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なーちゃんのこと


我が家の猫なめろうが天国に旅立ちました。あまりに突然すぎました。猫にも天国ってあるんですかね。ナー!って鳴けばすぐ大好物のちゃおちゅーるが出てくるやわらかい世界にいてほしいです。


なめろうが我が家に来たのは今年の8月。その時点で推定4ヶ月とのことだったのでまだ1歳にもなってないです。4月生まれなので奥さんが勝手にピエール瀧と同じ誕生日にしました。15年とか20年生きる猫もいると聞きます。もしこの悲しみが過ごした年月に比例するとしたら20才で死んだらこの30倍とか悲しいんですか。そんなの嘘です耐えられないです。新年になったばかりなのにこの先10年分の涙を流しました。


なめろうが我が家に来たのはお盆休みの最終日でした。俺も奥さんも昔から猫が大好きだったのですが、実はふたりともたぶん猫アレルギーの気があったので飼うのは半ば諦めてたんです。町で見つけた野良猫を愛でて満足してたんです。でも今ならいけるんじゃないだろうかと、アレルギー対策の薬もあるらしいからそれで抑え込めればいい、もう覚悟の上だ。むしろ今から飼い始めないとどっちが先に死ぬかわからないぞと、意を決して奥さんがネットで探した保護猫センターにふたりで行ってみることにしました。


訪問1回目は空振りでした。空振りというより、こういうとこ来るのはじめてなもんで、一体どういう風に接すれば良いものなのかと。檻の中に入った猫たちを品定めするような自分に、なんならちょっと凹んでましたね。


そして運命の2回目。保護猫がいる部屋に入ってすぐに、こっちに向かって人一倍、というか猫一倍ナーナー!アピールをする猫、それがのちの命名なめろうでした。


その前に奥さんと話してた好みは三毛かハチワレか白猫で、キジトラは全然想定してなかったのですが、もはやそんな見た目とか全然関係なかったですね。向こうから飛び込んでくる感じ。だって他にも里親希望の人たちいるのにこっちに向かって一心不乱にずっとナーナー鳴いてるんですもの。しかもシッポめっちゃ短いし。なんなのユーうち来なよ!


事務手続きを済ませて、いよいよ自宅へ、持ってきたゲージに入れて、電車に乗ります。ワクワクと謎の緊張。さっきまであれほど鳴いてたのにゲージに入れた途端大人しくなって全然鳴かないのと「猫を飼う」という現実感の無さに、「ほんとに中入ってる?」と奥さんと何度も何度もゲージの中を覗き込みました。


家に着いてゲージの扉を開けると、なめろうは恐る恐るゲージの外へ。部屋の端にある我が家秘蔵の酒置き場に3分ほど立て籠ったあと、すぐに私と奥さんが座るソファに飛び乗ってくつろぎはじめました。早いな!その30分後にはそのままウトウト寝てました。大物かよ!


ちなみに「なめろう」という名前ですが、酒飲みの方はご存知の通り、生のアジとかを細かく刻んであーだこーだしたやつです。名前は奥さんが俺の大好物にしたいということで、もうひとつ候補として「レバニラ」という案もありましたが、めでたく「なめろう」に決まりました。上野のたきおかというナイス酒場のなめろうが世界で一番好きなんです。俺の夢は「なめろう」と一緒になめろうを食べることだったのですがそれも叶いませんでした。生の魚、結局食べさせてあげられなかったなあ。マタタビも大人になるまではあげたくなかったから、ごめんね。もっといろんなもの食べさせたり、バカみたいな猫用ケーキで誕生日のお祝いしたり、いろいろ経験させてあげたかったなあ。


こうしてなめろうがいる生活がはじまりました。はっきり言って激変しましたね。猫がこの世界の中心。アンビエントな毎日がハイロウズみたいな生活に。こういうこと書くと「奥さんと二人きりの生活がつまらなかったのか」と誤解されるかもしれませんが、バカ!そういうことじゃないんだよ!って急に焦ると余計怪しいですが、ほんとにそういうことじゃなくてって書けば書くほどアレですが猫のいる生活がこんなにバラエティ豊かで楽しいと思わなかった。だってアイツずっと喋ってるんだよ!何言ってんのかわかんないけど!


