なにやらギターポップ界隈を騒然とさせている
例の日本語カバーの件ですが、俺は結構いいと思いますよ。こういう悪ふざけ(としか言いようが無い)は嫌いじゃないです。ただ、惜しいのは人選が微妙すぎるところ。せっかくなら
このくらい突き抜ければいいのに。あと、カジヒデキがプロデュースとか、中途半端に「あわよくば」を狙ってるのが鼻につきますね。こんな俺ですけどもしかしたら誰か気に入ってくれんじゃねえかっていう、分かる人は分かるよね?っていう、芸人で言えば品川庄司に感じる自意識過剰ないやらしさ。あ、そうか。だからみんな怒ってるのかー。でも、万が一その「あわよくば」が運良く当たっちゃって、年末の紅白に出場とか、本家のビヨーンさん達がミュージックステーションでタモさんとトークとか、二番煎じを狙ってレジェンズやアシッドハウスキングスの曲も日本語カバーとか、もしもそういう状況になったら、それはそれで愉快じゃないですか。あと関係ないけど
これ。久々に政見放送で吹いた。演説内容もさることながら、カメラの寄りと引きのタイミングが面白すぎる。
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Wake:Sleep / A Lily (2006)
たしかコステロだったと思うんだけど、10年近く前に音楽雑誌でインタビューを読んでたら「テクノを聴くぐらいだったら、工事現場や交差点で車が行き交う音を聴いてたほうがまだマシ」っていう発言が載っていて、今となっては笑えるんだけど、当時はなんとなく「そうだよね、メロディがない音楽なんて音楽じゃないよね」って共感していた気がする。終電後の部屋と完全に同化した最後の曲を聴きながら、そんなことを思い出した。夜がやさしいと明けるのがこわくなる。だから溺れてしまう。都市生活者の為の電気子守唄。