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スクールデスコ

外はサクッ、中は腐ってる日記

オーネスト

渋谷NESTに行ってきました。

■4 bonjour's parties

このバンドは初めて知りましたが、ポップでよかったです。大人数でメンバーそれぞれが曲ごとに楽器を持ち替えるというベルセバっぽい編成に加えて、男女ボーカルとかホーン隊が入っているとかMCが勢い重視で空回り気味とかメンバーの女の子がちっちゃくて可愛いとか、無条件で好きになる要素が揃っている。実際好きになりました。ビールを飲みながら体を揺らした。きもちよかった(この時点でモルツ3本)。

■aus

やたらハイペースでアルバムをリリースしていて、しかもそれがどれも傑作!という奇跡を通り越して逆に嫌味のようなエレクトロニカユニット。メンバーの顔を見たことがなかったので、どんな天才肌の人が出てくるのだろう…と固唾を飲んで見守っていたら、ZARDの追悼式に並んでそうな(←これ言ったの俺じゃないですよ)普通の大学生っぽい2人が出てきたのには驚いた。楽器は一切使わず、ステージ上にはマックが2台のみ。いまはパソコンがあれば何でもできるのね…と感慨に耽ってたら気持ちよすぎて仮死状態。そのまま宇宙まで飛ばされるかと!説得力ないけど超よかったです。

■Boy in Static

話は遡りますが、ライブ行く前にHMVの前でポーティスヘッドのTシャツを着たごっつい外人とすれ違って、「変わった外人がいるなあ」と思ってたら、同じ人がステージに颯爽と現れて吹いた。サポートメンバーだったみたいです。ちなみにもう1人のサポートメンバーはメルトバナナのTシャツを着てました。ザッツ・アメリカン・ナード!それはさておき、今回いちばんのお目当てだったバンド(ていうか1人ユニット)なのですが、良い意味でも悪い意味でもイメージを裏切られました。レコードとは全然別のバンドみたい。スーパーカーのナカコーを思わせるような囁き系のボーカルは、シャウト寸前の「歌い上げる」系に変わり、ドラミングも高速かつアグレッシブで、シューゲイザーというよりインダストリアルのよう。アルバムの完成された世界観と比べちゃうと、どうしても何かが足りない感が否めなかった。でもメンバーがすごくいい人そうでよかった。

■Lymbyc Systym

そんな消化不良を吹き飛ばす超絶ライブ。17回死んだ。すげえわ。エモだわこれ、エモ。一般的にいわゆる「エモ」と呼ばれる音楽がなんだか予定調和で、お子様向けのポップパンクと同義語のようになっている中で、こういうのを新たにエモって呼ぶことを提唱したい。NEO EMO、略して「ネモ」とか。ださっ、なにそれ。いや、ただの「ロック」でもいいけどさ。65Days Of StaticとかBattlesとかこのバンドとか、歌わないインストバンドの方がよっぽどスリリングでエモーショナルだと思う。あーよかった。いいものを観ました。最後に他のバンドメンバーもみんな出てきてセッションして大団円。しかし何故かausの2人だけいなかった気が…。

というわけで4時間超の長丁場でしたが、ときどき座ったり寝たりしたおかげか全然疲れなかった。ていうか、疲れたとか言う暇なく飲んだくれて楽しかった。それにしてもNESTは最高ですね。居心地もいいし、世界でいちばん素敵なブッキングをしてるライブハウスじゃないかしら。明日も仕事捨てて行きたいわー。シモーネちゃんに会いたいわー。
by schooldeathco | 2007-07-02 01:45 | 音楽

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