まあ奥さんとは結婚してから右肩上がりにラブラブなんで(しつこい)週末はだいたいふたりで近所をほっつき歩いたり飲んだりしてるんですけど、帰ってきたらめっちゃ怒ってるんですよ。人間の耳にはナーナー!としか聞こえないけど、「オレを置いてどこ行ってたんだよ!」って確実に怒ってる。


えー。

猫ってさー、ほら、どっちかというと「おれのことはほっといてくれませんか」ってタイプなんじゃないですか。犬ならわかるけど。ていうか、あなた猫ですよね?「ナー」えっ猫じゃないの?「ナー」ごはん食べる?「ナー!!!!!!!」こんな毎日ですよ。こりゃ一刻も早く家に帰りたくてみるみる残業が減りますよね。国民全員ペット飼うのを義務付ければいいと思う。働き方改革。


そして、なめろうはとにかく元気なので朝5時くらいに起こされる。元気というかむしろジジイかよ。朝5時に寝室のドアやベットの横をカリカリしながらナーナー言う。往年のDJオズマばりにナーナー言う。奥さんは震度4の地震があってもびくともしない熟睡力の持ち主なので、仕方なく俺がのそのそ起きると渾身の「ナーナー!(遊んで遊んで)」が始まるのでヒモのおもちゃを松方弘樹ばりのダイナミックなストロークで放り投げたりして遊んでから、ソファで一緒に二度寝。ゴロンと寝転んでお腹の上になめろうを乗っけるとまるで湯たんぽ超あったかい。暗がりで黒目がちななめろうも俺の油断しきった腹がいい感じのベッドになってる様子。これがまさにWIN-WINというやつですね。どうだこのはじめて彼女と迎える朝が毎日続く多幸感は!


それからなめろう偉いことに芸ができるんですよ。主に奥さんが教えてるんですけど。ひとつはおもちゃを放り投げて「持ってこーい」ってやつで、もうひとつは「お手!」とか「お座り!」をさせるやつ。なんだろう、今冷静に考えると奥さんはなめろうのこと犬だと思ってたのかな?そんな震える事実ってありますか?心なしかやめろうもおもちゃを咥えて持ってくるとき「おれ、猫だよな?」って不思議な顔してた気がする。


あと偉いで言えば決して人間に向かってツメを立てなかったですね。「シャー!」ってなったこともチビッコに追いかけられてたった一度だけ。とにかく攻撃的になることがなくて、ほんとに奥さんに似てやさしい子だったよ。あ、一度だけ奥さんがご機嫌でなめろうを抱っこしてたら、奥さんの腕をカプッと甘噛みしたんですよ。そのときの写真がサイコーすぎて何度見ても爆笑してしまう。たぶんダンサーインザダーク見た直後でもこの写真見れば爆笑できると思う。あまりにこの瞬間が好きすぎて模写してしまった(描いてるときにもなめろうにめっちゃ邪魔されました)。


あと見るタイミングによって顔が全然違うのもおもしろかったな。ある時はゴルゴタッチの劇画調、あるときは少女漫画の憧れの先輩風、あるときは人間のおじさん、むしろ普通の猫だったときの方が少なかった気がする。なめろうが来てから俺のカメラロールが爆発しました。


やばい。思い出がありすぎる。たった半年なのに。されど半年。だって猫の年齢は人間の4倍だって言いますよ。それでも2才か早いよ。早すぎるよ。もっと抱っこしてベランダから外の様子を見せてキョロキョロさせたり、はじめてのマタタビでおかしくなる様子をゲラゲラ笑いたかったよ。家に帰ってドアを開けると「ナー!(遅い)」って怒りながら迎えにきてくれる姿がもう見れないなんてたまらなく寂しいよ。


年末年始まではほんとに変わらず元気だったんだけど、我々の正月休みが終わったあたりからいつもと違うおとなしい感じになって。それももしかしたら大人になった証拠なのかな、なんて呑気に考えてた。でも食欲もないしウンチもあまり出ないからふたりで病院に連れて行ったら、「フードに飽きただけでは?」と言われて、病院で出された高級フードにがっつくなめろうの姿にほっとしたのも束の間。


それから数日してふたたび食欲がなくなり、近所のコジマで色んなフードを買って試すもなかなか口に入れないようになり。相変わらずナーナーうるさいけど何かを切実に訴えてるようでもあり。奥さんが仕事休みの日に一応また病院連れて行ってくれない?とお願いして、「今ごろ病院で頑張ってるはずだから、帰ったらいっぱいナデナデしなきゃな」とか考えながら仕事してたら奥さんから電話。「なーちゃん死んじゃった」


