まだ始まってもいないのに、夏の終わりみたいだった日の話
去年行ってサイコーだったgroovetube fes.

とはいえ、今年はどうするかな…と迷ってたところに、Negiccoとsugar plantの出演が一挙発表されて、去年と同じメンバーで即座に参加を決めたのでした。

錦糸町でレンタカーを借りて、Negiccoヲタの運転でNegiccoベストと山下達郎ベストを流しながら千葉の海を目指します。会場までの地獄のデスロードを歩いた去年の失敗を踏まえて、会場近くのペンションを宿泊場所に選んだのですが、着いてみると公園の池にある白鳥ボードが庭に鎮座してて爆笑。俺が思ってたペンションと違う。そもそもペンション泊まったことないけれど。しかし結果的にはすごく良い宿でした。
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駐車場に車をとめて会場へ。おーこれこれ、この海岸沿いの嘘みたいなシチュエーション。ちなみにここの海岸は、サニーデイサービス「苺畑でつかまえて」とさよならポニーテール 「夏の魔法 feat. 曽我部恵一+ザ・なつやすみバンド」のPVの舞台にもなっている。そして、それぞれにNegiccoのメンバーが出演しているという、ソカベとNegiccoには縁のある場所。
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今年もチーターさん(千葉のスーパースター・ジャガーさんのモノマネ芸人(?))による司会でライブが進行。今年もキャラのブレ具合がひどかった。

個人的に去年のリベンジを果たせたThe Wisely Brothersも、大好きな「愛と笑いの夜」からの曲多めだった曽我部恵一も、千葉名産の本物のネギかじりながら観てる人がいっぱいいたNegiccoも、住所不定無職ユリナさんがドラムを叩いたニール&イライザも(何気に初めてライブ観たかも)、全部よかったけど、なんといってもシュガープラントですよ。

2000年代前半、辻堂の海岸でスプートニクというオールナイトの野外パーティがあって、よく友達と遊びに行っていた。終電近くの電車で行って、踊ったり飲んだり砂浜に友達を埋めたりしながら朝まで。あれはたしかデニーズだったと思うけど、遊び疲れてファミレスで始発までよく時間をつぶしたな。あと何故かすごくよく覚えてるのが、駅の近くの吉野家でちょっと食べてから行こうという話になったときに、牛丼という気分じゃなかったのでシンプルにご飯と生玉子だけくださいと頼んだら、ハタチくらいの男の店員に3回くらい聞き返されたんだよな。何言ってるか聞こえないというより、「えっ、それでいいんですか?」という感じで。彼の中では「吉野家に来てごはんと玉子だけ注文する人」が想定外だったんだろう。まあただそれだけの話なんだけど。

そのスプートニクでシュガープラントがライブをした、らしいんだけど残念ながらリアルタイムで観ることはできなかった。当時はネットで事前に情報を得るというよりも、誰がDJやライブやるのかも知らずにふらっと遊びに行って、現地で「おー今日はにせんねんもんだいがライブするのか!ラッキー」みたいな感じだったから。

でも海辺で観るシュガープラントはきっと夢みたいだったんだろうな。
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それから15年、海辺で観たシュガープラントは夢みたいだった。

行きの車の中で「今日ニューアルバムの先行販売してくれないかなー、まー無理だよなー」と話してたら、物販します、サインもします、とのこと!それがMCで告げられた時、隣で見てた奥さんが「良かったねー!」って大げさに俺に向かって喜んでくれて、ちょっと恥ずかしい。しかし無事CDをゲットしたものの「運転手が眠くなるから」という理由で、帰りの車の中では一切かけさせてくれなかったんだよな。ま、仕方ないけれど。
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シュガープラントのライブが終わり会場を後にする。去年タクシーの運転手さんに教えてもらって感動した居酒屋へ。歩いて向かう途中「これはなにやら胸騒ぎの予感がするぞ…」と立ち寄った個人商店の酒コーナーがすごかった。まず目に入ってきたのが「純」と「樹氷」の懐かしいラベル。子供の頃よく実家にあったけど、今ではすっかり見なくなった国産の焼酎やウイスキーの瓶が30年前から時が止まってるかのような状態で棚に並んでる。
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勢いで「KIRICO」というサントリーのウォッカ(1983年に発売されてすぐ製造中止になったらしい)を買ってはみたものの、こわくて未だに飲んでない。今度なにかの飲み会に持っていこう。

