恐怖劇場
2005年 06月 22日
うーん、ちょっと期待外れだったかなー。たしかに「蟲たちの家」は黒沢ワールド全開で緒川たまきも相変わらず可愛かったし、「絶食」も新人監督らしい大胆な演出で面白かったと思いますよ。でもね、トリビュート企画って言う割には全然画面から“楳図色”が感じられないのです。「ギャッ!」っていう擬音の感じとか、不自然過ぎるコマの間とか、直線的な人間の動きとか、そういう楳図漫画独特の不吉な(もしくはギャグすれすれの)表現が少なくても今回上映された2本では無視されているように感じられて、それがとても残念でした。あと予算の都合か作りもなんだか安っぽくて、これ映画じゃなくてTVドラマで良かったんじゃない?と。最初は全作品制覇するつもりだったけど、残り4本は観るかどうか微妙だなー。
というわけで、現在最も楳図イズムを継承し体現しているのは、「絶食」にも出演していたしょこたんによるしょこたんクエストということで異論はないでしょう。この人ブログの更新頻度も狂ってます。リスペクト。