仕事を抜け出し、待ち合わせの交差点で待ってると、向こうから箱を抱えて顔くしゃくしゃに泣きながら歩いてくる奥さんの姿。「ほら、まだあったかいんだよ」。なめろうの入った箱を受け取ると、たしかに温もりが箱を通して伝わってくる。そのままふたり並んで無言で事後説明を受けるために再び動物病院へ。急性腎不全。女医さんが泣きながら死因の説明をしてくれてるけど、全然耳に入ってこない。ていうか、お医者さんまで泣かないでくださいよ。こんなの何百回も、何千回も経験してるでしょ。奥さんがハンカチを、さらに看護師さんがティッシュの箱を自分に向かって差し出してくれて、自分の目からアホみたいに涙が流れてることに気づいた。


それからペットを火葬してくれるお寺さんへ。ここには前に飼ってたモルモット×2も埋葬されている。前にモルモットを埋葬した時は「フレッシュフルーツ」って書かれた段ボールに入れられて「全然フレッシュじゃないのに」って苦笑いした経験から、ちゃんとした箱を家から持参したとのこと。ベットの体重で料金が決まる事務手続きを窓口で済ませる。そういえば最後は抱っこした日も、最初にうちに来た頃みたいに軽かった。笑っちゃうくらいのデブネコにするのが奥さんの夢だったのに。


霊安所で最後のお別れ。こういうときに掛ける言葉は「ありがとう」しか思いつかない。なめろう、いや普段呼んでる通りに言おう、なーちゃんほんとにありがとう。たった半年だけどやっぱり20年連れ添ったみたいだ。結局アレルギーは出なかった。最後病院に連れてくとき俺の布団の上で丸まってたんだって?なんだよそれ泣いちゃうよ。いつもなーちゃんラブな奥さんと俺と代わりばんこでファンサービスしてくれたね。抱っこされるのが大好きで、抱っこされたいときは背中を少し丸めて俺の足元をウロウロしてた。晩酌のときいつもヒザの上に乗ってくれたし、俺のことマッマサージチェアだと思ってたフシもあるけど、ほんとやさしくて甘えんぼの猫だった。というかほんとに猫だったのかしら。天使じゃないのかしら。あー!めちゃくちゃ楽しかったよ。猫と暮らす喜びを知ってしまった。今は悲しくて何も考えられないけど、もしかしてこの先別の猫と暮らすことになったら、なーちゃんやきもち焼くかもしれないけどそのときは許してね。


今ごろ猫世界における天国的な場所でナーナー鳴きながらモル×2と元気に走り回る姿を想像してます。いつかまた俺のヒザの上で一緒にテレビ見ようね。まだ心の整理なんて全然ついてないけど大好きななーちゃんのことみんなに知ってもらえるように、生きた証を忘れられないように、なーちゃんに泡盛献杯してワンワン泣きながらこれ書いてます。体が辛いの隠してたはずなのにきちんと気づいてあげられなくてごめんね。最後看取ってあげられなくてごめんね。最後まで生きようと治療頑張ってたって聞いたよ。猫と暮らすのが夢で母親のようになーちゃんを愛してた奥さんがすっかりまいっちゃってるので夢の中でナーナー鳴いて元気づけてあげてください。今までありがとう。なーちゃん。さよなら。必ずまた会おうね。


# by schooldeathco | 2020-01-24 00:54 | Comments(0)
10月から12月に観た映画と2019年ベスト10
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ですよねー
★ これはひどい

空の青さを知る人よ ★★★★
「ここさけ」では赤子のように泣かされたけど、今度はどうかなバンドものは自然とハードル高くなるからなとか思ってたら赤子のように泣かされた。ありがちなロキオン系バンドとかではなく、大物演歌歌手のお抱えバンドのギターという設定も新鮮。「絶対にいるはずのない人がいる」のにそこでいちいち物語を止めずに会話が「えっこち亀連載終わったの?」なのも最高。あいみょんも「さよならくちびる」に続いていい仕事。

ブルーアワーにぶっ飛ばす ★★★★
都会に疲れたこじらせ女子が田舎に帰るよくあるやーつかと思いきや、実家に帰ったら家族がいい具合にヤベー感じになってたりとか田舎スナックのしょーもなさとか謎のホラー感。おばあちゃんの爪切ってあげる場面さえもやたらドキドキしてしまう(何故か異様に長いし)。こじらせ、というよりやさぐれ具合がサイコーすぎる夏帆はもちろん、「サニー」のシムウンギョンが「新聞記者」の700倍イキイキしてるのも良い。

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション ★★★
まさか1年に2本もシティハンターの新作を観るなんて。フランスの実写映画なのに上映形態が吹替版しかないというのも実にわかってらっしゃる。先に見たアニメ版は正直内容はアレだけどまあゲワイでエンドロール迎えたからオッケー早く居酒屋行って話そうみたいなフシがあったけど、こっちは笑って泣けて内容もちゃんとしてるので(アニメ比)ゲワイの高揚感がすごかったし酒がめちゃくちゃ美味かった。

