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スクールデスコ

外はサクッ、中は腐ってる日記

TOKYO TRIBEが実写映画化されるならスペアミントだって再評価されるべき

News from Nowhere / Spearmint (2014)

TOKYO TRIBEが実写映画化されるならスペアミントだって再評価されるべき_d0010121_9243284.jpg

またもや90年代ノットデット案件。こちらは8年ぶりのニューアルバム。その間の話題と言えば、『500日のサマー』でトムが「スペアミントの聴けない世界なんて考えられない」みたいな持論を展開してサマーに冷たくあしらわれたことくらいでしょうか。それでもブリットポップが世界を焼き尽くした後に出て来た「泥の98年デビュー組」の中で生き残っているだけあって、今作でも好きものにはたまらないギターポップを聴かせてくれます。カジヒデキが半ズボンだとしたら七分丈のイメージ。

でも全体的にはやっぱり地味ですね。彼らの代表曲にして出世曲「a trip into space」略してトリスペとはいわないけれど、このアルバムといえばコレ!というキラー曲が一曲でもあればなあ。というかアルバム一曲目からポエトリーリーディング気味な地味曲なのがヤバい。なぜこれを一曲目にした。居酒屋でお通しに塩出して「とりあえずチビチビ舐めててください」とか言ったらイチゲンさん帰っちゃうよ。

前作の『Paris in a bottle』はフランスかぶれのノーザンソウルが同じアフターブリットポップ組のムーヴァーを彷彿とさせて最高でしたが、そういう腰に来る感じが今作では薄れてしまってるのも寂しい。というか前作のライナーを読み返していてアルバムの中で一番好きな曲がボーカルのシャーリーではなく外部プロデューサーの歌声だったことを今さら知って衝撃を受けています。たしかに全然違う。すごい裏声使ってるのかと思ってた。なんだ俺の耳は粘土でできてんのか。というかあんな良い曲を他人にホイホイ渡すなんて何考えてるんだ。ライブどうするんだよ。だからいつまで経ってもサマーに冷たく返されるんだよ!ドンルクを意地でもリアムに渡さなかったノエルを見習いなさいよ!と俺がマネージャーなら小一時間説教したい。

あとその前作について書いた8年前のブログ読み返してみたんだけど、朝霧にmojave3が来て最高ライブやったのこの年だったのか。朝霧の後クアトロ単独も決まってたのにおそらくチケットが売れなくて中止になったんだよな。その中心メンバーがスロウダイヴ再結成して今年のフジで来日ってなんだか感慨深いものがある。そもそも2014年になってもレンタルズやスペアミントやスロウダイヴについて書いてるなんて思わなかったけど。

話がそれまくったついでに告知ですが、今夜エッジエンドで「24時間テレビをみんなで見る会」やります。今のところ番組の方は1秒も見てませんがあたかも24時間見続けたかのようにリーダーのゴールで感極まる予定ですのでよろしくお願いします。
by schooldeathco | 2014-08-31 09:18

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