※参考

お目当ての居酒屋へ到着。去年と同じく今夜もなにを食べても美味かった。そして安かった。この居酒屋、料理のメニューに価格表記が一切ないのですが、本当にどうなってるんだろう。
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貝をほじくり、ビールを飲みながらいろいろな話をした。もうオールナイトの野外パーティなんて滅多に行くことはなくなったし、行ったとしても昔ほど楽しめないことはわかってる。こんな愛と笑いの夜もこの先どれだけ続いていくのだろう。そんなことを考える。

店を出て星を見上げながら夜道を歩いて宿に戻る。ペンションの規模にしてはかなり豪華な風呂に入り、トランプでもしようかなんて言ってたのに30秒で即就寝。次の日はペンションの食堂で「ザ・宿の朝食」な朝ごはんを食べて、友達の実家に寄って犬と戯れ野菜をいただき、錦糸町で打ち上げをして、始まってもいない夏は終わりを迎えました。

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# by schooldeathco | 2018-05-26 15:45 | Comments(1)
甲府で前野健太を観て飲んで帰ってきた話
甲府に行くのは1年3ヶ月ぶり。前回は友達に誘われて「ただ飲みに行く」というのが唯一の目的でしたが、今回はそれに「前野健太のライブを観ること」が加わったのです。

錦糸町から特急あずさに乗って朝8時に甲府駅着。今日は街全体で武田信玄公の祭りが開催されるとのこと。あとから来る友達を待つ間、甲府市役所の上にある展望台へ。「空いてる」という以外、特にコメントない時間。

それから近くのデパートでキン肉マンのオフィシャルショップが出店してるというので行ってみる。我が家用に甲府限定の印鑑入れと、奥さんはトートバッグ、俺はザ・マウンテンのペンケースを購入。

友達と合流し、前回と同じ動物園へ。なんかの記念日らしく入場無料でした。ラッキー。ふれあい広場でモルモットをだっこ。俺のだっこした子が、前に飼ってたモルちゃんにそっくりでしんみりした。身体の柄だけじゃなく「いくら優しく撫でたところで人間なんか信用しねーからな」って目つきがそっくりなんだよな。しかし友達のだっこした子はすっかり人間に気を許してスヤスヤ眠ってました。
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なんだかんだで1時間半くらい滞在。そろそろノド渇いたよねってことで、前回も訪問したどてやきの店へ。15時開店で15時10分に行ったら満席!マジかよ。しかたなく別の店へ。ビール2杯飲んで、今夜泊まるホテルにチェックイン。

おれたちのドーミーインが信玄祭りの影響なのか高すぎたので、今回は別のビジネスホテルを予約。ひとり一泊3500円だったので、ドヤみたいなところだったらどうしようと思ったけど、普通のビジネスホテルでしたね。逆になんでこんなに安いんだっていう。

40分ほど部屋で休んでから、前野健太のライブ会場の桜座へ。商店街のど真ん中にある不思議な会場。客席は座敷でひな壇という、渋谷wwwと音泉温楽のいいとこ取りをしたような作り。これはいいですね。お客さん100人くらいなのかな。後ろから2列目でしたが、ステージとの距離がめちゃくちゃ近い。