ジョーカー ★★★
たとえば葬式で突然俺が笑い出したらこの場の空気はどうなっちゃうんだろうと想像することがある。想像するだけで絶対に実行はしないけど。ぜんぜん笑えない悪夢みたいな映画だけど、もう現実が追い抜いてしまってる。ほんとにこれは現実なんだろうかと思いながら生きている。

ジョン・ウィック:パラベラム ★★★
復習で前作を見返して改めて「俺が考えた最強組織のルール(後付け設定)」と見たことないアクションで推進する映画だなあと思ったのだけれど、今回はそれが気持ちいいくらい振り切ってるというか、良い意味で呆れてモノが言えない場面が多くて楽しかった。すぐ近くで殺人が行われてるのにまったく動じない群衆のモブ感もすごい。ファミコン時代のゲームの背景みたい。

ゾンビランド:ダブルタップ ★★
10年ぶり待望の続編!とは思えない軽さに拍子抜けしたけど、思えばこれがゾンビランドだったよなあ、と。えっこれ絶体絶命では?と思わせてからの展開も呆気にとられまくりで、花道みたいなところをくぐって作業的に自滅するゾンビにはさすがに笑った。また10年後に「やーん、ひさしぶりー」な同窓会ノリで続編やってほしい。

イエスタデイ ★★
もしもビートルズのいない世界でビートルズの楽曲を発表したら…という音楽好きの妄想を具現化する設定と「パイレーツロック」や「アバウトタイム」の人が脚本を手掛けるという事前情報に最高にふくらんだ期待がみるみる萎んでいくのを感じた。とにかく主人公もヒロインも自己中で魅力がなさすぎるのがツラい。

クロール -凶暴領域- ★★
勝手にサメ映画だと思ってたのでワニが出てきて驚いた。しかも空も飛ばないし火も吹かない。まっとうなワニ映画。まっとうって何だ。主人公が家族の問題やスランプに悩む水泳選手で、「できる!おまえならできる!」と父親に言われてクロールでワニから逃げる映画がまっとうなのか。「ワニに食べられる人」がきちんと登場するからまっとうなのか。俺にはわからない。

ひとよ ★★
んーやっぱり白石和彌監督の作品は俺にとって「合う/合わない」の落差がすごいなあ。よく言えばエモい、そのまま言えばクドい。でも考えてみれば、今年ベスト級の「凪待ち」も基本的にはそういう映画だったので、単に鑑賞時の自分の精神状態に左右されているような気がしないでもない。まあ個人の感想や評価なんてそんなもんですよね…。

説明

HELLO WORLD ★★
うる星やつらビューティフルドリーマーみたいな雰囲気はすごく好みなんだけど、これはとても難しかった。物語がというより、使ってる言葉が違う的な意味で。

ターミネーター:ニュー・フェイト ★★
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け ★★
もうめんどくさいからまとめて書いちゃうけど、過去を否定してまでつくったのがこれか…っていうね。こんなの大物バンドの金儲け再結成ツアーじゃないですか。往年のヒット曲メドレーで古参ファンに媚びまくってるので俺もそれなりに楽しめたのが余計に悲しい。ほんと悲しいですよ。

スペシャルアクターズ ★
「カメラを止めるな!」は低予算を逆手に取ってたけど、もうこれは完全に開き直ってるでしょ。劇中で「試写会で笑い屋をやる」みたいな仕事が出てきたんですが、俺が見た回にもそれいたよ!身内なのか知らんけど、余計に苛立ちが募ったのであれは逆効果だなあ、と。

というわけで今年劇場で観た新作映画は64本でした。振り返ってみるとこんな感じ。
2014年 56本
2015年 57本
2016年 54本
2017年 57本
2018年 48本
2019年 64本
えっここ数年でダントツに一番なのかー。これは超意外。仕事も忙しかったし猫飼ってからは家にいる時間が増えたから、むしろ例年より少ないかと思ってた。TOHOシネマズのフリーパスを手に入れて普段なら選ばないような映画も観たのも大きいかもしれない。そんな中から選んだ今年の10本はこんな感じです。

