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スクールデスコ

外はサクッ、中は腐ってる日記

九州地獄ツアー

GWのど真ん中に二泊三日で九州旅行へ行ってきました。メインの目的は「おばあちゃんに会いに行く」だったのですが、裏テーマの「全国昔ながらの映画館巡り」と「吉田類の聖地巡礼」もしっかり実行してきましたよ。

初日は羽田から飛行機と電車と車を乗り継いで佐賀県へ。おばあちゃんと会うのは3年ぶりくらいでしたが変わらず元気そうでよかったです。初めて会う奥さんを紹介したらニコニコしながら「かわいいねえ」と言ってくれたのでばあちゃんかわいい。

次に向かうは親父が生まれ育った呼子という港町。『悪人』で妻夫木聡が深津絵里にサプライズ告白したことでおなじみの名物イカ刺しをいただきます。
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見よこのスケっぷりを!ギルガメ時代の憂木瞳の衣装でさえここまでスケてなかった。何も知らずに映画観てると、初デート→イカが来る→「実は俺、人殺したんだ…」の超展開に思わず笑ってしまうんだけど、この何も隠そうとしないスケスケイカを前にしたら無理もない。

それから福岡に戻りホテルにチェックイン。夜の中州に繰り出します。
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以前の福岡映画館巡りの時にもシビれた大洋映画劇場。夜バージョンもかっこいい。
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ちょうど博多どんたく祭りと重なって屋台はどこも満員でした。
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もともと映画館だった場所も今は事務所機能だけを残してキャバクラ死亡の塔みたいになってました。
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ロック!ハリウッド!吉田栄作!ノーマネーでフィニッシュです!
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そして辿り着いた聖地その1。安心して飲める店、酒一番。居酒屋でこれ以上のキラーフレーズを私は知らない。焼酎メニューが意外と少なくしかも基本的にボトル注文だけというのが残念でしたが、L字カウンターに座敷という異常な落ち着き感とフレンドリーな接客がジャスト(かつてのタナソー的表現)。酒も料理もリーズナブルなんだけど、なぜかホッピーセットが650円と高かったんだよな。きっと焼酎デカンタで来るんだと思う。

この日は早起きと移動で疲れたので、さっくり飲んで博多ラーメンで〆。んー本場にしてはイマイチだなーと思って調べたら普通に全国展開してるチェーン店だったよ(替玉無料の黄色い看板の店ではないです)。

次の日は博多駅から青い電車に乗って駅弁ビールしながら別府へ。この温泉街にお目当ての映画館があるんですよ。
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駅前のシュールな像がお出迎え。赤羽で奇声を発するおっさんが呪いで石になったわけではなく別府温泉を作った偉い人みたいです。
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ますお目当ていっこめ。別府ブルーバード劇場です。まだ開館前だったのですが、見れるところをウロウロと。初めて来たのに「よく親父に連れられて来たなあ」とか思い出詐称してしまいそうな古い映画館に共通するこの感じ。伝わりますかね。
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続いて元ストリップ劇場の永久別府劇場。今は改装して色々なイベントをやってるようです。昨年マエケンがここでライブしてました。
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地方のアーケード商店街ってだいたいこんな感じー。
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出ました。これぞ温泉街の成人映画館。あまりに「これぞ」すぎてコント用の舞台にしか見えない。
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よりディープな路地へ。
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そしてここらで立ち寄り湯へ。入場料100円!脱衣所が道路から丸見え!洗い場なし!タオルはここで買うと320円だけど向かいのタバコ屋で130円で売ってる!と全てがレトロと呼ぶには生易しいハーコー温泉。

さっぱりしたところで次の観光スポットへ。
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別府タワー。やっぱりスカイツリーみたいにシュッとスカしたやつよりこういうゴツゴツ無骨な塔の方が俺は好きですね。
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ゆっくり見ても5分もあれば一周回れる展望台。お約束の名前を刻印できるメダル自販機もありました。
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地獄行きのバスに乗るために一旦駅に戻る途中のレコ屋で指原と乃木坂46メンバーのサインを発見。そうかさっしー大分出身か。
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バスに揺られること20分で地獄に到着。この場所を簡単に説明すると、ものすごい熱湯がブクブクモグモグ噴き出してる様子とアトラクション的なもの(ワニとかピラニアとか足湯とか)がセットになった⚪︎⚪︎地獄が8つ点在していて、それを巡ると妙に目がキラキラした鬼たちがむかえてくれるというものです。写真ではいまいち非日常っぷりが伝わらないと思いますが、相当おかしなことになってますのでみなさんにも全力でオススメしたい。見た目は全然違うけど歌舞伎町のロボットレストランを思い浮かべてもらえば割と近いと思う。

