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スクールデスコ

外はサクッ、中は腐ってる日記

6月から9月に観た映画

★★★★ 忘れられない
★★★ 面白い!
★★ ですよねー
★ これはひどい

凪待ち ★★★★
見てる間ずっと「これは俺の映画だ」って震えることがある。俺は慎吾ちゃん演じる主人公みたいにギャンブルまったくやらないけど、いつ何かの拍子に「向こう側」に行くとも限らない。今はただラッキーなだけだ。そういう想像力だけは忘れないようにしたいと常々思ってる。

ハッピー・デス・デイ ★★★★
もしも一日がループすることが分かったら、よーしパパめちゃくちゃやっちゃうぞーとワクワクしながら、実際はチキンなので「ループしない回」を恐れて普段通りモラルや社会のルールを守って穏やかに過ごすんだと思う。だから死ぬたびに強くなる!元気になる!主人公がめちゃくちゃ眩しかった。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ★★★★
なんという多幸感。よく行く健康ランドにテレビが流れててぬるま湯で一生浸かって過ごせるような湯船があるんですけど、そこでずっとこの映画を流しててほしい。そしてラストは全員全裸で立ち上がってハイタッチしたい。

アス ★★★★
もうやだこの監督。「ゲットアウト」もそうだったけど、「お化けこわい」とか「人殺しこわい」とかとは全然違うレベルのTHE恐怖を突きつけてくる。もはやホラーなのかすらもよくわからない(実際笑える場面も多かった)。普段ほとんど夢は見ないけど、たまにみる悪夢ってこんな感じだよなあ…と、尿漏れパンツ以上に嫌な感じで染みてくる。

宮本から君へ ★★★★
にわかラグビーファンが湧く今の日本にノーサイドもクソもない、卑劣なラガーマンとただただ暑苦しいだけの映画がやって来た!池松壮亮と蒼井優が、眉村ちあき的な意味のゲロを吐きまくる(し、本当のゲロも吐く)。とりあえず言えることは、このカップルの隣の部屋には絶対に住みたくねー。

アイネクライネナハトムジーク ★★★
大切な人への優しさが足りなくなったと感じたときにまた見返したい。でもきっと劇中の藤間さんみたいに「そのとき」は気づけないのだろう。あーそんなことも悩まなくていいくらい優しくなりたいッスねえ。

工作 黒金星と呼ばれた男 ★★★
すごいスピードでどんどん進む。まるで途切れない緊張感。突如挿入されるショッキング描写。かと思いきや、クラブで真面目なおじさんが妙にコミカルなダンスを披露するシーンとかあって楽しい。平壌の車窓から見える風景もたまらん。体制を維持するためには敵が必要、ってまさに今見るべき映画だよなあ。

よこがお ★★★
身内の犯罪で心無い噂から社会的に追い詰められていくという展開に胃がぎゅーとなる。ところで動物園でデートする映画ってなんだか不穏な気がするのなんでだろう。それは昔動物園で今の奥さんと手繋いでデートしてるところを仕事関係の人に見られたことがあるからだよ!サイってあんなにヌメヌメと草を食べるんですね。エロい。

天気の子 ★★★
見終わったあと奥さんと平泉成の圧倒的なHey泉Say感について語り合ってしまった。生まれた時から東京に住んでて、あの映像に合わせて「愛にできることはまだあるかい」って問われたら、さすがに「まだあるかな…」って考えざるを得ない。意外にハードボイルドで、「君の名は」より全然好きです。

プライベート・ウォー ★★★
戦場ジャーナリストと聞くと、ゆっくり喋るおもしろカメラマンが頭に浮かんでしまう俺に「私が見るからお前はいい」と言われてただでさえ決まり悪いのに、周りを見れば「対岸の火事」というだけでなく、わざわざジャーナリスト自己責任論を持ち出して叩く人たちもいるから大変ですよ。

アド・アストラ ★★★
ブラピが父を訪ねて何万光年。意識高い系SFかと思いきや、銀河鉄道999のような雰囲気も。プラピが湖みたいなところから発射途中のロケットにハッチを開けて乗り込んだりとか、やってることはミッションインポシボーのトムと同じだよな。中盤以降はプラネタリウムの特別プログラムを見てるようでした。