1.スパイダーマン: スパイダーバース

2.凪待ち

3.宮本から君へ

4.愛がなんだ

5.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

6.ハッピー・デス・デイ

7.バーニング 劇場版

8.アベンジャーズ/エンドゲーム

9.岬の兄妹

10.サスペリア 

次点.アス


# by schooldeathco | 2020-01-01 17:34 | Comments(0)
6月から9月に観た映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい

凪待ち ★★★★
見てる間ずっと「これは俺の映画だ」って震えることがある。俺は慎吾ちゃん演じる主人公みたいにギャンブルまったくやらないけど、いつ何かの拍子に「向こう側」に行くとも限らない。今はただラッキーなだけだ。そういう想像力だけは忘れないようにしたいと常々思ってる。

ハッピー・デス・デイ ★★★★
もしも一日がループすることが分かったら、よーしパパめちゃくちゃやっちゃうぞーとワクワクしながら、実際はチキンなので「ループしない回」を恐れて普段通りモラルや社会のルールを守って穏やかに過ごすんだと思う。だから死ぬたびに強くなる!元気になる!主人公がめちゃくちゃ眩しかった。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ★★★★
なんという多幸感。よく行く健康ランドにテレビが流れててぬるま湯で一生浸かって過ごせるような湯船があるんですけど、そこでずっとこの映画を流しててほしい。そしてラストは全員全裸で立ち上がってハイタッチしたい。

アス ★★★★
もうやだこの監督。「ゲットアウト」もそうだったけど、「お化けこわい」とか「人殺しこわい」とかとは全然違うレベルのTHE恐怖を突きつけてくる。もはやホラーなのかすらもよくわからない(実際笑える場面も多かった)。普段ほとんど夢は見ないけど、たまにみる悪夢ってこんな感じだよなあ…と、尿漏れパンツ以上に嫌な感じで染みてくる。

宮本から君へ ★★★★
にわかラグビーファンが湧く今の日本にノーサイドもクソもない、卑劣なラガーマンとただただ暑苦しいだけの映画がやって来た!池松壮亮と蒼井優が、眉村ちあき的な意味のゲロを吐きまくる(し、本当のゲロも吐く)。とりあえず言えることは、このカップルの隣の部屋には絶対に住みたくねー。

アイネクライネナハトムジーク ★★★
大切な人への優しさが足りなくなったと感じたときにまた見返したい。でもきっと劇中の藤間さんみたいに「そのとき」は気づけないのだろう。あーそんなことも悩まなくていいくらい優しくなりたいッスねえ。

工作 黒金星と呼ばれた男 ★★★
すごいスピードでどんどん進む。まるで途切れない緊張感。突如挿入されるショッキング描写。かと思いきや、クラブで真面目なおじさんが妙にコミカルなダンスを披露するシーンとかあって楽しい。平壌の車窓から見える風景もたまらん。体制を維持するためには敵が必要、ってまさに今見るべき映画だよなあ。

よこがお ★★★
身内の犯罪で心無い噂から社会的に追い詰められていくという展開に胃がぎゅーとなる。ところで動物園でデートする映画ってなんだか不穏な気がするのなんでだろう。それは昔動物園で今の奥さんと手繋いでデートしてるところを仕事関係の人に見られたことがあるからだよ!サイってあんなにヌメヌメと草を食べるんですね。エロい。

天気の子 ★★★
見終わったあと奥さんと平泉成の圧倒的なHey泉Say感について語り合ってしまった。生まれた時から東京に住んでて、あの映像に合わせて「愛にできることはまだあるかい」って問われたら、さすがに「まだあるかな…」って考えざるを得ない。意外にハードボイルドで、「君の名は」より全然好きです。

プライベート・ウォー ★★★
戦場ジャーナリストと聞くと、ゆっくり喋るおもしろカメラマンが頭に浮かんでしまう俺に「私が見るからお前はいい」と言われてただでさえ決まり悪いのに、周りを見れば「対岸の火事」というだけでなく、わざわざジャーナリスト自己責任論を持ち出して叩く人たちもいるから大変ですよ。

アド・アストラ ★★★
ブラピが父を訪ねて何万光年。意識高い系SFかと思いきや、銀河鉄道999のような雰囲気も。プラピが湖みたいなところから発射途中のロケットにハッチを開けて乗り込んだりとか、やってることはミッションインポシボーのトムと同じだよな。中盤以降はプラネタリウムの特別プログラムを見てるようでした。

ゴーストハウス 惨劇の館 ★★★
もうやだこの監督その2。「2時間の上映時間があっという間」という褒め言葉はあるけれど、90分が永遠に感じたし、この悪夢から出られないと思ったよ。だけど死には至らない気分はどうだい?それでもまあギリギリ一線は踏み越えなかったな。「マーターズ」は大股で踏み越えてたけど。

