 「夏の魔法 feat. 曽我部恵一+ザ・なつやすみバンド」のPVの舞台にもなっている。そして、それぞれにNegiccoのメンバーが出演しているという、ソカベとNegiccoには縁のある場所。
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今年もチーターさん(千葉のスーパースター・ジャガーさんのモノマネ芸人(?))による司会でライブが進行。今年もキャラのブレ具合がひどかった。

個人的に去年のリベンジを果たせたThe Wisely Brothersも、大好きな「愛と笑いの夜」からの曲多めだった曽我部恵一も、千葉名産の本物のネギかじりながら観てる人がいっぱいいたNegiccoも、住所不定無職ユリナさんがドラムを叩いたニール&イライザも(何気に初めてライブ観たかも)、全部よかったけど、なんといってもシュガープラントですよ。

2000年代前半、辻堂の海岸でスプートニクというオールナイトの野外パーティがあって、よく友達と遊びに行っていた。終電近くの電車で行って、踊ったり飲んだり砂浜に友達を埋めたりしながら朝まで。あれはたしかデニーズだったと思うけど、遊び疲れてファミレスで始発までよく時間をつぶしたな。あと何故かすごくよく覚えてるのが、駅の近くの吉野家でちょっと食べてから行こうという話になったときに、牛丼という気分じゃなかったのでシンプルにご飯と生玉子だけくださいと頼んだら、ハタチくらいの男の店員に3回くらい聞き返されたんだよな。何言ってるか聞こえないというより、「えっ、それでいいんですか?」という感じで。彼の中では「吉野家に来てごはんと玉子だけ注文する人」が想定外だったんだろう。まあただそれだけの話なんだけど。

そのスプートニクでシュガープラントがライブをした、らしいんだけど残念ながらリアルタイムで観ることはできなかった。当時はネットで事前に情報を得るというよりも、誰がDJやライブやるのかも知らずにふらっと遊びに行って、現地で「おー今日はにせんねんもんだいがライブするのか!ラッキー」みたいな感じだったから。

でも海辺で観るシュガープラントはきっと夢みたいだったんだろうな。
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それから15年、海辺で観たシュガープラントは夢みたいだった。

行きの車の中で「今日ニューアルバムの先行販売してくれないかなー、まー無理だよなー」と話してたら、物販します、サインもします、とのこと!それがMCで告げられた時、隣で見てた奥さんが「良かったねー!」って大げさに俺に向かって喜んでくれて、ちょっと恥ずかしい。しかし無事CDをゲットしたものの「運転手が眠くなるから」という理由で、帰りの車の中では一切かけさせてくれなかったんだよな。ま、仕方ないけれど。
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シュガープラントのライブが終わり会場を後にする。去年タクシーの運転手さんに教えてもらって感動した居酒屋へ。歩いて向かう途中「これはなにやら胸騒ぎの予感がするぞ…」と立ち寄った個人商店の酒コーナーがすごかった。まず目に入ってきたのが「純」と「樹氷」の懐かしいラベル。子供の頃よく実家にあったけど、今ではすっかり見なくなった国産の焼酎やウイスキーの瓶が30年前から時が止まってるかのような状態で棚に並んでる。
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勢いで「KIRICO」というサントリーのウォッカ(1983年に発売されてすぐ製造中止になったらしい)を買ってはみたものの、こわくて未だに飲んでない。今度なにかの飲み会に持っていこう。

※参考

お目当ての居酒屋へ到着。去年と同じく今夜もなにを食べても美味かった。そして安かった。この居酒屋、料理のメニューに価格表記が一切ないのですが、本当にどうなってるんだろう。
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貝をほじくり、ビールを飲みながらいろいろな話をした。もうオールナイトの野外パーティなんて滅多に行くことはなくなったし、行ったとしても昔ほど楽しめないことはわかってる。こんな愛と笑いの夜もこの先どれだけ続いていくのだろう。そんなことを考える。

店を出て星を見上げながら夜道を歩いて宿に戻る。ペンションの規模にしてはかなり豪華な風呂に入り、トランプでもしようかなんて言ってたのに30秒で即就寝。次の日はペンションの食堂で「ザ・宿の朝食」な朝ごはんを食べて、友達の実家に寄って犬と戯れ野菜をいただき、錦糸町で打ち上げをして、始まってもいない夏は終わりを迎えました。

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# by schooldeathco | 2018-05-26 15:45 | Comments(2)
甲府で前野健太を観て飲んで帰ってきた話
甲府に行くのは1年3ヶ月ぶり。前回は友達に誘われて「ただ飲みに行く」というのが唯一の目的でしたが、今回はそれに「前野健太のライブを観ること」が加わったのです。

錦糸町から特急あずさに乗って朝8時に甲府駅着。今日は街全体で武田信玄公の祭りが開催されるとのこと。あとから来る友達を待つ間、甲府市役所の上にある展望台へ。「空いてる」という以外、特にコメントない時間。