ゴーストハウス 惨劇の館 ★★★
もうやだこの監督その2。「2時間の上映時間があっという間」という褒め言葉はあるけれど、90分が永遠に感じたし、この悪夢から出られないと思ったよ。だけど死には至らない気分はどうだい?それでもまあギリギリ一線は踏み越えなかったな。「マーターズ」は大股で踏み越えてたけど。

ハウス・ジャック・ビルト ★★★
もうやだこの監督その3。「地獄にいる何億人もの叫び声を合わせたらこんな音になるんですよ」というその発想がラースフォントリア。ふと「メランコリア」のラストシーンを思い出して、帰ったら見ようと思ったら劇中にそのまま出てきて驚いた。

新聞記者 ★★
この作品を作った人たちの心意気には素直にリスペクトだし松坂桃李をますます好きになってしまったんだけど、あまりに一部の観客の欲しいものに寄り添いすぎてて、それはそれで居心地悪いよなあ、と。笑いが一切ないのもつらかった。こういうのやるなら笑いもあってナンボでしょ。

トイストーリー4 ★★
個人的に悪役のラスト以外は完璧な終わりだった前作からどんな続きを描くんだろうと思ったら、たしかにこれしかない。これしかないんだけど、やっぱり蛇足感というかスピンアウト感が強かったなあ。というわけで、ここから3つは「悪くはないけれど、シリーズの落とし前の付け方これでいいの?」枠です。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム ★★
フェイズ3のラストを締めるという大役を担わせたせいで色々ややこしくなってしまったというか、もうアベンジャーズとか関係なくシンプルに単独映画としてスパイダーマンを見たいんだよ!とモヤついてしまったので結論スパイダーバースは至高。

X-MEN: ダーク・フェニックス ★★
なんじゃこのとってつけたようなほのぼの大団円は。こんなんで20年続いたシリーズが終焉しちゃうのか。これがアイドルの解散なら運営大炎上ですよ。

シークレット・スーパースター ★★
フレディマーキュリーじゃないんだから、さすがに音楽活動がトントン拍子すぎるだろ感はあるものの、やっぱり音楽の力が奇跡を起こす系の映画は楽しいしグッとくる。それにしてもアミール・カーン、この男ノリノリである。

ウィーアー リトルゾンビーズ ★★
子供が主人公かと思いきや両親役が永瀬正敏や村上淳だったり、サブカル中年に対する目配せがエグい。なので90年代ミニシアターの懐古に浸って見る分には楽しいんだけど、「語ってるようで何も語ってない」シニカル風なメッセージをわざわざ子供の口を使ってロッキンオン2万字インタビューみたいに言わせるのは正直しんどかった。

台風家族 ★★
「凪待ち」の慎吾ちゃんといい、この映画のツヨポンといい、あれですか新しい地図はクズ男を演じなければいけないという掟でもあるんですか。ミニマルな展開の前半は一本満足でしたが、いやいやいや、後半からの後出しジャンケン連打がすごい。伏線を回収すればいいってものではないけど、この映画の場合、伏線張ってすらいないのに「どうですお客さん、これが真相です!」って言われてもなー。

HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ ★
劇中にドライブインシアターの場面が出てくると無条件に評価が上がってしまうのですが、そこで流れるのが「ターミネーター2」だったので、あー今度やるターミネーターの新作エドワードファーロング出るんだよなー腹減ったから松屋でカレー食べようかなーって違うことばかり考えてしまった。悪い意味で「思ってたのと違う」だし致命的に合わなかった。

見えない目撃者 ★
警察があまりに無能すぎると思ったらオリジナルは韓国映画だったのか。あっちも警察描写は大概だからなー。とにかく言いたいのは、誰かが倒れてるからって駆け寄る前に、まず後ろ見よ?とか犯人いるかもしれないのにそんな大声出さないで?とか、ひとりでできないならせめて応援来るまで待とう?ってことですかね。見てる間のイライラがひどかった。あと、決して走っては追いかけてこないのに、いつのまにか先回りしてる殺人鬼も見飽きたなー。

いちごの唄 ★
これはあかん。「モダンライフイズラビッシュ」と同じジャンルのやつや。とにかく主人公がサイコパスい。冒頭から電子レンジで加熱する時の目がすでにヤバい。ジャンル知らずに見たらレンジの中入ってるの人肉か何かだと勘違いしてるはず。でも石橋静河さんの「飲んだ帰りに駅まで一緒に帰りたい女優ナンバー1」っぷりはさすがでしたね。

by schooldeathco | 2019-10-05 00:03

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