地獄帰りにまた立ち寄り湯へ。バスで駅まで戻り、大正13年創業のその名も別府駅前高等温泉へ。
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入口に「満室」という札が掛かってたので、諦め掛けたのですが聞いてみると「空いてるよ!」とのこと。どうやらここ宿泊もできるみたいで(一泊1600円!)、満室というのはそっちの話でした。ここも入浴料200円と激安です。

「あつ湯」と「ぬる湯」があって入場時に選ばなければいけないというので熱い湯が苦手な俺は迷わず「ぬる湯」を選びますが、番頭のおかみさんが「あつ湯にしなさい!そんなに熱くないし広いから!」とオススメするので「あつ湯」に入ったところ、あれ?たしかにそんなに熱くない…てか熱ッ!…くないな…うーん適温!と俺の中の上島さんが出番を失ってしまうほどいい湯でした。

風呂から上がり再び青い電車に揺られて2時間で博多着。聖地巡礼その2の店を目指します。
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焼酎一杯100円!自主申告!テンション上がりすぎて店内の写真撮り忘れたのですが、東京ではあまり見たことない焼酎の一升瓶がズラーっと並んでいて、そこから好きな焼酎を持ってきて勝手にグラスに注いで飲んでいいというシステム。家か!ここ家か!お店の人に水で割るかお湯で割るか聞かれたので「ロックでも大丈夫ですか?」とおそるおそる聞いてみると「もちろん!」と氷バケツを持ってきてくれました。素晴らしい。せっかくだからと2000円くらいする魚の煮付け(名前忘れた)を頼んで、なんか奥から「これは一杯だけね」と出してくれたプレミアっぽい焼酎も飲ませてくれて、帰りに酒場放浪記のこの店が出た回のDVDお土産で持たせてくれて、会計したら2人で5000円切るって何なの?儲ける気ないの?金持ちの道楽なの?最後申し訳なくて飲んだ杯数を多めに申告しようかと思いましたよ。

あ、わざわさ書いてませんが、特に店に入ってない時でも移動中や風呂上がりに常にアルコールを摂取していたので、店を出る頃にはかなりヘロヘロでしたが昨夜のリベンジを果たすべくラーメン屋を探します。
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ここに決めた。メニューはラーメン、替玉、替肉…のみかよ!うるせーうちはこれしかやってないんだ文句があるなら帰ってくれ!美味しんぼなら地雷物件か大当たりのどちらかですが、この店は後者でした。てかラーメン界ではきっと有名な店なんですよね。じつはラーメン屋のこと全然詳しくないもので…作務衣着た店主がねじり鉢巻で腕組みしてたり、壁に筆でポエムが書かれてるような店が苦手なもので…。

うっかり替玉いってしまい満腹でホテルに戻って寝て最終日。ほんとは猫がいっぱいいる島に渡りたかったのですが、寝過ぎてしまいフェリーの時間が合わず仕方なくアウトレットへ。ただのアウトレットなので特筆すべきことはないのですが、次の出社日からクールビズなの忘れてビームスでネクタイ買いました。

そんなこんなで帰りの飛行機の時間が近づいてきたわけですが、いい酒を諦め切れない我々夫婦は、福岡空港内に呼子のイカ料理屋がやってる立ち飲みスペースがあるとのインターネット情報をつかみ、ウコンをかっこみながら福岡空港へ急ぎます。

しかし空港に着いて探してみても、それらしき店がまったく見つかりません。再びグーグル先生に尋ねてみたところ「あー3年前に閉店したよ」と無情の答え。

それでも諦めきれない我々は新たな有力情報をつかみ、手荷物検査をパスし、出発ゲートの中へ。この何の変哲もない普通のフードコーナーに…。
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なんと!
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森伊蔵ですよ!買おうとしても競争率高い抽選販売で、店で飲もうとすると一杯1500から2000円はくだらない幻の焼酎が、なんとここでは一杯720円!しかもプラのカップに入れて供給されるという雑さ。ただのフードコーナーなので焼酎に合う気の利いたつまみも無く焼きそばやラーメンしか置いてないというのもこれはこれで贅沢なのかもしれん。飛行機乗る人しか入れない場所にあるのは、きっと森伊蔵目当てに集まって来ちゃうからなんだろうな。とにかく最後に良い酒で締められてよかったです。
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あと最後に告知ですが、今月24日土曜日にエッジエンドで急遽終わらナイトやることになりました。一次会でとはいいませんので、飲み足りないからもう一軒行く?あたりのテンションでふらっと来てもらえるとちょうどいいと思います。どうぞよろしくお願いします。24日のイベントは諸事情により中止となりました!すみません!次回はおそらく恒例の24時間テレビの日かと思いますので、よろしくお願いします!
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by schooldeathco | 2014-05-10 05:39

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