それから近くのデパートでキン肉マンのオフィシャルショップが出店してるというので行ってみる。我が家用に甲府限定の印鑑入れと、奥さんはトートバッグ、俺はザ・マウンテンのペンケースを購入。

友達と合流し、前回と同じ動物園へ。なんかの記念日らしく入場無料でした。ラッキー。ふれあい広場でモルモットをだっこ。俺のだっこした子が、前に飼ってたモルちゃんにそっくりでしんみりした。身体の柄だけじゃなく「いくら優しく撫でたところで人間なんか信用しねーからな」って目つきがそっくりなんだよな。しかし友達のだっこした子はすっかり人間に気を許してスヤスヤ眠ってました。
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なんだかんだで1時間半くらい滞在。そろそろノド渇いたよねってことで、前回も訪問したどてやきの店へ。15時開店で15時10分に行ったら満席!マジかよ。しかたなく別の店へ。ビール2杯飲んで、今夜泊まるホテルにチェックイン。

おれたちのドーミーインが信玄祭りの影響なのか高すぎたので、今回は別のビジネスホテルを予約。ひとり一泊3500円だったので、ドヤみたいなところだったらどうしようと思ったけど、普通のビジネスホテルでしたね。逆になんでこんなに安いんだっていう。

40分ほど部屋で休んでから、前野健太のライブ会場の桜座へ。商店街のど真ん中にある不思議な会場。客席は座敷でひな壇という、渋谷wwwと音泉温楽のいいとこ取りをしたような作り。これはいいですね。お客さん100人くらいなのかな。後ろから2列目でしたが、ステージとの距離がめちゃくちゃ近い。

ライブは新曲多めでよかった。ところで最近奥さんが「マエケンの歌い方が長渕剛に似てきてる説」を推しててこわい。もしマエケンが筋トレでムキムキになったり日の丸バックに歌い上げるようになったら、ファンであることを考えないといけないかもしれない。今日も麻生大臣のモノマネして自分の心臓の音が聞こえるかと思うほどスベってたから大丈夫だとは思うけど。
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新しい物販はハッピとクリアファイル。勢いで「オレらは肉の歩く朝」のアナログ盤を購入。大好きなアルバム。さすがにこれ裸で持ち歩くの厳しいな〜と思ってたら、奥さんが午前中買ったキン肉マンのトートバッグがサイズ的にピッタリだった。ナイス。

ライブが終わって、友達オススメの前回ふられたおでん屋に行ってみたものの、今回も定休日なのか閉まってて残念。酒飲みセンサーに導かれるまま路地裏の小さな居酒屋へ。瓶ビールをグラスに注いでカンパーイ!なんつってふと横を見ると、となりの座敷にちょこんと猫ちゃんが!

名前は「たそがれ」、愛称「たそちゃん」とのこと。ためしに名前を呼んでみると、スタコラ歩いてきてとなりの椅子に座りつつ、こちらにグイーンと身体を伸ばして俺の脚にアゴを乗せてくるじゃないですか!うーん、できた子!
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ニヤニヤしながらたそちゃんの頭を撫でつつ、壁に貼られた謎メニュー「エレベーター」を注文。運ばれてきたのは焼いた油揚げに大根おろしが添えられた一皿。「えーと、これは…」「「あげ」と「おろし」なのでエレベーターです!」「なるほどですね!甲府ではこの料理をそう呼ぶのでしょうか!」「いいえ、うちだけですね!」「なるほどですね!!」

この辺からすでに記憶が怪しいのですが、それから前回行った「おにぎり居酒屋」〜「謎の巨大カラオケスナック(貸切のため入れず)」〜「笑ゥせぇるすまんで最後に辿り着くところみたいな地下のバー」をハシゴしてホテルに戻りました。

昼間は街全体があんなに盛り上がってたのに、夜になると閑散としててすごく不思議だったのですが、バーのマスターによれば「祭りが終わると地元の人間は家に帰って飲むし、よそから来た人は日帰りで帰っちゃうから」とのこと。夜の甲府を経験しないで帰るなんてもったいない!