ハウス・ジャック・ビルト ★★★
もうやだこの監督その3。「地獄にいる何億人もの叫び声を合わせたらこんな音になるんですよ」というその発想がラースフォントリア。ふと「メランコリア」のラストシーンを思い出して、帰ったら見ようと思ったら劇中にそのまま出てきて驚いた。

新聞記者 ★★
この作品を作った人たちの心意気には素直にリスペクトだし松坂桃李をますます好きになってしまったんだけど、あまりに一部の観客の欲しいものに寄り添いすぎてて、それはそれで居心地悪いよなあ、と。笑いが一切ないのもつらかった。こういうのやるなら笑いもあってナンボでしょ。

トイストーリー4 ★★
個人的に悪役のラスト以外は完璧な終わりだった前作からどんな続きを描くんだろうと思ったら、たしかにこれしかない。これしかないんだけど、やっぱり蛇足感というかスピンアウト感が強かったなあ。というわけで、ここから3つは「悪くはないけれど、シリーズの落とし前の付け方これでいいの?」枠です。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム ★★
フェイズ3のラストを締めるという大役を担わせたせいで色々ややこしくなってしまったというか、もうアベンジャーズとか関係なくシンプルに単独映画としてスパイダーマンを見たいんだよ!とモヤついてしまったので結論スパイダーバースは至高。

X-MEN: ダーク・フェニックス ★★
なんじゃこのとってつけたようなほのぼの大団円は。こんなんで20年続いたシリーズが終焉しちゃうのか。これがアイドルの解散なら運営大炎上ですよ。

シークレット・スーパースター ★★
フレディマーキュリーじゃないんだから、さすがに音楽活動がトントン拍子すぎるだろ感はあるものの、やっぱり音楽の力が奇跡を起こす系の映画は楽しいしグッとくる。それにしてもアミール・カーン、この男ノリノリである。

ウィーアー リトルゾンビーズ ★★
子供が主人公かと思いきや両親役が永瀬正敏や村上淳だったり、サブカル中年に対する目配せがエグい。なので90年代ミニシアターの懐古に浸って見る分には楽しいんだけど、「語ってるようで何も語ってない」シニカル風なメッセージをわざわざ子供の口を使ってロッキンオン2万字インタビューみたいに言わせるのは正直しんどかった。

台風家族 ★★
「凪待ち」の慎吾ちゃんといい、この映画のツヨポンといい、あれですか新しい地図はクズ男を演じなければいけないという掟でもあるんですか。ミニマルな展開の前半は一本満足でしたが、いやいやいや、後半からの後出しジャンケン連打がすごい。伏線を回収すればいいってものではないけど、この映画の場合、伏線張ってすらいないのに「どうですお客さん、これが真相です!」って言われてもなー。

HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ ★
劇中にドライブインシアターの場面が出てくると無条件に評価が上がってしまうのですが、そこで流れるのが「ターミネーター2」だったので、あー今度やるターミネーターの新作エドワードファーロング出るんだよなー腹減ったから松屋でカレー食べようかなーって違うことばかり考えてしまった。悪い意味で「思ってたのと違う」だし致命的に合わなかった。

見えない目撃者 ★
警察があまりに無能すぎると思ったらオリジナルは韓国映画だったのか。あっちも警察描写は大概だからなー。とにかく言いたいのは、誰かが倒れてるからって駆け寄る前に、まず後ろ見よ?とか犯人いるかもしれないのにそんな大声出さないで?とか、ひとりでできないならせめて応援来るまで待とう?ってことですかね。見てる間のイライラがひどかった。あと、決して走っては追いかけてこないのに、いつのまにか先回りしてる殺人鬼も見飽きたなー。

いちごの唄 ★
これはあかん。「モダンライフイズラビッシュ」と同じジャンルのやつや。とにかく主人公がサイコパスい。冒頭から電子レンジで加熱する時の目がすでにヤバい。ジャンル知らずに見たらレンジの中入ってるの人肉か何かだと勘違いしてるはず。でも石橋静河さんの「飲んだ帰りに駅まで一緒に帰りたい女優ナンバー1」っぷりはさすがでしたね。

# by schooldeathco | 2019-10-05 00:03 | Comments(0)
4月と5月に観た映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい

愛がなんだ ★★★★
金麦は檀れいのCMで「やべー女が飲む酒」というイメージが刷り込まれてしまっているので、劇中で主人公の子がいつも金麦飲んでて「やっぱこいつやべーな…」と思ったけど、そんな「飲んでるビールの銘柄で人の性格を決めつけるおめーの方がよっぽどやべーぞ」と真顔で言われるような映画でした。「これでエンドロールか…」を3回くらい続いてからの「えっ…ここで終わり?」なラストに呆然となった。