ライブは新曲多めでよかった。ところで最近奥さんが「マエケンの歌い方が長渕剛に似てきてる説」を推しててこわい。もしマエケンが筋トレでムキムキになったり日の丸バックに歌い上げるようになったら、ファンであることを考えないといけないかもしれない。今日も麻生大臣のモノマネして自分の心臓の音が聞こえるかと思うほどスベってたから大丈夫だとは思うけど。
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新しい物販はハッピとクリアファイル。勢いで「オレらは肉の歩く朝」のアナログ盤を購入。大好きなアルバム。さすがにこれ裸で持ち歩くの厳しいな〜と思ってたら、奥さんが午前中買ったキン肉マンのトートバッグがサイズ的にピッタリだった。ナイス。

ライブが終わって、友達オススメの前回ふられたおでん屋に行ってみたものの、今回も定休日なのか閉まってて残念。酒飲みセンサーに導かれるまま路地裏の小さな居酒屋へ。瓶ビールをグラスに注いでカンパーイ!なんつってふと横を見ると、となりの座敷にちょこんと猫ちゃんが!

名前は「たそがれ」、愛称「たそちゃん」とのこと。ためしに名前を呼んでみると、スタコラ歩いてきてとなりの椅子に座りつつ、こちらにグイーンと身体を伸ばして俺の脚にアゴを乗せてくるじゃないですか!うーん、できた子!
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ニヤニヤしながらたそちゃんの頭を撫でつつ、壁に貼られた謎メニュー「エレベーター」を注文。運ばれてきたのは焼いた油揚げに大根おろしが添えられた一皿。「えーと、これは…」「「あげ」と「おろし」なのでエレベーターです!」「なるほどですね!甲府ではこの料理をそう呼ぶのでしょうか!」「いいえ、うちだけですね!」「なるほどですね!!」

この辺からすでに記憶が怪しいのですが、それから前回行った「おにぎり居酒屋」〜「謎の巨大カラオケスナック(貸切のため入れず)」〜「笑ゥせぇるすまんで最後に辿り着くところみたいな地下のバー」をハシゴしてホテルに戻りました。

昼間は街全体があんなに盛り上がってたのに、夜になると閑散としててすごく不思議だったのですが、バーのマスターによれば「祭りが終わると地元の人間は家に帰って飲むし、よそから来た人は日帰りで帰っちゃうから」とのこと。夜の甲府を経験しないで帰るなんてもったいない!

次の日はぼんやりした頭で山梨県立美術館へ行ってミレーの作品や富士山の景色を眺めてから駅弁とハイボール買って東京へ帰るという、平日午後の時代劇の再放送みたいな二日目を過ごしました。

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# by schooldeathco | 2018-04-30 14:47 | Comments(0)
1月から3月くらいまでに観に行った映画
★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい

スリー・ビルボード ★★★★
ウディ・ハレルソンが警察署長として出てきた時点で「はいはい、この署長が黒幕なのね…」って思うじゃないですか。そういう先入観や思い込みがことごとく裏切られる展開にアゴが外れた。登場人物全員が「悪い奴に見えるけど実は良い人でした」などというわかりやすい「表と裏」ではなく「色々あるよ。人間だもの」と多面的に描かれるのも凄まじいし、ムーンサルトで本当に月面に着地しちゃうようなラストの飛距離と切れ味に震えた。

15時17分、パリ行き ★★★★
思ってのと全然違う!だが、それがいい。人生のさまざまな経験ってムダに見えてそうじゃない、でもムダなこともいいよね。日常生活って長くて退屈で、ドラマティックなことはあっという間に終わる。そんな「人生あるある」がそのまま映画の構成になってることに感動した。とにかく中盤の観光パートが何が起こるわけでもないのにすごく楽しそうで、俺も海外旅行いきたいな〜!と思ってしまったよ。って、なんだその感想。

犬猿 ★★★
なんという兄弟あるあるムービー。いや、でもこんなに違う兄弟ってちょっとありえなくない?という疑問を「お父さんの寝言」で説明するのもいい。そしてゲロ吐くシーンがある映画に駄作なしをまた証明してしまった。シチュエーション、タイミング、角度、量、全てが芸術的。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 ★★★
タイムリーすぎる今の日本の状況に照らして溜飲を下げてやろうと目論んでたけど、それよりも社主を演じたメリル・ストリープの姿に心打たれた。自ら望んだわけでもなく大きな役割と責任を与えられた女性が、周りに軽んじられながらも、とても重大な決断をする物語。ベタすぎて書くの恥ずかしいけど、勇気をもらった。ていうか美味しんぼ読んでると、新聞社の社主なんてクズ野郎ばかりだからなー。