次の日はぼんやりした頭で山梨県立美術館へ行ってミレーの作品や富士山の景色を眺めてから駅弁とハイボール買って東京へ帰るという、平日午後の時代劇の再放送みたいな二日目を過ごしました。

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# by schooldeathco | 2018-04-30 14:47 | Comments(0)
1月から3月くらいまでに観に行った映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい

スリー・ビルボード ★★★★
ウディ・ハレルソンが警察署長として出てきた時点で「はいはい、この署長が黒幕なのね…」って思うじゃないですか。そういう先入観や思い込みがことごとく裏切られる展開にアゴが外れた。登場人物全員が「悪い奴に見えるけど実は良い人でした」などというわかりやすい「表と裏」ではなく「色々あるよ。人間だもの」と多面的に描かれるのも凄まじいし、ムーンサルトで本当に月面に着地しちゃうようなラストの飛距離と切れ味に震えた。

15時17分、パリ行き ★★★★
思ってのと全然違う!だが、それがいい。人生のさまざまな経験ってムダに見えてそうじゃない、でもムダなこともいいよね。日常生活って長くて退屈で、ドラマティックなことはあっという間に終わる。そんな「人生あるある」がそのまま映画の構成になってることに感動した。とにかく中盤の観光パートが何が起こるわけでもないのにすごく楽しそうで、俺も海外旅行いきたいな〜!と思ってしまったよ。って、なんだその感想。

犬猿 ★★★
なんという兄弟あるあるムービー。いや、でもこんなに違う兄弟ってちょっとありえなくない?という疑問を「お父さんの寝言」で説明するのもいい。そしてゲロ吐くシーンがある映画に駄作なしをまた証明してしまった。シチュエーション、タイミング、角度、量、全てが芸術的。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 ★★★
タイムリーすぎる今の日本の状況に照らして溜飲を下げてやろうと目論んでたけど、それよりも社主を演じたメリル・ストリープの姿に心打たれた。自ら望んだわけでもなく大きな役割と責任を与えられた女性が、周りに軽んじられながらも、とても重大な決断をする物語。ベタすぎて書くの恥ずかしいけど、勇気をもらった。ていうか美味しんぼ読んでると、新聞社の社主なんてクズ野郎ばかりだからなー。

バーフバリ 王の凱旋 ★★★
前後編連続で上映する機会を見つけてようやく観に行った。たしかにこれはアガるわ。超絶シンプルな勧善懲悪の物語を伝える上で「さすがにヤシの木で人をビョーンって飛ばすとか、炎の牛を走らせるとかナシかな…」みたいな迷いも照れもなく「どうやったら観客にサイコー!と思われるか」だけを考えて作ったらこうなりました、みたいな映画。

殺人者の記憶法 ★★
韓国映画に出てくる殺人鬼同士が殺し合うというただでさえハイカロリーな物語なのに、一方の殺人鬼がアルツハイマーですぐに記憶を失ってしまうという設定が加わったことにより、直前まで殺そうと鈍器を握りしめてた男に対して、突如ニコニコ笑いながら自分の娘との結婚を許す、という展開が次々繰り広げられて観てるこっちの脳が死ぬ。オダルスは今回も100%オダルスだった。

ブラックパンサー ★★
なんだろう、これやっぱりいつものマーベル映画だよね。「面白い方の」ではあるけれど、映画としての新しさみたいなのはほとんど感じなかったなー。

シェイプ・オブ・ウォーター ★★
ふたりの物語にはびっくりするほど心動かなかったけど、なぜか悪役のマイケルシャノンに泣かされた。用を足す前に手を洗うか、後に手を洗うかって初対面の女性に向かってトイレで熱弁ふるうのやばい。あと猫ちゃんかわいそう。

トレイン・ミッション ★★
おなじみの監督×主演コンビ。飛行機の次は通勤電車だ!年を取るほどアイドル性を増すリアム・ニーソンに萌える。全貌が明らかになった時の「えっ!それをするためにこんな回りくどいことを?」感がすごい。犯人側コスパ悪すぎ。食べログにボロクソ書かれそう。

キングスマン:ゴールデン・サークル ★★
うーん、めちゃくちゃ楽しみに待ってたんだけどな…。「前作で死んだはずのあの人がどうやって生き返るのか?」に対してキン肉マンや男塾の超理論が発動する一方で、今作でも主要キャラをあっさり退場させるサプライズというか、「キャラクターの生き死にに対する軽さ」に萎えてしまった。

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# by schooldeathco | 2018-04-15 12:34 | Comments(0)
4時間半飲み放題付き競馬観戦ツアー
「あー変わった場所でダラ飲みしてえなー」とネットをサーフィンしていたら、府中競馬場で飲み放題付きの観戦プランがあるのを発見。4時間半飲み放題で2,500円。長くて安い。そして競馬場。確実にダメな匂いがする。奥さんとダメそうな友達を誘って即申込みして、先週末行ってきました。

ちなみに俺は生まれてこのかた競馬場に行ったことはない。馬券の買い方も知らない。まあファミコンでファミリージョッキーやってたし、なんとかなるだろう。京王線に乗って府中競馬正門前駅へ。とりあえず駅の売店で競馬新聞と赤ボールペンを買おう。