岬の兄妹 ★★★★
途中から妹が眉村ちあきに見えてきて辛さがすごい。体を売って稼いだ金でマクドナルドを貪るシーン。まだ口一杯入ってるのに、さらに詰め込むとかそんなことある?って思ったけど、ボクシングの減量後はたしかにあんな感じだった。青春映画の定番、シーズンオフの学校のプールでうんこを投げ合うという地獄。物語はめちゃくちゃヘビーだし2000万貯めないと老後も安らかに過ごせない我々にとっても他人事ではないけど、笑えるのが救い(笑えない)。

アベンジャーズ/エンドゲーム ★★★★
それほど熱心にMCUを追いかけてきたわけではないし中には「さすがにこれは…」と落胆する作品もあったので、これがラストとはいえ今さら解散を知って騒ぐようなファンにはなるまい…という上映前の決意を見事に覆され◯◯や◯◯の最後のステージMCに号泣した。早くライジングサンで再結成しないかな…。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ ★★★
見得を切りながら現れるゴジラ、絶体絶命危機一髪で現れるゴジラ。年末のジャニーズカウントダウンで若手の間からババーンと現れてドヤ顔キメるマッチ先輩みたいでしたね、ゴジラ先輩。ラストのあれなんかもう、古参ファンの歓声とともに若手グループのファンから怨嗟の声が聞こえてきそう。一方の人間側も推しモンスターに向かって身の程知らずに最前へ突っ込んでいくし、とにかく景気良いお祭りアイドル映画で満足。そして今作でも頑なにガッジーラァとは言わずにゴジラと呼び続けるケンワタナベ先輩もTHE先輩でした。

スノー・ロワイヤル ★★★
なんじゃこら。これは今年一番の珍作だわ…。雪に閉ざされた田舎町、麻薬、新人女性警官、原住民…とみんな大好き「ファーゴ」や「ウインド・リバー」を彷彿とさせながら、何かが決定的に違う。そうか、本気でふざけてるのか。最初は「地雷踏んだかも…」って後悔したけれど、どんなB級アクションでも真面目顔でアカデミー演技をこなすリーアムニーソンと心中する気で付き合ったら途中からもう色々どうでもよくなって楽しかった。こんなに失笑と苦笑にまみれた映画館の雰囲気久しぶりですよ。

マローボーン家の掟 ★★★
「スプリット」に続いて過酷な出来事に飲み込まれていくアニヤ・テイラー=ジョイちゃんが不憫。途中まで「この話どこに転がっていくんだろ…」って見てたら、おーそう来たか!感がすごい。そして公式サイトがネタバレっていうレベルじゃなくて何もかも全部書いているのが新鮮。

ザ・バニシング -消失- ★★★
これを新作枠に入れていいのかわからないけど一応。キューブリックの「すべての映画の中で最も恐ろしい」というコメントを「ノエル絶賛!」と同じくらいマユツバで受け止めていたけど、「想像するけど普通は実行しない」を本当に実行したらどうなるの?実行しないって誰が決めたの?というメッセージはゾクゾクした。俺も映画を見てる時にふと「ここで俺が急に大声出したら周りの観客どんな顔するんだろう」って岡村ちゃんみたいなこと考えることあるから。いや、絶対実行するわけないんだけど、でも…。

キングダム ★★
日本映画にありがちな「台詞言い切るまでアクション待っちゃう問題(今なら簡単に殺れるだろ!)」や「夢語りすぎ問題(誰もお前の夢なんて興味ねえよ!)」がしんどかったけど、日本映画でこのスケールなら全然アリですね、続編見たいし…という優しい気分になった。大沢たかおは出てくるだけで面白いし、俺たちの高嶋政宏がこんな重要な役で!という感動があった。「俺たちの」っていうかレコードコンビニで見ただけなんですけどね。

さよならくちびる ★★
小松菜奈、門脇麦、成田凌の3人にこんな陳腐な台詞言わせるのか…という悪い意味での驚きがすごい。昔組んでたバンドのレコードが遠征先のレコード屋で発見とか、他のバンドの女性ボーカルに手を出して何年後かにお礼参りされるとか、いつの時代の音楽業界よ!ネットとか存在しないパラレルワールドの話か!今の時代のファンならサインじゃなくて一緒に写真だろ!「ハルです」「レオです」「(ふたり揃って)ハルレオです」って!!!!みたいな苛立ちが全編通してすごかったけど、3人がステージに揃えばそれだけで眼福だし、国道沿いを延々ドライブする風景は甘酸っぺえし、ツアー最終日は函館だし、好きか嫌いかで言えば圧倒的に好きですね。CDも良かった。