バーフバリ 王の凱旋 ★★★
前後編連続で上映する機会を見つけてようやく観に行った。たしかにこれはアガるわ。超絶シンプルな勧善懲悪の物語を伝える上で「さすがにヤシの木で人をビョーンって飛ばすとか、炎の牛を走らせるとかナシかな…」みたいな迷いも照れもなく「どうやったら観客にサイコー!と思われるか」だけを考えて作ったらこうなりました、みたいな映画。

殺人者の記憶法 ★★
韓国映画に出てくる殺人鬼同士が殺し合うというただでさえハイカロリーな物語なのに、一方の殺人鬼がアルツハイマーですぐに記憶を失ってしまうという設定が加わったことにより、直前まで殺そうと鈍器を握りしめてた男に対して、突如ニコニコ笑いながら自分の娘との結婚を許す、という展開が次々繰り広げられて観てるこっちの脳が死ぬ。オダルスは今回も100%オダルスだった。

ブラックパンサー ★★
なんだろう、これやっぱりいつものマーベル映画だよね。「面白い方の」ではあるけれど、映画としての新しさみたいなのはほとんど感じなかったなー。

シェイプ・オブ・ウォーター ★★
ふたりの物語にはびっくりするほど心動かなかったけど、なぜか悪役のマイケルシャノンに泣かされた。用を足す前に手を洗うか、後に手を洗うかって初対面の女性に向かってトイレで熱弁ふるうのやばい。あと猫ちゃんかわいそう。

トレイン・ミッション ★★
おなじみの監督×主演コンビ。飛行機の次は通勤電車だ!年を取るほどアイドル性を増すリアム・ニーソンに萌える。全貌が明らかになった時の「えっ!それをするためにこんな回りくどいことを?」感がすごい。犯人側コスパ悪すぎ。食べログにボロクソ書かれそう。

キングスマン:ゴールデン・サークル ★★
うーん、めちゃくちゃ楽しみに待ってたんだけどな…。「前作で死んだはずのあの人がどうやって生き返るのか?」に対してキン肉マンや男塾の超理論が発動する一方で、今作でも主要キャラをあっさり退場させるサプライズというか、「キャラクターの生き死にに対する軽さ」に萎えてしまった。

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# by schooldeathco | 2018-04-15 12:34 | Comments(0)
4時間半飲み放題付き競馬観戦ツアー
「あー変わった場所でダラ飲みしてえなー」とネットをサーフィンしていたら、府中競馬場で飲み放題付きの観戦プランがあるのを発見。4時間半飲み放題で2,500円。長くて安い。そして競馬場。確実にダメな匂いがする。奥さんとダメそうな友達を誘って即申込みして、先週末行ってきました。

ちなみに俺は生まれてこのかた競馬場に行ったことはない。馬券の買い方も知らない。まあファミコンでファミリージョッキーやってたし、なんとかなるだろう。京王線に乗って府中競馬正門前駅へ。とりあえず駅の売店で競馬新聞と赤ボールペンを買おう。

「いちばん売れてる競馬新聞ってどれですか?」という素人丸出しの奥さんの質問に「えっと、いちばん売れてるのはこの「優馬」ですね。女性に人気が高いのはこっちの「エイト」かな」と親切に教えてくれる売店のお姉さん。「じゃあ「優馬」ください」「はい、500円ですね。ごめんなさい、競馬新聞ってちょっと高いのよね」と申し訳なさそうに言うのでこっちまで恐縮してしまいました。安心してください、この競馬新聞代くらい何倍にもして取り返してみせますから。それにしても「女性に人気」って何が違うんだ。ロッキンオンに対するインロックみたいなもんか?あ、赤ボールペン買うの忘れた。

