すべてのブルーにこんがらがったベッドルームからの卒業
2011年 05月 04日
ついこないだも何故かまどマギの話題にサブカルの大御所(笑)として登場しているのを見かけて「タナソーあいかわらずだなー」と思ってた矢先だったのでびっくりした。このお知らせの中で批判的に何度も登場する「同業他誌」って完全にロックし続けるあれだよね?最近ではスヌーザーはもとより音楽雑誌自体を手に取ることもすっかりなくなってしまったけれど、世界で一番好きなバンド、フレイミング・リップスに興味を持ったのはその「同業他誌」に載ってたタナソーのディスクレビューがきっかけだし、スヌーザーだってその前身の「極ロック通信」というレコード会社のフリーペーパーだった頃からの読者だし、クラスヌも終電で新宿行ってリキッドルームの長い階段に並んでたひとりなので、そりゃ感慨のひとつもありますよ。
かたくなに「フランツ・ファーディナンド」と表記し続ける暑苦しさとか、雑誌の厚み以上に思い込み過剰な音楽記事だけじゃなくて、編集部内のライターに対する悪口だったり愚痴だったり馴れ合いみたいなのが毎号繰り広げられるのも面白かった。クラスヌの会場ブッキングを担当してた人が実はブッキングをまったくしてないのに雑誌に日程を告知してそのままバックレちゃったときは笑ったなあ。そんなことあるのかよ。血文字で書いたんじゃないかっていうくらいタナソーの怒りが誌面から伝わってきた。飲食店で客の前で店長がアルバイトを怒るのって色んな意味で最低なことだけど、この雑誌の場合それが非常に面白いから困った。俺にとってスヌーザーは音楽雑誌というより週プロみたいなもんだったのかもしれない。ぴあも休刊することだし、タナソーが各界の産業サブカルと戦う超偏ったエンタメ総合誌を出してくれたらそれはちょっと読みたい。
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音楽の感想が全然追いつかないのでいつか書くときの為に最近ぐっときたのを並べておく(長いんでたたみます)。