名探偵ピカチュウ ★★
主人公高校生くらいなのかと思ったら社会人なのかよ、しかも保険屋って…アメリカの保険屋もあれなんですかね、まずは身内を勧誘するところから始めるんですかね。ふわふわした感想(にもなっていない)で恐縮ですが、初代GBからのポケモンマニアである奥さんも「ポケモン超かわいかったね。ストーリーはクソだけど」と鑑賞後に言ってたので、きっとそういうことなんだと思う。

貞子 ★

「出来心で観に行った。今は後悔している」「ひどいだろうなとは思ったけど予想以上にひどかった」「下げたハードルのさらに下をくぐったのでびっくりした」「池田エライザちゃんが可愛いことだけが唯一の救い」「説明過剰すぎ観客をバカだと思ってるのかな?」「つーか貞子って結局何がしたいの?」「せーの、貞子サイコー!!!」


# by schooldeathco | 2019-06-09 19:09 | Comments(0)
2月と3月に観た映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい

ブラック・クランズマン ★★★★
たとえばスーパースターのイチローさえも引退会見で言ってた「自分が外国人になってわかること」。差別はよくないよねーとかスカして映画見てヘラヘラ笑ってブログに感想上げて気持ちよくなってんじゃねー現実見ろよ口だけクソリベラルが!と頭ハンマーでガツンと殴られたので某院長や某作家のことは死ぬまで面白がらないと改めて心に誓いました。

バーニング 劇場版 ★★★★
序盤がなんか「きみの鳥はうたえる」っぽいなーって見てたら、ドラマ版の日本語吹替、柄本時生だったのか。というかドラマやってたの知らなかった。クラブのフワフワ感とかマジックアワーの美しさと儚さとかセックス場面の日常っぽいぎこちなさとか、無限に飲める(気がする)終わらない週末のよう。こういう映画なら夜中から朝まで5時間でも見ていられる…と思いきや、翌日地獄の二日酔い。

スパイダーマン: スパイダーバース ★★★★
「ヴェノム」のエンドロール後の映像見たときは、スパイダーマン大丈夫か?迷走してるなーと思ったけど、どうかしてるレベルで完全に楽しかった。ソニーのレゴ出た瞬間からエンドロール後の最後の一秒まで面白いが続く。コスパ最高、これはリピ決定です!

運び屋 ★★★
シリアスで緊迫した麻薬ものを想像してたら、どこか牧歌的なロードームービーでずっこけた。下手したら志村けんが演じててもおかしくない、聖☆クソじいさんことイーストウッドが、インターネットを憎む!スマホを渡され戸惑う!メールの打ち方を習う!車ごとコンビニに突っ込む!(それはない)これは振り込め詐欺ならぬ予告詐欺ですね。楽しかった。

キャプテン・マーベル ★★★
エラスティカ、ホール、ノーダウト、ガービッジ、次々流れる音楽に1996年の深夜の新宿リキッドルームにいるかのような楽しさと面白さが溢れて止まらない一方で、ふと気を抜くとフロアで我に返ってしまうように「一体俺は何を見せられてるんだろう…」ってなる。「見た目で判断しない」を猫ちゃんが体現してるのも面白かった。

グリーンブック ★★★
比較するのはフェアじゃないとは思いつつも、やっぱり「ブラック・クランズマン」を見てしまうと、あまりに出来過ぎてるし、優等生だよなーと。でもフツーにグッときた。「ドリーム」と同じ鑑賞後感。

ファースト・マン ★★
退屈だから、というわけではないのに途中で異常に眠くなる、っていうか「生」と「死」の狭間を体感するのは「2001年宇宙の旅」と同じ。

劇場版シティハンター <新宿プライベート・アイズ> ★
平成最後の年にこんなに「もっこり」を聞くなんて。さすがに声の衰えを隠しきれない神谷明が、精力(もっこりパワー)を振り絞ってセクハラ三昧おじさんを演じる姿に、「これこそがget wild and tough…!」と感銘を受けました。

THE GUILTY / ギルティ ★
とにかく見てる間のストレスがすごい。何やらやらかしてしまったぽい警官が主人公なのですが、風俗街で強盗に遭ったという通報を鼻で笑ったり、ねえホウレンソウって知ってる?と問いたくなるズンドコっぷりだし、これなら映画じゃなくてラジオドラマでよくね?という画の変わらなさっぷりに、やっぱり俺ワンシチュエーションものって苦手だな…と。

# by schooldeathco | 2019-03-31 18:05 | Comments(0)