入口で友達と合流。受付で簡単な説明を受けてからリストバンドを渡され、エレベーターでゲストルームのある7階へ。窓からコースが一望できてめちゃくちゃ気持ちいい。そういえばカイジで参加者が集められるのもこんな部屋だった。

飲み放題開始の11時になったのでカウンターに生ビールを取りに行く。ここから3時半までの長丁場。カイジの世界なら缶ビール1本5,000ペリカだったのが、ここなら2,500円(2万5千ペリカ)で飲み放題。さらに嬉しいことに飲食物は持ち込み自由。コンビニ寄ってきたのでツマミの用意も万全です。

カウンターで生ビールを頼むと「一番搾りとプレミアムの一番搾りがありますが、どうしますか?」という意外な質問。プレミアムの一番搾り、そういうのもあるのか……。「じゃあプレミアムの方で」「プレミアムですね。かしこまりました!」

そう言って笑う女の子の顔が一瞬、カイジにビールを奢る班長の顔に見えたのは気のせいだろうか。最近は家で平日は基本的に飲まないようにしてるので、今日は約1週間ぶりの飲酒。過酷な労働に耐えた末にありついた生ビール。そりゃまあ、美味しくないわけがないよねーカンパーイ!つってグビッとノドに流し込む。ううっ…キンキンに冷えてやがるっ…あ、ありがてえっ…涙が出るっ…犯罪的だ…うますぎる…

と、ひとしきり感動してから10分後には馬券を買いに走っていました。

さっきも書いた通り馬券を買うのは初めてなのですが、実を言うと競馬どころかギャンブル全般やったことがないんですよ。カイジ好きなのに。唯一やったのがハタチ過ぎに友達に連れられて行ったパチンコ。その時はビギナーズラックで大当たりしたんだけど、そのままハマる王道コースには乗らずにそれっきり。きっと性格的に向いてないんだと思う。ノーリスクローリターンを歩みたい人生。ちなみにファミリージョッキーから学んだ知識は「スタミナがなくなった時は強制スクロールか他の馬に押してもらって前に進む」です。

でもまあせっかくなので100円馬券をチマチマ買ってみたのですが、あれ?意外と楽しいぞ。この感覚なんか知ってるな。パチンコじゃなくて…そうだ小学生の頃ゲーセンでやってたメダルゲームだ。ゲーセンというか東京タワーの真下の土産物屋とか入ってるビルにゲームコーナーがあって、放課後よくチャリンコ漕いで行ってたんだった。カツアゲされそうな地元の怖い中高生も、さすがに東京タワーまでは来なかったから。

遊ぶのはもっぱら青い筐体のルーレットゲーム。当時は小遣い少なかったし、ほぼ全額キン消しやプロ野球カードに使っていたので、遊ぶメダルなんてもちろん買えなかった。だから金持ちの同級生を連れて行って、同級生が稼いだメダルの中からちょっと分けてもらったりしたんだよな。「やー◯◯君って、ほんとに気前がいいよね!」なんて、おだてたりして。あとは観光客がやるイーアルカンフーを後ろから覗いてたりしてたな。それだけで楽しかったあの頃。

あれから30年。メダルも馬券も自由に買えるようにはなったけど、やっぱりギャンブルは向いてないみたい。カスリもせずに負け続けて迎えた最終レース。ここでなんと13倍の(俺にとっては)大当たり。と言っても100円しか賭けてないので配当1,300円ですが。最終的にトータル1,500円賭けて1,300円の払い戻し。新聞代は賄えませんでした。「向いてないだけじゃなく、才能もないんだなあ」と心底実感した次第です。でもフツーにワイワイ飲むだけで楽しかったので暖かくなったらまた来たい。

