Because I am a Girl
2013年 08月 15日
Myspaceで人気に火がついたというだけで「第2のリリーアレン」と呼ばれていたデビューから早7年前。当のリリーは結婚&出産で音楽活動休止中、一方ケイトはクリブスの人との破局を経て3年ぶりの3rdアルバムを発表。これがすこぶる良い!たしかデビュー当時は文学少女っぽいイメージだったはずなんだけど、前作からだんだんアバズレ感が増していって、ついにアキちゃんが東京行ってしまった後のユイちゃんみたいになってしまった。前作出たときの自分の文章にならって言うなら「ワンピース着て金曜の夜に飛び出した少女が、クラブを途中で抜けて24時間営業のマックでひとり始発を待っている」っていうか。やさぐれてるけど、切ない。俺は男だけど、すごくわかる。「OMYGOD!」のPVなんて涙なしでは見られない。
ところでアバズレ(以下「ABZ」)といえば、ABZの食べ物がナポリタンだとすると、ABZの聴く音楽ってどんなんだろう。おそらく「あまちゃん」の中ではABZ=「ヤンキーまたは不良少女」ぐらいの意味で使ってたような気がするけど、本来の?ビッチ的な定義で解釈するなら、露出度高い派手なギャル、たとえば湘南乃風やエグザイルでタオル回してそうな女性が好む音楽、ということになるかもしれませんが、いやちょっと待ってください。あの人たちは意外と一途なんじゃないかと思うんです。パスタが美味しいってだけで一生の愛を誓うくらいですから。性的に真におそろしいのは、たとえば夏フェスでアイドルのステージを遠巻きに冷ややかな目で「ふーん・・・」とかいって逆アイドル地蔵決め込むサブカル気取りの方なんです間違いない。異論は認める。