「いちばん売れてる競馬新聞ってどれですか?」という素人丸出しの奥さんの質問に「えっと、いちばん売れてるのはこの「優馬」ですね。女性に人気が高いのはこっちの「エイト」かな」と親切に教えてくれる売店のお姉さん。「じゃあ「優馬」ください」「はい、500円ですね。ごめんなさい、競馬新聞ってちょっと高いのよね」と申し訳なさそうに言うのでこっちまで恐縮してしまいました。安心してください、この競馬新聞代くらい何倍にもして取り返してみせますから。それにしても「女性に人気」って何が違うんだ。ロッキンオンに対するインロックみたいなもんか?あ、赤ボールペン買うの忘れた。

入口で友達と合流。受付で簡単な説明を受けてからリストバンドを渡され、エレベーターでゲストルームのある7階へ。窓からコースが一望できてめちゃくちゃ気持ちいい。そういえばカイジで参加者が集められるのもこんな部屋だった。

飲み放題開始の11時になったのでカウンターに生ビールを取りに行く。ここから3時半までの長丁場。カイジの世界なら缶ビール1本5,000ペリカだったのが、ここなら2,500円(2万5千ペリカ)で飲み放題。さらに嬉しいことに飲食物は持ち込み自由。コンビニ寄ってきたのでツマミの用意も万全です。

カウンターで生ビールを頼むと「一番搾りとプレミアムの一番搾りがありますが、どうしますか?」という意外な質問。プレミアムの一番搾り、そういうのもあるのか……。「じゃあプレミアムの方で」「プレミアムですね。かしこまりました!」

そう言って笑う女の子の顔が一瞬、カイジにビールを奢る班長の顔に見えたのは気のせいだろうか。最近は家で平日は基本的に飲まないようにしてるので、今日は約1週間ぶりの飲酒。過酷な労働に耐えた末にありついた生ビール。そりゃまあ、美味しくないわけがないよねーカンパーイ!つってグビッとノドに流し込む。ううっ…キンキンに冷えてやがるっ…あ、ありがてえっ…涙が出るっ…犯罪的だ…うますぎる…

と、ひとしきり感動してから10分後には馬券を買いに走っていました。

さっきも書いた通り馬券を買うのは初めてなのですが、実を言うと競馬どころかギャンブル全般やったことがないんですよ。カイジ好きなのに。唯一やったのがハタチ過ぎに友達に連れられて行ったパチンコ。その時はビギナーズラックで大当たりしたんだけど、そのままハマる王道コースには乗らずにそれっきり。きっと性格的に向いてないんだと思う。ノーリスクローリターンを歩みたい人生。ちなみにファミリージョッキーから学んだ知識は「スタミナがなくなった時は強制スクロールか他の馬に押してもらって前に進む」です。

でもまあせっかくなので100円馬券をチマチマ買ってみたのですが、あれ?意外と楽しいぞ。この感覚なんか知ってるな。パチンコじゃなくて…そうだ小学生の頃ゲーセンでやってたメダルゲームだ。ゲーセンというか東京タワーの真下の土産物屋とか入ってるビルにゲームコーナーがあって、放課後よくチャリンコ漕いで行ってたんだった。カツアゲされそうな地元の怖い中高生も、さすがに東京タワーまでは来なかったから。

遊ぶのはもっぱら青い筐体のルーレットゲーム。当時は小遣い少なかったし、ほぼ全額キン消しやプロ野球カードに使っていたので、遊ぶメダルなんてもちろん買えなかった。だから金持ちの同級生を連れて行って、同級生が稼いだメダルの中からちょっと分けてもらったりしたんだよな。「やー◯◯君って、ほんとに気前がいいよね!」なんて、おだてたりして。あとは観光客がやるイーアルカンフーを後ろから覗いてたりしてたな。それだけで楽しかったあの頃。

あれから30年。メダルも馬券も自由に買えるようにはなったけど、やっぱりギャンブルは向いてないみたい。カスリもせずに負け続けて迎えた最終レース。ここでなんと13倍の(俺にとっては)大当たり。と言っても100円しか賭けてないので配当1,300円ですが。最終的にトータル1,500円賭けて1,300円の払い戻し。新聞代は賄えませんでした。「向いてないだけじゃなく、才能もないんだなあ」と心底実感した次第です。でもフツーにワイワイ飲むだけで楽しかったので暖かくなったらまた来たい。

帰りは吉祥寺で反省会。久々に来た街の変わりようにちょっとビックリしてしまった。俺の知ってるジョージはもうここにはいないんだね……。

「エイジの友達って会ったことないよね」おい、やめろ、心のやらかいところを抉ってくるんじゃない。図星すぎるだろ。ちなみにこのブログの定期読者も俺が知る限り3人しかいない。奥さんと、同い年のおっさん2人。いったい俺は誰に向けてこの文章を書いているんだろう…という疑問を酒と一緒に呑み込みながらこのブログは更新されています。

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# by schooldeathco | 2018-03-04 21:54 | Comments(0)