帰りは吉祥寺で反省会。久々に来た街の変わりようにちょっとビックリしてしまった。俺の知ってるジョージはもうここにはいないんだね……。

「エイジの友達って会ったことないよね」おい、やめろ、心のやらかいところを抉ってくるんじゃない。図星すぎるだろ。ちなみにこのブログの定期読者も俺が知る限り3人しかいない。奥さんと、同い年のおっさん2人。いったい俺は誰に向けてこの文章を書いているんだろう…という疑問を酒と一緒に呑み込みながらこのブログは更新されています。

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# by schooldeathco | 2018-03-04 21:54 | Comments(0)
オリオンビール飲みながら2泊3日ねこあつめツアー
2月の沖縄へ。出発の日の東京は雪予報で、前日から「羽田まで辿り着けるのか?」とか「飛行機飛ぶのか?」とかドキドキしっぱなしでしたが、無事那覇空港へ出発。空の上で聴く柴田聡子。あいにく飛行機の窓から富士山は見えなかった。あると嬉しい泡の飲み物。はやくオリオンビール飲みたいぜ。

那覇空港に到着してまずはゆいレールに乗ってショッピングモールみたいな大きな免税店へ行ってみる。高級ブランドばかりで場違い感がすごい。プラダの前を通るときに「プラダの靴がほしいの〜」と口ずさむのがせめてもの抵抗。抵抗?ビートルズ推しの沖縄そば屋で昼食をすませてからタクシーに乗って、今回のメイン目的地である浦添の野球場へ。

到着すると、すでに前乗りしてる奥さんの両親と親戚がお出迎え。この球場で昨日からヤクルトスワローズのキャンプが始まっている。そう、ガチなスワローズファンである奥さんの両親が毎年この時期沖縄行くのがあまりに楽しそうで、最初は奥さんだけ一緒に沖縄に行く予定だったのが、ちゃっかり俺もついて行くことにしたのです。ちなみに俺自身は子供の頃は「帽子がかっこいい」という理由で阪神タイガースのファンでしたが、現在は奥さんの両親の前では「がんばれスワローズ!」を前面に押し出しつつ、内面では「球場で楽しくビールが飲めればどこが勝っても負けてもいい」というスタンスをキープしています。

昨年は球団史上最多の96敗という散々な成績だったスワローズですが、今年はその雪辱なのか練習中の声出しと気合いがすごい。高校野球みたい。あと例年は午後3時前くらいに練習を切り上げるようなのですが、昨日は5時過ぎまで練習していたとのこと。初日から飛ばしすぎでは。奥さんの両親はそのやる気を褒めるより「故障者続出するんじゃないか」って心配してましたね。

そんな練習風景を眺めながらビールを一杯、といきたいところですが客席見渡しても誰も酒を飲んでる様子がない。みんなガチなファンなの忘れてた。「ひとりで来ている女のファンはヤバい」と、かつてプロ野球選手との結婚を本気で目指していた奥さんが言ってるのですが、あなたさっきメガネしたまま「あれ?メガネなくした!」って騒いでましたよね…という「おまいう」案件。みっちり夕方まで見学して、球場を出て車に乗ったら雨が降り出すナイスタイミング。

夜は奥さんの親戚の家に集まって酒盛り大会。沖縄行くといつも歓待してくれて、すごく嬉しいやら恐縮するやら。「もあい」という聞きなれない単語が話題の中に出てきたので「モアイ?あの石像が沖縄にあるんですか?」と言ったら爆笑された。「模合」という沖縄独特の互助文化があるらしい。なにそれ面白そう。「お義父さん、ぼくらも模合はじめましょう。早速ですが今月分一万円ください」

泡盛を飲みながらチビッコ達と卓球をしていたら酔いが猛スピードで回ってしまい終盤ほとんど覚えてないけど、めちゃくちゃ楽しかった。今日は朝4時起きだったので1日が長い。タクシーでホテルに戻ってベッドで失神。

次の日ホテルで朝食をとってたら、周りで日本語以外の言語が飛び交っている。体感だと8割が中国や韓国からの観光客。きっと彼らは日本のプロ野球のファンではないだろうし、こんな超オフシーズンの沖縄に何をしにくるんだろう、という素朴な疑問。東京よりはマシだけど、2月の沖縄も普通に寒いからリゾート感もあまりないし。まあ、そういう我々も昨日のスワローズのキャンプ以外は完全にノープランなんですけどね。この日から奥さんの両親とは別行動。あと二日どうやって過ごそうか。

とりあえず奥さんが情報見つけた米軍基地で開催されてるフリマに行ってみることに。タクシーに乗って向かっていると運転手が「あれ?いつもはもうこの辺から道路混んでるんですけどね、今日やってないんじゃないんですか?」と不穏なことを言い出すので、米軍基地のサイトを調べてみるとカレンダーの日付に「canceled」という無情の表示が。まあ今何かと基地は大変だからね…。仕方なく近くでやってるはずの中日ドラゴンズのキャンプを偵察してみることに。

松坂見れたらラッキーだね〜なんて言い合いながら球場入ったらいきなりバッティング練習(!)している松坂大輔を発見。あと物販しながらサインに応えるドアラにも遭遇できて、ドアラ好きの奥さん大興奮。おまわりさん、スワローズの裏切り者この人です。

それから地元のスーパーをのぞいて珍しい食材を買い込んだり北谷のアメリカンビレッジやビーチをブラブラしながらコザの街へ。奥さんが子供の頃はコザも栄えていたようですが、今では昼間なのにアーケード薄暗いし人が全然歩いてない。だけど異国ムードごちゃ混ぜな雰囲気が、寂れてるというよりブレードランナーみたいでワクワクしますね。とりあえず小腹が空いたので、外観から「間違いない」オーラを発している食堂に入ってみる。

この食堂が味も店主の人柄も最高でした。店内にはとんねるずの写真やキタナシュランのトロフィーが飾られている。どうやら満島真之介のオススメで紹介されたみたい。ということは満島ひかりも常連だったとみて間違いないし、当然この席に座ったこともあるだろうし、つまり俺は時空を超えて満島ひかりと食事をしたといっても過言ではないのでは…?

店を出てさらにコザの街をブラブラ歩いてると、中古レコード屋を発見。沖縄はやはりヒップホップ文化が強いようですが、CDの品揃えが意外にも90年代渋谷系〜UKロック多めでまるで自分の家のCD棚を見てるようだった。もうすぐ待望のニューアルバムが発売されるシュガープラントも3枚発見。嬉しい気分になったけど、さすがにこのエリアでこの品揃えは厳しいんじゃないだろうか、という心配も。

そしてこの日も奥さんの猫サーチ能力がX-menレベルで発揮されていて、歩きながら「あ、いた」と即座に発見していました。隠れてるというより店の前にいる猫が多かった。そして沖縄の猫ってすごく人なつこいんだよな。しかしまさか次の日あんな猫ちゃんフェスティバルが開催されるなんて、この時は知るよしもなかったのです…。

夕方前の時点でアルコールは適度に摂取していたのですが、「ちょっと本格的に飲み始めますか」ということで、コザでこの時間いちばん賑わっていそうな居酒屋に入ってみる。店内は満席で、さっきまでのうら寂しさが嘘のような盛り上がり。本気で違う世界にワープしたみたい。…だったのですが、東京でも見かけるタイプの「つくられたレトロ風大衆居酒屋」で、俺と奥さんにとっては「これじゃない感」がすごかった。でも地元の人にとってはきっとこういうのが新鮮なんだろうな。

どうやらディープな飲み屋街としてのコザが本格的に顔を出すのは、夜9時を過ぎてからとからしい。あと2時間以上あるよ。どこかテキトーなところで時間を潰そうかとも思ったのですが、ピンとくる店が全然ない。やばい、どうしよう。そういえばホテルの近くに赤提灯見かけたんだけど、あそこ行ってみる?でもあそこがダメだったら周り何もないし他に潰しきかないよ?みたいなやり取りをしてから意を決してタクシー乗り込みホテルへ。部屋に荷物を置いてから歩いて店に向かいます。

店に入ってみたら大当たりでした。ありがとう、酒の神様。そう、これこれ。こういう「地元の人の普段使いの店」を我々は求めてたんですよ。そういえばこれは豆知識なのですが、沖縄の人って泡盛を基本的にストレートやロックでは飲まないらしいんですよ。なのでこの店で泡盛のボトルと氷と、一応水も頼んだのですが、結局ペットボトルの水を一切開けることなく、泡盛のボトルを二人で飲みきったので店のお兄ちゃんが大変ビックリしてましたね。あと沖縄名物の豆腐餻をチビチビ食べてたら「豆腐餻って苦手なんですよね。よく食べれますね。食べる人の気が知れないです」とか言ってて笑った。このお兄ちゃんが前に2ヶ月だけ東京で住んでた場所が、俺が結婚前に独り暮らししてたところの超近所でした。

最終日。あんなに昨日飲んだのに全然残ってない。どうやらオリオンビールと泡盛が身体に合ってるみたい。今日も完全にノープランなので、とりあえずホテルをチェックアウトして空港まで行き荷物を預けて身軽になろう。出発は夜の8時なので、1日たっぷり時間はある。ゆいレールの1日乗車券を購入。

特に行きたいところなかったら、例のあそこ行っていい?と奥さんに申告したところ許可が出たので、沖縄最古の映画館、首里劇場へ。5年ぶりの訪問です。実は昨日コザ琉映という、これもずっと気になってた映画館への初訪問を狙っていたのですが、なんと去年の年末に取り壊されてしまったとのこと。ひと足遅かった。閉館になったのは知ってたのですが、なくなるのがこんなに早いとは…だから、せめて行けるときに気になる映画館は行っておきたいんだよ!なくなったらもう会えないから!後悔したくないから!みたいなことを首里に向かうゆいレールの中で奥さんに切々と訴えようと思ったのですが、キモがられそうなのでやめました。

5年前と変わらず、住宅街を歩いてるといきなりドーンな光景に圧倒される。またこの日は劇場と外をつなぐ窓が開いていて、女優さんのアンアン喘ぐ声が外に漏れまくっていました。最高。呆れと諦めが混じったような表情を浮かべる奥さんをほっぽって、ひとりで大興奮してしまいました。

それから再びゆいレールに乗って国際通りへ。どうやらこの近くに猫が多い公園があるみたいだから行ってみよう。さあ奥さん、今こそ猫ちゃんセンサーを発揮するときだ!と意気込んだのですが、あいにくこの日は小雨が降ったり止んだりの悪天候。公園に着いても猫ちゃんどころか人もまったくいないし、さすがに今日は奥さんの能力をもってしても発見できないか…

と思ったら、遠くの茂みにガサゴソ動く茶色い物体を発見。「あ、猫ちゃん!」なんと俺が先に見つけてしまいました。猫ちゃんに向かって歩いて行くと、なんと向こうもニャーニャー言いながら近づいてくるじゃないですか。それからすぐに違う猫ちゃんがやってきて、導かれるように階段を降りてみると、
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あっという間にリアルねこあつめ状態に!

しばらく遊んでもらって、満足したのでもう帰ろうと出口の方まで歩いて行ったら、軍団の中でもいちばんアグレッシブな猫ちゃんが最後までついてきて見送ってくれたのがたまらなかったですね。もう俺この公園に住みたい。

それから公設市場に寄って、すぐ近くにあるいい感じの飲める魚屋で七輪で貝焼きしたり「もずくの天ぷらうめー!」と言いながらオリオンビールを流し込んだりしながら帰りのフライトの時間まで過ごしました。羽田に着いたら我々の便より1時間前に那覇空港を出発するはずの便の到着予定が何故か2時間後になってたのはさすがにかわいそうだったな…。
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# by schooldeathco | 2018-02-10 04:49 | Comments(0)